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週刊!横尾和博
月刊!横尾和博

今週の気になる? Vol.11

                『 いまプロ野球がオモシロイ!』


編集部: さて今週の気になるですが?

横尾 : 今週は、庶民のスポーツでもあるプロ野球の話題でいこうと思います。
      いま両リーグとも首位争いがオモシロイですよね。

編集部: スポーツネタですね(笑い)。
      確かに9月に入ってもセリーグ、パリーグ優勝争いが激しく続いています。
      めずらしい年ですね。


横尾 : パリーグは西武、ソフトバンク、ロッテ。
      セリーグは阪神、中日、巨人ですね。
      両方のリーグが僅かなゲーム差での首位争い。
      9月に入って、もう残りゲームも少ないなかでそれぞれ争っているのは
      めずらしいケースですね。
      だいたい優勝が見えて、消化試合になってしまうんですけどね。

編集部: こうなると観客動員数も増えるんでしょうね。

横尾 : 今年のホームゲーム観客動員数(9月5日時点)、ベスト5は、
      1位阪神
      2位巨人
      3位中日
      4位ソフトバンク
      5位日本ハム
      阪神と巨人は1試合平均、約4万1千人です。
      競っていると球場へ足を運びたくなりますね。

編集部: 横尾さんは、どこのファンですか?

横尾 : ボクはスワローズ。ヤクルトですね。神宮のナイターは最高~。

編集部: プロ野球も交流戦やクライマックスシリーズなど改革が進んで、
      オモシロくなりましたね。


横尾 : 2004年のリーグ再編問題(1リーグ構想や近鉄、オリックス合併や、
      資本の新規参入を認めないなど)や初めての選手のストライキ以降、
      改革のよい方向に向かいましたよね。
      今では、独立リーグや女子プロ野球などもあります。

編集部: 横尾さんは、あのときの再編問題で先頭になって「再編反対、選手会支持」の
      旗をふったとお聞きましたが?


横尾 : 鳥越俊太郎さんはじめ野球好きの文化人の皆さん、玉木正之さんはじめスポーツ
      ジャーナリストの皆さん、超党派の政治家、ファンの皆さんとともに、
      日比谷公会堂や日比谷音楽堂で集会を開いたり、記者会見やパレードしたりしました。
      「野球の未来を創る会」という会でね。楽しかったですよ。正義の戦いですから。
      古田選手会会長のサインボール配ったり、自分の好きな球団の旗もってパレードしたり。
      もちろんボクはスワローズでしたけど(笑い)。

編集部: 今年のプロ野球の盛り上がりは、2004年のリーグ再編問題に端を発した、
       プロ野球改革が功を奏したものであり、それには、横尾さんをはじめとする
       多くのファンの市民運動が大きな力となった。それは野球自体が
       庶民のスポーツとして、国民に広く普及しているからである。
       一方、政治は政治家たちだけの権力争いの場と化し、国民の政治に関する関心も
       薄いため改革も進まない。なんとかしてくれ!

  # by weekly-yokoo | 2010-09-08 11:55 | 今週の気になる?

編集後記 Vol.11

今月の7日、都心での猛暑日の記録が13日となり、95年の過去最多に並んだようですね。
15年前といえば、一昔以上前の事になりますが、95年は激動の年でした。
阪神・淡路大震災に地下鉄サリン事件があったことで、記憶に残る年だったのですが、円高の最高記録もこの年で、79円台にまで行きました。
直接的ではないにしろ、気象と経済の関連の不思議を感じずにはいられませんね。
もうひとつ、忘れてはならないのはウインドウズ95の登場です。
これを機に、世の中が大きくインターネット情報社会に変わって言ったといってもいいでしょう。
こうして、ブログというメディアで意見を手軽に世の中に発表できるようになったのも、この技術変革が起こったおかげですから。
人為的な事にしろ、自然現象にしろ、前向きな事にしろ、後ろ向きな事にしろ、
猛暑の年には何かが起きる?!そんな学研「ムー」的な発想がムクムクとわいてきますね。

  # by weekly-yokoo | 2010-09-08 10:58 | 編集後記

第10回  【 民主党代表選 】

               第10回  【 民主党代表選 】
       ~ 菅vs.小沢、永田町の枠内では日本はよくならない! ~


編集部: いよいよ今日(1日)、民主党の代表選挙が告示されました。
      菅首相と小沢前幹事長の対決となりますが、見通しはどうでしょう。


横尾 : 本来、ひとつの政党の代表選挙で一般庶民には関係のない事なんですが、
      ここで選ばれた代表が内閣総理大臣になるわけですからメディアの関心も
      高まるんですね。
      今回は菅首相と小沢前幹事長との一騎打ち、いま現在(9月1日)の状況分析では、
      ずばり小沢さんの勝利でしょう!

編集部: どうしてですか?

横尾 : 民主党内国会議員の各グループのうち小沢、鳩山グループで約5割以上の支持を
      固めたといわれています。
      また地方の党員やサポーターによる投票でも小沢さん有利といわれています。

編集部: なぜ、小沢さんは民主党の内部で人気があるのでしょうか?

横尾 : 永田町の論理です!
      次の国政選挙で、菅さんでは勝てない、と見ているからです。
      選挙に強い小沢さん、とのイメージがあるんです。

編集部: このまま14日の投票日まで小沢さん優位で行くのでしょうか。

横尾 : メディアと世論調査次第です。
      世論が「政治とカネ」で小沢批判が圧倒的になると、
      議員も地元から突き上げられ小沢支持、
      というわけにはいかなくなり菅さんが逆転勝利となるでしょう。


編集部: ということは、我々世論も間接的に選挙に関わることができるんですね。

横尾 : そのとおりです。
      8月30日の毎日新聞の支持率では、菅さんが78%、小沢さん17%と圧倒的に
      菅さん有利です。この流れや空気を読まないで、小沢支持派は突っ走れるのかどうか。
      それが分かれ目でしょう。

編集部: 番狂わせはあるでしょうか?

横尾 : あります。
      ウルトラCは、小沢さんが代表選挙で勝って民主党の代表になり、党をまとめ、
      菅さんはそのまま総理の座にいて、民主党の代表と総理を分離する手があります。

編集部: そんな手があるのですか?

横尾 : 小沢さんが勝ち、菅さんと握手すれば、すなわち挙党体制で、
      手打ちがあれば、その奇策が通用します。
      国民や世界から政治とカネの首相というレッテルを貼られなくて済みますから。

編集部: なるほど。そういった手もあるんですね。
      個人的には、国民が直接総理大臣を選ぶ選挙が出来れば良いと考えるのですが。

横尾 : アメリカやフランスのような大統領選挙制度ですね。
      これは直接民主主義のやり方で、
      日本では議会制民主主義(国会議員の選挙で首相を選ぶ)
      という名の、間接民主主義の方法です。
      しかし、どちらも一長一短です。
      直接選ぶと、タレントのような個人的な人気で支持を集めたる候補者や、
      ヒットラーのように演説がうまくて、催眠商法のごとく有権者を騙す候補者などが
      当選する可能性がありますから。

編集部: 要するに政党がしっかりとしていればよいのですね。

横尾 : そうです。永田町でのコップの中の嵐では困ります。
      国民の目線に立ってもらわないと。政権交代した意味がないですね。
      「国民の生活が第一」。この去年の政権交代時の魅力あるスローガンを、
      どちらが勝つにしても実行してほしいです。
      国民と無縁のところで権力闘争をやっていると、
      選挙で必ず国民のシッペ返しを受けます。
      今の日本の最重要点課題は、格差問題です。
      所得格差、教育・学歴格差、地方格差など、
      格差を縮める政策を打ち出してほしいですね。

編集部: 我々国民の代表を決める訳ですから、もっと国民の声を大事にしてもらいたいですね。
      今週もありがとうございました。

  # by weekly-yokoo | 2010-09-01 10:58 | バックナンバー

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