週刊!横尾和博
週刊!横尾和博

カテゴリ:バックナンバー( 392 )

 

第399回  【 グラグラ安倍政権、逃げ切れるか?】

   第399回 【グラグラ安倍政権、逃げ切れるか?】

編集部: 今週の話題は?

横尾 : 米英仏によるシリア攻撃と、安倍・トランプ会談で、
     話題は国際・外交問題に話が移りそうな予感です。
     この問題は重要なので後日、お話しするとして、今回は国内の話題です。

編集部: はい。お願いします。

横尾 : 先週に続いて、屋台骨グラグラの安倍政権、加計学園問題の続報で
     また大騒ぎになっています。
     14日には国会で3万人が集まり、安倍退陣を求めて集会が行われました。
     安倍政権は何とか外交問題で目をそらし、GW(ゴールデンウィーク)に入り、
     世論の追及をかわしたいところですが。

編集部: 加計学園問題のおさらいをお願いします。

横尾 : 加計学園問題とは、安倍首相のお友達の加計さんが、愛媛県今治市に
     大学の獣医学部を新設したいということで、
     国や県や市に大学設置の認可を申請しました。
     これまで獣医学部の新設を認めてこなかった政府でしたが、
     規制緩和、国家戦略特区という特別のはからいで、申請を認可し、
     今年の4月から開校しています。

編集部: 認可問題で安倍さんの指示があったかどうか、ということですね?
     関わっていないということを言っていますね?

横尾 : はい、自分が直接口頭やメールや電話で、森友を頼む、加計学園新設を頼む、
     とは言っていないかもしれません。
     周囲の幹部が「首相の意向」「首相に近い人」などと匂わせているから、
     下が忖度や空気を読むわけです。
     その政治責任は中小企業の社長じゃないのですから、一国の総理大臣ですから、
     逆に周囲の幹部を戒めなければならない、身を律しなければならないのです。
     「オレは知らないよ」「オレは関係ないよ」では社会は通らないのです。
     それが安倍首相は全くわかっていない、反知性主義もいいところで、
     徳がないんですね、社会性とか道徳性がないのかもしれません。

編集部: それは困ったものです。
     でも先週のこのコーナーでも支持率が意外と高い、
     これはどうしてでしょうか?

横尾 : 単純な原因ではなく、複合的な原因で、次の総理候補がいない。
     森友や加計学園問題の重要性が国民にはわからない。
     この国全体が「オレは知らないよ」「オレは関係ないよ」という風潮に
     陥っている、ということでしょうか。
     いずれにせよ防衛省の日報隠し、厚生労働省の過労死労災隠しも含めて、
     この国の役所の信頼が失われての危機は大きな問題で、
     将来の禍根を残すと思います。


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  by weekly-yokoo | 2018-04-18 09:03 | バックナンバー | Comments(0)

第398回  【 安倍政権ボロボロ、でも高い支持率】

    第398回 【安倍政権ボロボロ、でも高い支持率】

編集部: 今週の話題は?

横尾 : 森友学園問題の財務省の公文書改ざん、
     防衛省の自衛隊イラク派遣時の日報隠ぺい、
     厚生労働省の働き方改革のなかの裁量労働制をめぐる不正確なデータなど、
     霞が関の不祥事がボロボロでてきています。

編集部: 赤信号みんなで渡れば怖くない、のようです。

横尾 : はい、不祥事もこう次から次へと出てくると、メディアも追いつかず、
     庶民もわけがわからなくなり、その内にウヤムヤで責任者も、
     誰かわからないまま、闇に葬られます。

編集部: なんでこんなことが起きるのでしょうか?

横尾 : ひとつは政権が霞が関官僚の人事権を握り、
     もうひとつはタカ派的政権で、役人が怖いというイメージを抱いている
     風潮を表しています。
     これは地方公務員にも言える事ですが。

編集部: つまり人事とタカ派に弱い、と?

横尾 : そうですね。
     仮に日本に欧州のようにリベラルな政権ができても、
     霞が関官僚や一般の公務員は、怖さを感じないでしょう。
     しかしタカ派的な政権には最終的に暴力のイメージがあるから怖いのでしょう。
     テロや恫喝ですね。

編集部: だから強い政権や権力には、役人はムリ筋でも従うのですね?

横尾 : そういうことだと思います。
     その一番の象徴が森友問題をめぐる財務省です。
     首相と首相夫人の影が見え隠れすれば、それは誰だってビビリますよ。

編集部: 霞が関の体質は困ったものですね。

横尾 : たまに権力に歯向かう官僚がいますけどね。
     そういう人は野党の議員や在野の評論家などになりますね。
     外務省だった佐藤優さん、経産省の古賀茂明さん、
     最近では文部科学省の次官だった前川喜平さん達です。

編集部: 安倍政権の支持率は、不支持率のほうが多いようですが?

横尾 : 安倍さんを支持しない人が上回っています。
     でもまだ高い支持率ですね。
     30%台から40%あります。
     故に安倍さん、過去の内閣だったらお終いですが、強気に出てきますね。

編集部: そんな安倍さんの高い支持率、国民がバカなのでしょうか?

横尾 : かわる人がいない、ということが一番でしょう。
     焦点は秋の自民党大会ですが、ポスト安倍の人たちの動き次第です。


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  by weekly-yokoo | 2018-04-11 09:03 | バックナンバー | Comments(0)

第397回  【 放送制度改革ってナニ?】

    第397回 【放送制度改革ってナニ?】

編集部: 桜も満開ですが、今週の話題は?

横尾 : いま政府が検討している「放送制度改革」という言葉が
     メディアに出始めました。
     そのことについて述べてみたいと思います。

編集部: 放送、といえばテレビのことでしょうか?お願いします。

横尾 : はい、放送と通信を一本化し、放送局をNHK以外の在京キー局5局、
     即ち日本テレビ、テレビ朝日、TBS、フジテレビ、テレビ東京以外にも、
     自由に参入できるようにしようとするものです。

編集部: それはテレビ局にとっては最大のピンチですね。

横尾 : はい、政府が想定しているのは外資の新規参入を想定しています。
     そして放送法の一部を変えて、公平性や公共性をなくすというものです。

編集部: するとどうなりますか?

横尾 : 例えばニュース番組だと、恣意的な報道やフェイクニュースが流れる
     可能性が大きくなります。
     つまり右寄りの考え方からリベラルな考え方まで、
     自由に放送できるようになります。

編集部: そういうことですね。

横尾 : 今でさえ放送はNHKはじめ、政府の無言の圧力を忖度(そんたく)して、
     あたりさわりのないことを言っています。
     ジャーナリズムの根本は、権力のチェックと批判です。
     れができる放送局と逆に権力を翼賛できる放送局と複数別れて
     乱立することになると思います。
     その先はどうなると思いますか?

編集部: 権力に厳しいことをいう放送局にはスポンサーがつかない?

横尾 : そのとおりです。
     広告代理店をとおして入るCM料金がテレビ局の生命です。
     権力に批判的な放送局はなくなります。

編集部: それはまずいですね。

横尾 : また視聴率競争がさらに激化し、バラエティもより過激内容に
     なってくると思います。
     そうなるとテレビの信頼性が崩れ、いまのネット状態の玉石混淆になります。
     ハッキリいえば政府はNHK以外いらない、ということで、
     後は外資も含めて、ネットと一本化して、勝手に競争してくれ、という事です。
     そこで図体の大きい今のテレビ局は潰れてもしょうがない、という事でしょう。


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  by weekly-yokoo | 2018-04-04 09:03 | バックナンバー | Comments(0)

第396回  【 これでよいのか? 自民党!】

    第396回 【これでよいのか? 自民党!】

編集部: 桜も満開ですが、今週の話題は?

横尾 : 先日3月25日(日)に自民党の党大会がありました。
     党として「憲法改定案」を決める重要な大会です。

編集部: その様子はどうでしょうか?

横尾 : はい、地方からの不満の声を先取りして、
     冒頭あいさつで安倍総裁(首相)が森友学園で
     財務省文書改ざん問題を陳謝して、
     地方の不満のガス抜きをはかったところです。

編集部: なぜ地方の自民党員は不満が溜まっているのでしょうか?

横尾 : 来年4月、ちょうど来年の今頃は統一地方選挙の真っただ中、
     道府県や市区町村の議員は自分の議席が危なくなるので必死です。
     つまり中央の自民党が国民に指示されないような対応を繰り返していると、
     その批判がもろに自分たちの選挙に跳ね返ってくるからです。

編集部: 安倍内閣支持率とか、首相の姿勢とか、問われてくるのですね。

横尾 : はい、今の安倍さんの頭の中には「憲法改定」しかありません。
     安倍さんの母方の祖父の岸信介氏(元首相)の悲願の憲法改定を
     孫の自分がやり遂げた、という実績を作りたいからです。

編集部: そのために森友文書改ざんも強気に乗りきろうと。

横尾 : そのとおりです。
     憲法改定もその必要性が国民にはよくわからないまま国民投票にかけます。

編集部: 国民は憲法改定など望んでいるのでしょうか? 
     社会保障や働き方改革、賃上げなど経済の動向が気になるのでは?

横尾 : はい、国民は企業業績が上がっていて、大企業の内部留保金が
     史上最大なのに、どうして賃金が上がらず、
     下請け企業には単価が上がらず、
     おかしいと思っている人が大半だと思います。
     イデオロギーのために、憲法問題を700億円もかけて国民投票で
     自浄作用が働かないと、自民党は国民から見離されると思います。

編集部: 災害救援を含めて、自衛隊の役割を国民の多数は支持していますね。

横尾 : ゆえに国民政党としての自民党のよいところは、
     国民の生活実感を大切にするところだったと思います。
     自衛隊、戦争の脅威などイデオロギーに走り、
     おかしいと思っている人が大半だと思います。
     森友でもわかるように自浄作用が働かないと、
     自民党は国民から見離されると思います。


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  by weekly-yokoo | 2018-03-28 09:02 | バックナンバー | Comments(0)

第395回【 文書改ざん200カ所以上、だが責任とらない政治家!】

            第395回
  【文書改ざん200カ所以上、だが責任とらない政治家! 】

編集部: 先週に続いて森友問題の財務省の公文書改ざん問題です。

横尾 : 19日に森友問題で、参院予算委員会で集中審議がありました。
     麻生大臣も安倍首相も、「知らぬ存ぜぬ」で責任を財務省の理財局に押し付け、
     自分は逆に被害者であるかのように振る舞っています。
     まったくおかしな話で、政治家は自分が直接関与していなくても
     結果責任をとるのがあたりまえ、そのために選挙で選ばれて、
     税金から議員報酬をもらっているのですから。

編集部: 財務省の下の役人が可哀相ですね。

横尾 : 自殺した人が一番可哀相です。

編集部: 普通の会社では考えられないです。

横尾 : 会社だったら部下の不始末、会社の不名誉は社長が責任をとりますよ。
     古い話ですが、今でも1998年当時のバブル崩壊、
     金融危機のときに当時の4大証券のひとつ山一証券が潰れ、社長が記者会見で
     号泣し「私らが悪いのであって、社員は悪くありませんから」と訴え、
     社員の再就職が不利にならないように気遣った。
     最高責任者とはそういうものです。

編集部: 麻生さん、安倍さん、自分は当事者じゃない、という態度ですね。

横尾 : これがお粗末な今の政治の実態です。
     「お子様ランチ」じゃないですけど「お子様政治」といわれるゆえんです。
     おとなの政治ではないですね。
     昔いたずらしたガキ(子ども)がおとなに怒られて、
     「ボクじゃないもん」と言っているのと同じです。
     その恥ずかしい姿を本人たちがわかっていないのです。

編集部: 逆に自分はやっていなくても、人(部下や社員)の罪をかぶるのが
     賢く徳のある人だと思います。

横尾 : ホントに政治家は道徳を学びなおしたほうがよいですね。
     仮に首相や官邸が指示を出していなくても、圧倒的な力関係、上下関係で、
     「忖度する財務省が悪いのか」「忖度させるせる首相や官邸が悪いのか」、
     当然忖度させるほうが悪いに決まっているでしょう。
     そのあたりの道徳を指摘しなければいけないのは、情けない。

編集部: 今後の予想はどうなりますか?

横尾 : 安倍首相は強気で乗り切るつもりです。
     世論の内閣支持率が急降下すれば総辞職もありますが。
     思ったほど下がっていません。
     支持率20%台になったら危険水域。
     なんせ世の常識が通らない人たちですからね、どうなるかわかりません。


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  by weekly-yokoo | 2018-03-21 09:03 | バックナンバー | Comments(0)

第394回 【 森友文書問題、安倍首相は辞任を!】

  第394回 【森友文書問題、安倍首相は辞任を! 】

編集部: 財務省の佐川前国税庁長官の問題、
     森友学園をめぐる財務省の文書書き換え事件など、
     先週から大きく事件が動きましたね。

横尾 : はい、財務省のこの事件の現場である近畿財務局の担当者が自殺しました。
     当然その影響は大で、当時の本省の担当局長で、
     その後国税庁長官だった佐川氏が辞任しました。
     税金の申告時期で納税者の怒りも大きかったですからね。
     12日(月)には財務省が、ついに文書の書き換えを認めました。
     14か所の文章に改ざんで、前代未聞です。

編集部: 今後はどうなるでしょう?

横尾 : 野党は佐川氏の国会招致、安倍昭恵夫人の国会への証人喚問、
     安倍首相の責任問題を追及し、
     首相辞任を求める倒閣運動に発展するでしょう。

編集部: 安倍政権は苦しくなりましたね。

横尾 : 大ピンチです。
     安倍さんは森友学園問題に関係がない、と言ってきました。
     自分や妻が関わっていたら辞めると、国会で公言していました。

編集部: 今後のポイントは何でしょうか?

横尾 : 安倍首相自身が国有地の値下げ交渉や、便宜をはかったことはないと
     ボクは思いますが、昭恵夫人は深く関わっていました。

編集部: そうなのですね。

横尾 : それを財務省の役人が忖度したのはあたり前のことです。
     安倍首相、昭恵夫人、政治家の名前が出ていたわけですから。
     9億円の国有地が、ゴミが埋まっていたということでデータも根拠もなく
     大幅値下げして1億円になったのですよ。
     今後、安倍政権は強行突破で逃げ切りをはかります。
     その辺りを野党とメディアがどこまで追及し、
     国民が怒るかどうか、ですね。
     この先が注目です。

編集部: 与党内部からの「安倍おろし」は出ますか?

横尾 : 公明党は世論の風しだい、自民党の次を狙う岸田さんは政権を
     禅譲してもらうために安倍批判はしないでしょう。
     あとは石破さんあたりがどうでるか。
     安倍批判になるかどうかですね。
     あと幹事長で実力を発揮できる立場にいる二階さんの動きですね。
     ひと昔前なら、すぐに内閣総辞職ですけどね。


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  by weekly-yokoo | 2018-03-14 09:03 | バックナンバー | Comments(0)

第393回 【 3・11から7年、日本は変わったか?】

  第393回 【3・11から7年、日本は変わったか? 】

編集部: 東日本大震災から7年が経ちますね。

横尾 : はい、2011年3月11日の午後のことはよく覚えています。
     東京の自宅にいましたが、大きな揺れが何回も続き、地鳴りがしました。
     激しい地鳴りを聞いたのは初めての経験でした。

編集部: 東京では帰宅困難者と電話が繋がらずパニックでした。

横尾 : 停電しなかったので、テレビニュースで東北の大津波の情報には震えました。
     その後福島の原発が危ないことが伝えられるにつれ、
     再び首都圏はパニック状態になりました。
     後日わかったことですが、福島原発の4号機もメルトダウンすれば、
     首都圏全体が避難する事態も想定されたと思います。
     そうなれば一大パニックでした。

編集部: 7年経って、原発の考え方など日本社会は変わったのでしょうか?

横尾 : 残念ながらあれだけの犠牲を払い、いまなお危険区域からの
     避難者は約5万人います。
     線量が高くてほぼ永久的に戻れない人たちもいます。 
     なのに政府、財界、電力会社は各地で原発再稼働を進めており、
     すでに再稼働している原発もあります。
     何も変わっていない、と思います。
     むしろ状況は悪くなっていると思います。

編集部: なぜでしょうか?

横尾 : 目先の企業利益と責任回避のためだからです。
     あまりにも情けない姿です。。
     戦争も同じことで、太平洋戦争で300万人の死者をだしました。
     しかし戦争責任や過去の反省もせずに、いま再び安保法制や憲法改定で、
     戦争の道を歩んでいます。
     明治の近代化以降、官僚などが責任をとらない曖昧政治がこの国を
     支配していて、忘れることが最大の利益や恩恵だという認識があります。
     福島原発事故で、政府や財界、東電の誰が責任をとったでしょうか。
     誰もいません、想定外、不可抗力で済ませてしまっているのです。

編集部: 確かにそうですね。

横尾 : 誰も責任をとらないこの状態が続くと、日本は必ず滅びます。
     これからいろいろな事故や事件が起きると思いますが、誰も責任を取らずに、
     あるいは当事者の下っ端をスケープゴードにして、
     みなで吊るしあげておしまい、ということが繰り返されます。

編集部: すると日本は危ない?

横尾 : 自己防衛で自分の身を守るしかありません。
     そのためにはアンテナを高くして情報を得て、
     自分なりに読み解いていくことが大事です。


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  by weekly-yokoo | 2018-03-07 09:05 | バックナンバー | Comments(0)

第392回 【 国会で問題、「裁量労働制」ってナニ?】

 第392回 【国会で問題、「裁量労働制」ってナニ? 】

編集部: 今週の話題をお願いします。

横尾 : いま国会で論戦が続いている法案に「働き方改革」があります。
     今国会の政権側の目玉法案です。

編集部: 論点はナニでしょうか?

横尾 : 政府は多様な働き方に対応する、と述べていますが、
     野党は「働かせ方改革」といっています。
     つまり企業側の裁量が増え、8時間労働以上は残業代を
     支払わなくてはいけないいまの労働基準法を、
     実質「残業代ゼロ」で長時間労働をさせようというものです。

編集部: それが対決の分かれ目ですね。横尾さんはどう思いますか?

横尾 : ボクは、いまの働き方が多様になっているのは事実だと思います。
     なぜなら第2次産業の場合は工場で時間から時間まで
     働いてタイムカードを押せば8時間労働か、残業の時間管理でできます。
     事務労働でも事務所にいて、事務を執っている限り、同じです。

編集部: 問題は営業とか企画とかの分野ですね。

横尾 : はい、お客さんのところへ出かけた、打ち合わせがあるような、
     外仕事とデスクワークが混在するような業種は、労働時間の管理が大変です。
     具体的にはテレビ局、新聞社、出版社などのメディア、広告代理店、
     ソフトを創る企業など多くの職業が該当しますね。
     一般企業の営業職、企画職もそうです。
     そのことをさして「裁量労働」といいます。
     要するに出退勤時間に関わらず、全体として一日8時間労働にする、
     というものです。

編集部: 野党の主張は?

横尾 : 一日8時間労働で出退勤自由といっても、取引先の相手とのスケジュールで
     毎日が変わっていくので、そう簡単に本人が、
     会社や相手から自由になれるわけでもなく、結果長時間労働になる、
     というのはボクも同じ意見です。
     結局自由な働き方、といっても本人の自由ではなく、会社の自由ですから。
     電通で起きた長時間労働とパワハラで若い女性が自殺して
     社会問題になりました。
     裁量労働制が導入されれば、残業代なしで、
     ますますこのようなことが起きてくると思います。


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  by weekly-yokoo | 2018-02-28 09:03 | バックナンバー | Comments(0)

第391回 【 確定申告の時期、佐川国税庁長官に怒り!】

 第391回 【確定申告の時期、佐川国税庁長官に怒り! 】

編集部: 今週の話題をお願いします。

横尾 : 2月16日から3月15日まで、確定申告の時期です。
     個人事業者を中心に昨年1月から12月の収入や経費を明らかにして、
     自分の所得を確定し、申告して納税するものです。

編集部: 横尾さんも確定申告ですか?

横尾 : はい、ボクみたいなフリーの物書きや、フリーで働いている人、
     給与以外の出来高払い、請負制の人は、すべての業種で申告が必要です。

編集部: その点サラリーマンは給料天引きで楽ですね。

横尾 : でもその分、いくら自分が国に税金を払っているのか、
     わからないデメリットもあります。

編集部: いま税金の大元の国税庁に長官批判が集まっていると聞きました。

横尾 : 今の国税庁長官は、去年7月に長官就任、その前は財務省理財局長として
     森友問題の最高責任者でした。

編集部: 森友問題とは?

横尾 : 森友学園の籠池理事長夫妻に、学園開校にあたって国の土地
     (すなわち国民の財産)を、9億円のところ、1億円に国がオマケした話です。
     安倍首相との繋がりを強調して、昭恵夫人の名もさかんにでてくる疑惑です。
     佐川氏は国会の答弁で、森友に関する資料は破棄た、と繰り返しました。
     ところが新たな資料や、交渉の音声データが残っていました。

編集部: 今の国税庁長官が森本学園問題の財務省側の責任者だったのですね。

横尾 : 税金の申告をする人たちは帳簿や領収書などを7年間保存の義務があります。
     税務調査に協力するためです。
     なのに大元の国税庁長官が資料を破棄した、書類はない、といって
     国権の最高機関である国会で答弁しています。
     誰も信用しませんよ。
     庶民感覚からいって、人(納税者)には厳しく、身内には甘い、
     それは違うんじゃないの?ということです。

編集部: なぜ佐川氏は森友の交渉記録を破棄した、といったのでしょうか?

横尾 : それは安倍さん、ないしは昭恵夫人の関与が明らかになるからだと思いますよ。
     じゃなければ隠す必要はないのですから。
     末端の税務署で働く職員には長官批判、可哀相ですが、
     これが日本国の政治の実態だとよく考えてほしいですね。
     批判はますます高まるでしょうね。


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  by weekly-yokoo | 2018-02-21 09:03 | バックナンバー | Comments(0)

第390回 【 名護市長選、民意とは何か!】

   第390回 【 名護市長選、民意とは何か! 】

編集部: 今週の話題をお願いします。

横尾 : 2月4日に沖縄・名護市で市長選挙が行われました。
     辺野古の新基地建設中の地元です。
     基地建設反対派で翁長沖縄県知事と共に行動をしてきた現職の稲峰氏が、
     自民・公明両党の推す、渡具知(とぐち)氏に負けました。
     3期目の挑戦で現職は強い、相次ぐ米軍ヘリなどの事故で
     沖縄住民の反基地感情など、稲峰氏が負ける要素はなく、
     昨年末ごろまでは大差での勝利、といわれていました。

編集部: では、なぜ負けたのでしょうか?

横尾 : 自民党の戦略勝ちだと思います。
     まずは前回自主投票だった公明党を味方につけて、
     自公の推薦候補としました。
     そして東京から大物国会議員を現地に投入、小泉進次郎議員が
     2回も名護を訪れ、18歳で選挙権のある若者たちに訴えました。
     また辺野古基地問題を渡具知氏に経済、沖縄振興など、
     庶民にとって切実な「明日のお米」の話を中心に選挙戦を展開しました。

編集部: つまり基地や安保などを語らず、若者対策や振興策など庶民にとって
     身近な生活を訴えたことが、自民党にはよかったのでしょうか?

横尾 : そうです。
     野党や基地反対を掲げて選挙を戦った人たちは、
     この現実に目を向けるべきだと思います。

編集部: ということは?

横尾 : つまり庶民は日米安保や不平等な日米地位協定、基地建設など政治的な
     イデオロギーの匂いがする政策より、身近な「明日のお米」に関わる
     仕事・就労、子育て、社会保障、公共事業などに関心があるし、
     難しい政治話より身近な経済話に興味があります。
     庶民にとっての「政治」とはそのようなものだと思います。
     ボクは若いころ立川市に住んでいて、米軍基地があり、
     返還後自衛隊基地になりましたが、基地反対派はいつも少数でした。
     それは庶民が悪いのはなく、インテリにとっての「政治」は理念だけど、
     庶民にとっての「政治」は、「明日のお米をどうする?」なんです。
     難しくいえば理念政治と実利政治の違いです。

編集部: それは権力者が庶民をバカにしている、ということですか?

横尾 : はい、明治以降の近代政治は「愚民政治」「愚民政策」を続けています。
     戦後は民主主義が進み、権力者・為政者は少し大人しくなりましたが、
     いまは反知性主義の波に乗って、庶民をバカにしきっています。
     国会審議の大臣答弁、官僚答弁を見ればよくわかります。

編集部: すると愚民政治はまだまだ続く?

横尾 : これは脱原発でも、改憲でも同じです。
     愚民政策のプロパガンダを続けていくでしょう。

編集部: このような知恵はやはり官僚が?

横尾 : そうですね。
     いまの政治家は自民党をみればわかりますが、みな2世、3世議員で、
     自分たちで考えだした愚民政策ではないですね。
     明治以来150年に及ぶ、官僚の知恵と経験でしょう。


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  by weekly-yokoo | 2018-02-14 10:03 | バックナンバー | Comments(0)

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