週刊!横尾和博
週刊!横尾和博

カテゴリ:バックナンバー( 401 )

 

第408回  【 新幹線殺傷に見る社会の荒れ! 】

   第408回 【 新幹線殺傷に見る社会の荒れ! 】

編集部: 今週の話題をお願いします。

横尾 : 先週の編集後記にもありましたが、新幹線内での殺人事件が心に残ります。
     自暴自棄になり、人を巻き込む事件や、他人を殺傷する事件は後を絶ちません。

編集部: 本当にひどい事件でした。

横尾 : 殺された人は東大大学院を出て、職場でも将来を嘱望され、
     しかも事件にみられるように女性をかばう正義感と刃物に立ち向かう
     勇気を持った人でした。
     そのような男性に多数の傷を負わせ死にいたらしめた22歳の犯人は、
     かばいようがありません。

編集部: なるほど、では今回の北朝鮮とアメリカの会談も国内問題が大きいと?

横尾 : はい、北朝鮮はこれまでの国連の経済制裁で、国内が厳しく、
     金体制批判も陰ではあり、盤石ではないということです。
     経済支援が欲しいという事でしょう。

編集部: なぜこのようなことが起きるのでしょうか?

横尾 : 学者や評論家がいろいろ言うと思いますが、
     ボクは単純に社会の荒れと個人の資質の問題だと思います。
     社会の荒れ、とは「極端な格差社会」と「知性のない社会」、
     つまり知性ではなく「感情社会」になっていると思います。
     個人の資質とは成育歴、家庭環境などにも由来しますが、
     精神的なものが大きいと思います。

編集部: 議論は新幹線の荷物検査、などヘンな方向にいっているようにも感じます。

横尾 : 飛行機には有効でも、新幹線に乗るのに手荷物検査はムリですね。
     このような巻き込み殺人が起こるのは新幹線だけではありませんから。
     10年前の秋葉原無差別殺傷事件もそうですが。

編集部: 道徳や正義感の強い社会にしなくてはいけませんね。

横尾 : よく日本には宗教がないから倫理観が薄れているという説も聞きますが、
     アメリカでもこのような事件は多く、しかも銃社会ですから。
     ボクは道徳や正義を議論する公共哲学や政治哲学を子どものころから
     教えるべきだと思います。
     いますぐから始めてもその教育を受けた子どもたちが大人になるまで、
     20年、30年かかります。
     気が遠くなるような話ですが、やらないと日本は間違いなく潰れます。

編集部: 何事にも教育には時間がかかりますね。

横尾 : しかもいまの政府は絶対にやりません。
     政治家や高級官僚がみずから森友、加計問題の処理を見ても、
     道徳も正義もなくしているからです。
     ボクは極論ですが、今度の新幹線殺人の男などは即刻裁判で応報刑を導入し、
     刑罰の恐怖を想像力がなくなった若い世代に、
     みせしめに実施するべきだとも思います。
     知性や理性をなくした感情社会では動物のようにムチで打つような恐怖体験で、
     道徳や正義を教えていくしかない、と思うようになりました。
     それも感情的な極論ですけどね。


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  by weekly-yokoo | 2018-06-20 09:03 | バックナンバー | Comments(0)

第407回  【 歴史的な米朝首脳会談! 】

   第407回 【 歴史的な米朝首脳会談! 】

編集部: 今週の話題は、なんといってもアメリカと北朝鮮の首脳会談ですね。

横尾 : はい、トランプ大統領と金委員長の会談、世界史的な出来事だと思います。
     4月27日の南北首脳会談に続いて、
     歴史の歯車が少しずつ動き始めていますね。

編集部: なぜ歴史は動いたのでしょうか?

横尾 : まず基本的に理解を深めていくには、外交問題、国際問題は
     すべてその国の「国内問題」だということです。
     外交政策、国際問題と、いろいろ理屈をつけますが、
     その時の権力者や為政者が自分の立場や地位を守るために、
     外国ネタを持ち出すのです。

編集部: なるほど、では今回の北朝鮮とアメリカの会談も国内問題が大きいと?

横尾 : はい、北朝鮮はこれまでの国連の経済制裁で、国内が厳しく、
     金体制批判も陰ではあり、盤石ではないということです。
     経済支援が欲しいという事でしょう。

編集部: アメリカの方はどうでしょうか?

横尾 : 今年11月の議会の中間選挙、2年後のトランプ大統領の選挙で
     再選されることが大目標です。
     ですから、アメリカに輸入されてくる貿易物に関税を引き上げると、
     大胆な政策を宣言して世界中から批判されています。

編集部: すると今回の米朝首脳会談は、どちら側も対国内でメリットがあると?

横尾 : そのとおりです。
     アメリカは北朝鮮より、5月に行ったイスラエルのテルアビブにあった
     大使館を、紛争の地であるエルサレムに強硬に移しました。
     これは米国内でのユダヤ人票に向けたメッセージといわれています。
     北朝鮮問題より、アメリカ人はイスラエル問題のほうに敏感ですから。

編集部: 両国の今後はどうなるでしょうか?

横尾 : 北朝鮮の核とミサイル問題は、一気には解決しません。
     今後交渉の進展はゲームのような駆け引きが続きます。
     長引くほど北朝鮮に有利です。
     北朝鮮は世襲で、半永久的に政権が続きますが、
     米国の大統領は最長で2期8年です。
     トランプ氏は2年過ぎましたから、あと6年。
     ゆえに解決先延ばしを許さないでしょう。
     そのあたりが今後のポイントですね。

編集部: つまり見返りの経済を求めて段階的に進めようとする
     北朝鮮とのスピード感ですね。

横尾 : はい、そうです。
     トランプ氏は、交渉がうまくいかない場合は、
     部分的な北朝鮮攻撃もあり得る、というカードが心配ですね。
     今後も目を離せません。


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  by weekly-yokoo | 2018-06-13 09:02 | バックナンバー | Comments(0)

第406回  【 モリ、カケ 誰も政治責任をとらない政府 】

 第406回 【 モリ、カケ 誰も政治責任をとらない政府 】

編集部: 今週の話題をお願いします。

横尾 : 国会やメディアで森友学園や加計学園の問題を追及され、
     森友では財務省の役人を自殺にまで追い込んだにもかかわらず、
     安倍首相、麻生財務相など政権の政治家は誰も責任をとりません。
     加計学園では愛媛県の公文書でも明らかになった首相との面会を、
     加計学園側が間違いで愛媛県に報告した、と言い逃れをしています。

編集部: 森友の財務省役人の処分も軽いものですね。

横尾 : 大阪地検特捜部も政治家を追求するのが怖くて、
     森友問題での公文書偽造を不起訴にしました。
     おまけは財務省事務方トップの事務次官のセクハラ問題です。

編集部: 結局1年以上かかっても、
     両事件の官邸の関与は何ひとつ明らかにならなかった?

横尾 : 言い逃れの「記憶にない、記録がない」、国会答弁でも野党の質問に
     まともに答えずに審議時間切れを狙い、政治が地に堕ちた、との感想を
     ボクは持っています。

編集部: なぜこのような事態が続くのでしょうか?

横尾 : 原因は複合的で安倍一強、といわれる国会内部での大量の自民党議席、
     たまには批判するけど基本的にくっついている公明党。
     高級官僚の人事権を官邸が握ってしまったこと、無関心、
     無自覚な国民をつくってしまったメディア、特にテレビメディアですが。
     そのあたりが原因ですね。

編集部: 野党は元気がないようですが?

横尾 : 基本的に小さく無力で、なおかつ旧民進党が3分裂して存在感を示せません。
     また本気で安倍政権打倒に向かっているとは思えません。
     来年の4月の統一地方選挙、7月の参院選挙で自分たちの議席が
     増えればよい、と思っているのです。
     むしろ安倍政権の失態をずっと引きずってくれているほうが、
     自分たちに有利だと。

編集部: 今後はどうなるでしょうか?

横尾 : 誰も政治責任をとらなくてよいことになると、後世への影響が心配されます。
     つまり後の世代がこんなこと、つまり一国の総理大臣が
     自分のオトモダチを優遇してもよいと。
     多くの国民はみなわかったり、おかしいと感じたりしている問題が、
     権力が怖くて何も言えない状況がまかり通れば、
     もうこれは柔らかなファシズム(全体主義)です。

編集部: みなが黙っていることですね?

横尾 : そうです。
     たとえば子どもが「王様は裸だ!」と真実を言っても、/div>
     みな知らぬふりをして通り過ぎることです。
     そのような事態はいまよくても、後世に悪しき前例主義を作る事になります。
     その意味でも安倍首相の責任は大きいです。
     反知性主義や政治家にとっての正義を問われる事態です。


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  by weekly-yokoo | 2018-06-06 09:02 | バックナンバー | Comments(0)

第405回  【 暴言慣れ? 麻生大臣の言いたい放題 】

   第405回 【 暴言慣れ? 麻生大臣の言いたい放題 】

編集部: 今週の話題をお願いします。

横尾 : 財務省は森友問題での公文書改ざん、廃棄したはずの森友との
     交渉記録の資料900ページが出て、はたまた官僚トップの福田前次官の
     女性記者へのセクハラなど、どうしようもない状態ですが、
     政治家トップの麻生大臣はその対応で言いたい放題の記者会見が目立ちます。

編集部: あの方はおもしろいキャラだとネットにもあがっています。

横尾 : 芸人ならおもしろいのでしょうが、
     元総理大臣で今は副総理・財務大臣ですから、
     おもしろいといって、済まされないですね。

編集部: もともとのキャラなのでしょうか?

横尾 : お坊ちゃんですからね。
     戦後の有名な総理大臣、吉田茂の孫で財閥である九州の麻生炭鉱、
     麻生産業の人ですからね。
     お金には苦労したことがないし、そういう人がいまは首相や国の
     お金を扱う財務大臣ですからね。
     庶民のことはわからないですね。

編集部: 以前にもなにかおもしろいこと言いましたよね?

横尾 : 昔、選挙に出るときの演説で、
     聴衆に向かって「下々(しもじも)の皆さん」といって
     有名になったそうです(笑)。

編集部: この一連の事件ではどんな暴言が?

横尾 : 「セクハラ罪はない」「文書改ざんはどの組織でもある」など
     言いたい放題です。米朝会談に触れて
     「(北朝鮮の)飛行機が途中で落ちたら話にならん」と言いました。
     いずれも人を小ばかにしたようなものの言い方です。

編集部: 確かに庶民を小ばかにしているような感じですね。

横尾 : たぶん麻生大臣の日常生活では、取り巻きの役人、財界、
     自民党の議員たちと酒を飲みながらそのような話をしているのでしょう。
     それがそのまま口にでちゃったんですね。

編集部: 困ったものですね。

横尾 : メディアも国民も「あの人はあういうキャラだから」と
     暴言慣れしてしまうのが一番怖いですね。
     それこそ「ナチスの手口にならえ」といった麻生大臣らしい暴言に
     麻痺してしまう感覚こそが恐ろしいです。


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  by weekly-yokoo | 2018-05-30 09:02 | バックナンバー | Comments(0)

第404回  【 「働き方改革」は残業代ゼロ? 】

   第404回 【 「働き方改革」は残業代ゼロ? 】

編集部: 今週の話題をお願いします。

横尾 : 国会で「働き方改革」の法案が審議されています。
     今の与野党の圧倒的な議席差でいえば、
     6月20日会期末までの国会で法案通過となるでしょう。

編集部: 最近「~改革」と聞こえのよい言葉がありますが、「働き方改革」とは?

横尾 : 大きな柱は「裁量労働制」「高度プロフェッショナル制度」の2つです。
     裁量労働制は厚生労省のデータがいい加減で、
     野党から指摘をされ今回は削除しました。
     後、高プロの方が法案として、その他の労働法制と一括で残っています。

編集部: 「高度プロフェッショナル制度」では?

横尾 : 「高度プロフェッショナル制度」とは年収約1075万円以上の
     企画担当やアナリストなどの専門職において労働時間規制を取り払い、
     残業代を払わない制度です。

編集部: つまり成果がすべてで、残業代はなし?

横尾 : はい、成果をあげるのは重要です。
     でもこの法案は一応月100時間の残業の上限規制はありますが、
     月100時間という目安は過労死のラインで、これを合法化する事になります。
     たとえば月22日労働で9時間労働(休み時間拘束1時間含めて)、
     残業は100時間を22日で割ると、1日あたり4・5時間くらいになります。
     つまり午後6時を終業時間とすると午後10時半までは、
     毎日働いても残業代がないことになります。

編集部: 体がきついし、年収も見合わないですね。

横尾 : はい、過労死ギリギリでしょう。
     あと年収の1075万円規制は、関係ないと思っている人が多いのですが、
     これは厚生労働省の省令などで改悪され、
     国会審議しなくてもその時の政権の思惑で変えられます。
     一回導入されれば、どんどん悪くなるのは当然です。

編集部: なんでこの法案がでてきたのでしょうか?

横尾 : 経済界の要請です。
     人件費を安く抑えようとするのがミエミエです。
     それでなくても日本の大企業は利益が上がって、
     ためこんでいるお金である内部留保が、史上空前の約400兆円あります。
     労働者に還元して非正規雇用をなくし、賃上げをして還元すべき所なんです。
     これは株主至上主義、企業役員のサラリーマン化など原因はそれぞれですが、
     政治主導でも解決できないのです。
     安倍首相が財界に3%賃上げを要請しても、財界は無視しています。
     すべての根源はアメリカ型の強欲資本主義にあります。


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  by weekly-yokoo | 2018-05-23 09:03 | バックナンバー | Comments(0)

第403回  【 米朝会談、6月12日でどうなる? 】

 第403回 【 米朝会談、6月12日でどうなる? 】

編集部: 今週の話題をお願いします。

横尾 : トランプ大統領と金正恩朝鮮労働党委員長との階段が、
     6月12日シンガポールで開催されることが決まりました。

編集部: これはビッグニュースですね。

横尾 : はい、ただし会談が成功するのかどうなのか、
     このあたりは憶測が飛び交い、中々読めません。

編集部: どうしてでしょうか?

横尾 : 普通、首脳会談の前には事務方やほかの閣僚政治家が相互に連絡し合い、
     中身をツメるものです。
     しかしトランプ大統領は外交の一般常識が通用しないので、
     最終的な落ち先が見えないのです。

編集部: TPPの離脱、イラン核合意の離脱、メキシコとの壁など、
     国際的な約束を次から次へと破りますね。

横尾 : はい、まるで自分が気にいらないと、過去の経過を踏まえないで
     平気でぶち壊す「ドラえもん」の「ジャイアン」のような人です(笑)。

編集部: 6月12日の会談のポイントは?

横尾 : 焦点は「非核化」をどう進めるか、時期と方法ですね。
     アメリカはリビア方式といって、いま持っている核も含めて完全な
     廃棄を短い期間定めて実行せよ、と迫ります。
     現にいま水面下ではその交渉を続けているはずです。

編集部: 対して北朝鮮は?

横尾 : 段階的な核廃棄方式をめざすでしょう。
     なぜならリビアでは核を放棄したとたん、内戦という形で、
     欧米が支援する反政府軍が政権をひっくり返し、
     反米政権のリーダーだったカダフィ大佐を殺しました。
     北朝鮮はそれを恐れているから、段階論で、核廃棄を一歩ずつ進め、
     その見返りに経済支援を要求します。

編集部: すると交渉は決裂しますか?

横尾 : その可能性は十分にあります。
     米が交渉決裂と同時に、北朝鮮のミサイル基地を、攻撃する可能性もあります。
     当然北は反撃し、日本の米軍基地を叩きにくるでしょう。

編集部: すると日本も他人事ではなく、米朝会談の行方はとても気になる話ですね。

横尾 : はい、日本の安倍政権はタカ派ですから、米と一体みたいになっていますから。
     北は同胞の韓国を攻撃せずに、日本の米軍基地を、みせしめに攻撃する
     可能性は大ですね。
     これから約1か月、よく推移を見詰めていたほうがよいかと思います。

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  by weekly-yokoo | 2018-05-16 09:02 | バックナンバー | Comments(0)

第402回  【 連休後の大きなニュースは… 】

  第402回 【 連休後の大きなニュースは… 】

編集部: 今週の話題をお願いします。

横尾 : GWも終わり、社会の動きもまた激しくなっているようです。
     国内政治では相変わらず、理屈の通らない安倍政権の強き姿勢で
     混迷を深めるばかりの政局です。
     国際情勢は北朝鮮とアメリカに米朝交渉がどうなるか、予断を許しません。

編集部: 国内政治はどうなるでしょうか?

横尾 : 柳瀬元首相秘書官(現経済産業省審議官)が、加計学園の認可をめぐって
     「首相案件」として、設置認可に便宜をはかったかどうか、ということです。
     愛媛県職員と同県の今治市職員、加計学園事務局長らが柳瀬氏と
     面会したという県職員作成の文書が報じられてから、
     柳瀬氏は記憶が曖昧なような答えをしていましたが、逃げられなくなり、
     国会での「参考人招致」として予算委員会に呼ばれることになりました。

編集部: 今後の展開は?

横尾 : 面会の事実は認め、「首相案件」と言ったことは認めないでしょう。
     「言った」「言わない」の論議で逃げ切ろう、ということです

編集部: 野党は追及できない?

横尾 : 追及するよい材料は、
     ネットの「デモクラTV」の「本会議」(5月5日放送)で、
     政治学者の田中信一郎氏が重要な発言をしています。
     つまり内閣府や内閣官房の「特区」の申請窓口は自治体に一切の陳情を
     禁止しているそうです。
     国会議員、霞が関の官庁、委員会の有識者などに対しての陳情です。
     ゆえに愛媛県、今治市、加計学園関係者から陳情を受けた段階で公平性、
     透明性を問われて「アウト」だということです。
     詳しくはデモクラTV本会議の放送をアーカイブでご覧ください(笑)。

編集部: つまり首相秘書官という、政権の裏の大幹部と公式に面会し、
     陳情を聞いたこと自体が、規制改革を審査し、
     認可を決める大原則に反している、ということですね。

横尾 : はい、そのとおりです。
     野党やメディアはそれを追求しないとダメですね。
     いくら「首相案件」とは言わなかった、と国会で答えても、
     会ったこと自体が安倍首相の長年のオトモダチである加計さんの
     経営する学園に審査が通るように便宜をはかった、ということです。
     でも理屈の通らない安倍政権ですから、なんだかんだと
     議論をすり替えて、強弁すると思いますが、財務省の公文書改ざん、
     安倍昭恵夫人の森友学園肩入れ事件も含めて、
     しっぺ返しは大変なことになると思います。


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  by weekly-yokoo | 2018-05-09 09:03 | バックナンバー | Comments(0)

第401回  【 南北会談 これから朝鮮半島の動きは? 】

  第401回 【 南北会談 これから朝鮮半島の動きは?】

編集部: 先週末のニュースは、南北首脳会談で一色でした。

横尾 : 歴史的な出来事だと思います。
     今後6月初旬までに行われるアメリカのトランプ大統領と
     金正恩委員長との会談も、歴史的な会談になりますね。

編集部: 今回のポイントを横尾さんはどうみてますか?

横尾 : 「朝鮮半島の非核化宣言」は今後、具体的な手順が焦点ですね。
     1950年の朝鮮戦争を終わらせる「終戦宣言」は、当時の西側代表は国連と
     米軍ですから、南北の他に米中を入れて「終戦宣言」は具体化すると思います。

編集部: すると非核化の具体化が今後、6月までに開かれる米朝会談のポイント?

横尾 : はい、そこが大きなポイントで、すでに内々で米朝は合意していると思います。

編集部: 日本では拉致問題がいわれていますが?

横尾 : これは米朝会談次第でしょうね。
     アメリカ人3人が北朝鮮に拘束されているので、これを解放して、
     そのついでか、その後に日朝会談があるとすれば、
     そこで一部解決するかもしれません。

編集部: 安倍首相は、この外交政治ショーで、森友やセクハラなど問題が
     みなウヤムヤになり、かなり得をしましたね?

横尾 : そのとおりです。
     目が外交に向き、ゴールンデンウィークで一休み、
     安倍1強が続きそうな勢いです。

編集部: なぜ問題山積みでも政権が続くのでしょうか?

横尾 : 自民党に有力な対抗馬がいない、ことでしょう。
     あとは野党。
     安倍政権のダメなところを追求するのは野党の役目ですが、
     そこで本気で倒すのかどうかがハッキリしない。
     もし本格的に倒閣するなら野党国会議員が交代でハンストしたり、
     10万人以上の大集会を開催したり、自民党の野田聖子さんや小泉信二郎さんを
     首相にしようと、自民党分断の大運動をはかればよいのです。

編集部: なぜできないのでしょうか?

横尾 : 野党指導者に大物がいないからでしょう。
     小沢一郎さんのような剛腕政治家がいないからです。
     小沢さんは自由党という少数政党のリーダーで、年齢高くまとめにくいですね。
     もう一度小沢さんに野党連合の代表になってもらうぐらいの気構えが
     野党になければ、安倍1強は依然として続きます。


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  by weekly-yokoo | 2018-05-03 09:02 | バックナンバー | Comments(0)

第400回  【 祝 400回!ますます悪くなる日本社会】

  第400回 【 祝400回! ますます悪くなる日本社会】

編集部: ついに400回を迎えることになりました。
     今週の話題をお願いします。

横尾 : 400回ですね(笑)。
     1年は52週ですから、週刊8年間ですよね。
     長いような短いような感じです。
     始まったのが2010年からだったと思います。

編集部: 8年間、日本社会の動きを見ていて、どのような感想をお持ちですか?

横尾 : ひと言でいえば、以前と比べて悪くなりましたね。
     「以前」というのは、1990年代や2000年代の初めと比べて、
     ということです。
     昭和末期の1980年代と比較しても格段に悪くなっています。

編集部: それはどうしてでしょうか?

横尾 : 格差社会の進行、ということでしょう。
     それとネット(科学技術)の普及により、情報取得については
     飛躍的に進歩しましたが、偽ニュースや匿名での誹謗や中傷などが
     やりたい放題、つまり実名での書き込みは個人の責任のもとに発信されますが、
     「陰に隠れて悪口をいう」のが、あたり前の時代になりました。
     この2つが日本社会を悪くしています。

編集部: でもこの格差社会やネット社会は日本だけではないですよね。

横尾 : そうですね。
     先進国ではみなその病に罹っていますね。

編集部: 日本との違いはなにかありますか?

横尾 : 西欧社会はキリスト教の伝統があり、かろうじて宗教倫理が機能しています。
     つまり「差別はいけない」という民主主義の考え方、プラス宗教観ですね。
     日本や中国は宗教が一般的にないですから、
     倫理や道徳などがだんだんひどくなり、
     「今だけ、金だけ、自分だけ」の考え方が蔓延しています。

編集部: どうすれば歯止めがかかりますか?

横尾 : 今年から小学校では「道徳」の科目が正式な授業として、
     取り入れられました。
     ボクは30年遅かったと思います。
     戦前の「忠君愛国」思想のため、
     戦後は道徳が正式な教科として導入されませんでした。
     その背景も理解できるのですが道徳、倫理、マナー、
     いまの小学生がおとなになる時代に期待するしかありません。

編集部: 未来は少しよくなるかもしれませんね。

横尾 : はい、あと経済格差を縮める、具体的な政策を政権は打ち出してほしいですね。
     400回をお祝いすることが、暗い話になってしまいました(笑)


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  by weekly-yokoo | 2018-04-25 09:03 | バックナンバー | Comments(0)

第399回  【 グラグラ安倍政権、逃げ切れるか?】

   第399回 【グラグラ安倍政権、逃げ切れるか?】

編集部: 今週の話題は?

横尾 : 米英仏によるシリア攻撃と、安倍・トランプ会談で、
     話題は国際・外交問題に話が移りそうな予感です。
     この問題は重要なので後日、お話しするとして、今回は国内の話題です。

編集部: はい。お願いします。

横尾 : 先週に続いて、屋台骨グラグラの安倍政権、加計学園問題の続報で
     また大騒ぎになっています。
     14日には国会で3万人が集まり、安倍退陣を求めて集会が行われました。
     安倍政権は何とか外交問題で目をそらし、GW(ゴールデンウィーク)に入り、
     世論の追及をかわしたいところですが。

編集部: 加計学園問題のおさらいをお願いします。

横尾 : 加計学園問題とは、安倍首相のお友達の加計さんが、愛媛県今治市に
     大学の獣医学部を新設したいということで、
     国や県や市に大学設置の認可を申請しました。
     これまで獣医学部の新設を認めてこなかった政府でしたが、
     規制緩和、国家戦略特区という特別のはからいで、申請を認可し、
     今年の4月から開校しています。

編集部: 認可問題で安倍さんの指示があったかどうか、ということですね?
     関わっていないということを言っていますね?

横尾 : はい、自分が直接口頭やメールや電話で、森友を頼む、加計学園新設を頼む、
     とは言っていないかもしれません。
     周囲の幹部が「首相の意向」「首相に近い人」などと匂わせているから、
     下が忖度や空気を読むわけです。
     その政治責任は中小企業の社長じゃないのですから、一国の総理大臣ですから、
     逆に周囲の幹部を戒めなければならない、身を律しなければならないのです。
     「オレは知らないよ」「オレは関係ないよ」では社会は通らないのです。
     それが安倍首相は全くわかっていない、反知性主義もいいところで、
     徳がないんですね、社会性とか道徳性がないのかもしれません。

編集部: それは困ったものです。
     でも先週のこのコーナーでも支持率が意外と高い、
     これはどうしてでしょうか?

横尾 : 単純な原因ではなく、複合的な原因で、次の総理候補がいない。
     森友や加計学園問題の重要性が国民にはわからない。
     この国全体が「オレは知らないよ」「オレは関係ないよ」という風潮に
     陥っている、ということでしょうか。
     いずれにせよ防衛省の日報隠し、厚生労働省の過労死労災隠しも含めて、
     この国の役所の信頼が失われての危機は大きな問題で、
     将来の禍根を残すと思います。


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  by weekly-yokoo | 2018-04-18 09:03 | バックナンバー | Comments(0)

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