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週刊!横尾和博
月刊!横尾和博

第423回 【 沖縄・辺野古新基地建設で海に土砂投入! 】

第423回【 沖縄・辺野古新基地建設で海に土砂投入!】

編集部: 今週の話題をお願いします。

横尾 : 先週14日、沖縄県の辺野古新基地をめぐって国が工事のために
     土砂を海に流し込みました。
     きれいな珊瑚礁の海に、土砂は似合わないと思いますけどね。

編集部: 沖縄県は反対しているのになぜ政府は強硬なのでしょうか?

横尾 : アメリカへの配慮と沖縄県内の建設業者への配慮からでしょう。

編集部: 新しい基地はホントに必要なのでしょうか?

横尾 : 辺野古は普天間基地の代替といわれていますが、
     そもそも米軍海兵隊の基地なんです。
     でもアメリカは絶対的に必要としていない。
     その理由としてグァム撤退の考えも米軍内にはありますからね。

編集部: そうですか!

横尾 : ひと言で米軍基地といいますが空軍、海軍、陸軍、海兵隊と
     それぞれ軍の機能で基地の性格も変わります。
     例えば横須賀の米軍基地は海軍基地、岩国や三沢、沖縄・嘉手納は空軍、
     というようにです。
     辺野古は海兵隊の基地です。

編集部: そもそも海兵隊とは?

横尾 : よく映画にある第2次世界大戦でのノルマンディ上陸作戦を思い起こすと
     わかりやすいです。
     つまり船に乗って海から敵前に上陸し、戦闘を行う精鋭部隊です。
     ゆえに気が荒いともいわれています。
     でも、今はミサイルの世の中で敵前上陸するような戦争は起こりません。
     だからアメリカ軍も基地を沖縄におかなくてもよいと本音で思っているのです。

編集部: ではなぜ辺野古新基地建設に20年以上もこだわるのでしょう?

横尾 : それはアメリカよりも日本政府がこだわっているからです。
     アメリカもただで基地を作ってくれ、運営経費も日本が
     すべて出してくれるのですから、内心ではどちらでもよいと考えていて、
     表面上は「基地は必要」といっているだけです。
     沖縄の県民の意思は「ノー」と何回も選挙ではっきりしているのに、
     日本政府はゴリ押しするのはもうヤメにしてほしい、と思います。


  by weekly-yokoo | 2018-12-19 09:02 | バックナンバー

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