週刊!横尾和博
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第412回 【 西日本豪雨 平成最悪の犠牲者で 】

 第412回 【 西日本豪雨 平成最悪の犠牲者で 】

編集部: 7月上旬の西日本豪雨は犠牲者がたくさんでて、大きな被害をもたらしました。

横尾 : 今の日本列島は台風の他に、ゲリラ豪雨や異常な大雨で、ただでさえ地震、
     火山国なのに、気象の変化で大きな災害を生むようになりました。

編集部: やはり地球温暖化による影響でしょうか?

横尾 : そう思います。
     今年の冬は寒くて、ラニーニャ現象といわれました。
     つまり赤道付近のペルー沖から中部太平洋にかけて、数年に1度、
     海水温が平年より低くなる現象のことです。
     ラニーニャの年の夏は逆に暑くなるらしいです。
     異常な猛暑もその影響です。

編集部: すると豪雨は避けられない?

横尾 : はい、地球環境を改善するには100年くらいかかります。
     温暖化などの原因であるCO2対策をとらないと抜本的にはだめです。
     また地球のスケールの大きい数千年規模の温暖と寒冷を
     繰り返す周期もあります。
     つまり自然を封じ込めようとする対策はダメなんですね。

編集部: つまり堤防や防潮堤などコンクリートで固め、封じ込めることですか?

横尾 : はい、コンクリートや堤防は一定の効果はあっても抜本的にはダメなのです。
     相手は自然ですから。

編集部: ではどうすればよいのでしょうか?

横尾 : 水害や地震津波は過去の危険個所として記録でわかるのです。
     ホントはそこに住まなければ一番よいのですが、そうもいきません。
     でも山を削り、海岸間際まで住宅を建てるようになり、土地開発業者が
     地面を商売にしている限り、自然とは共生できません。
     開発したシッペ返しは必ずきます。

編集部: だから心構えが必要なのですね?

横尾 : はい、自分が住んでいる場所がどのような場所、土地なのか、
     自治体が作っているハザードマップでふだんから確認し、
     もしもの場所の避難先や気象情報に敏感になり、
     早めの避難を考えるしかないです。
     特に大小の河川と崖、裏山などがある地域ですね。
     それが今回の多くの犠牲者を生んだ教訓になります。


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  by weekly-yokoo | 2018-07-18 09:02 | バックナンバー | Comments(0)

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