週刊!横尾和博
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第406回  【 モリ、カケ 誰も政治責任をとらない政府 】

 第406回 【 モリ、カケ 誰も政治責任をとらない政府 】

編集部: 今週の話題をお願いします。

横尾 : 国会やメディアで森友学園や加計学園の問題を追及され、
     森友では財務省の役人を自殺にまで追い込んだにもかかわらず、
     安倍首相、麻生財務相など政権の政治家は誰も責任をとりません。
     加計学園では愛媛県の公文書でも明らかになった首相との面会を、
     加計学園側が間違いで愛媛県に報告した、と言い逃れをしています。

編集部: 森友の財務省役人の処分も軽いものですね。

横尾 : 大阪地検特捜部も政治家を追求するのが怖くて、
     森友問題での公文書偽造を不起訴にしました。
     おまけは財務省事務方トップの事務次官のセクハラ問題です。

編集部: 結局1年以上かかっても、
     両事件の官邸の関与は何ひとつ明らかにならなかった?

横尾 : 言い逃れの「記憶にない、記録がない」、国会答弁でも野党の質問に
     まともに答えずに審議時間切れを狙い、政治が地に堕ちた、との感想を
     ボクは持っています。

編集部: なぜこのような事態が続くのでしょうか?

横尾 : 原因は複合的で安倍一強、といわれる国会内部での大量の自民党議席、
     たまには批判するけど基本的にくっついている公明党。
     高級官僚の人事権を官邸が握ってしまったこと、無関心、
     無自覚な国民をつくってしまったメディア、特にテレビメディアですが。
     そのあたりが原因ですね。

編集部: 野党は元気がないようですが?

横尾 : 基本的に小さく無力で、なおかつ旧民進党が3分裂して存在感を示せません。
     また本気で安倍政権打倒に向かっているとは思えません。
     来年の4月の統一地方選挙、7月の参院選挙で自分たちの議席が
     増えればよい、と思っているのです。
     むしろ安倍政権の失態をずっと引きずってくれているほうが、
     自分たちに有利だと。

編集部: 今後はどうなるでしょうか?

横尾 : 誰も政治責任をとらなくてよいことになると、後世への影響が心配されます。
     つまり後の世代がこんなこと、つまり一国の総理大臣が
     自分のオトモダチを優遇してもよいと。
     多くの国民はみなわかったり、おかしいと感じたりしている問題が、
     権力が怖くて何も言えない状況がまかり通れば、
     もうこれは柔らかなファシズム(全体主義)です。

編集部: みなが黙っていることですね?

横尾 : そうです。
     たとえば子どもが「王様は裸だ!」と真実を言っても、/div>
     みな知らぬふりをして通り過ぎることです。
     そのような事態はいまよくても、後世に悪しき前例主義を作る事になります。
     その意味でも安倍首相の責任は大きいです。
     反知性主義や政治家にとっての正義を問われる事態です。


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  by weekly-yokoo | 2018-06-06 09:02 | バックナンバー | Comments(0)

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