週刊!横尾和博
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第393回 【 3・11から7年、日本は変わったか?】

  第393回 【3・11から7年、日本は変わったか? 】

編集部: 東日本大震災から7年が経ちますね。

横尾 : はい、2011年3月11日の午後のことはよく覚えています。
     東京の自宅にいましたが、大きな揺れが何回も続き、地鳴りがしました。
     激しい地鳴りを聞いたのは初めての経験でした。

編集部: 東京では帰宅困難者と電話が繋がらずパニックでした。

横尾 : 停電しなかったので、テレビニュースで東北の大津波の情報には震えました。
     その後福島の原発が危ないことが伝えられるにつれ、
     再び首都圏はパニック状態になりました。
     後日わかったことですが、福島原発の4号機もメルトダウンすれば、
     首都圏全体が避難する事態も想定されたと思います。
     そうなれば一大パニックでした。

編集部: 7年経って、原発の考え方など日本社会は変わったのでしょうか?

横尾 : 残念ながらあれだけの犠牲を払い、いまなお危険区域からの
     避難者は約5万人います。
     線量が高くてほぼ永久的に戻れない人たちもいます。 
     なのに政府、財界、電力会社は各地で原発再稼働を進めており、
     すでに再稼働している原発もあります。
     何も変わっていない、と思います。
     むしろ状況は悪くなっていると思います。

編集部: なぜでしょうか?

横尾 : 目先の企業利益と責任回避のためだからです。
     あまりにも情けない姿です。。
     戦争も同じことで、太平洋戦争で300万人の死者をだしました。
     しかし戦争責任や過去の反省もせずに、いま再び安保法制や憲法改定で、
     戦争の道を歩んでいます。
     明治の近代化以降、官僚などが責任をとらない曖昧政治がこの国を
     支配していて、忘れることが最大の利益や恩恵だという認識があります。
     福島原発事故で、政府や財界、東電の誰が責任をとったでしょうか。
     誰もいません、想定外、不可抗力で済ませてしまっているのです。

編集部: 確かにそうですね。

横尾 : 誰も責任をとらないこの状態が続くと、日本は必ず滅びます。
     これからいろいろな事故や事件が起きると思いますが、誰も責任を取らずに、
     あるいは当事者の下っ端をスケープゴードにして、
     みなで吊るしあげておしまい、ということが繰り返されます。

編集部: すると日本は危ない?

横尾 : 自己防衛で自分の身を守るしかありません。
     そのためにはアンテナを高くして情報を得て、
     自分なりに読み解いていくことが大事です。


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  by weekly-yokoo | 2018-03-07 09:05 | バックナンバー | Comments(0)

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