週刊!横尾和博
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第392回 【 国会で問題、「裁量労働制」ってナニ?】

 第392回 【国会で問題、「裁量労働制」ってナニ? 】

編集部: 今週の話題をお願いします。

横尾 : いま国会で論戦が続いている法案に「働き方改革」があります。
     今国会の政権側の目玉法案です。

編集部: 論点はナニでしょうか?

横尾 : 政府は多様な働き方に対応する、と述べていますが、
     野党は「働かせ方改革」といっています。
     つまり企業側の裁量が増え、8時間労働以上は残業代を
     支払わなくてはいけないいまの労働基準法を、
     実質「残業代ゼロ」で長時間労働をさせようというものです。

編集部: それが対決の分かれ目ですね。横尾さんはどう思いますか?

横尾 : ボクは、いまの働き方が多様になっているのは事実だと思います。
     なぜなら第2次産業の場合は工場で時間から時間まで
     働いてタイムカードを押せば8時間労働か、残業の時間管理でできます。
     事務労働でも事務所にいて、事務を執っている限り、同じです。

編集部: 問題は営業とか企画とかの分野ですね。

横尾 : はい、お客さんのところへ出かけた、打ち合わせがあるような、
     外仕事とデスクワークが混在するような業種は、労働時間の管理が大変です。
     具体的にはテレビ局、新聞社、出版社などのメディア、広告代理店、
     ソフトを創る企業など多くの職業が該当しますね。
     一般企業の営業職、企画職もそうです。
     そのことをさして「裁量労働」といいます。
     要するに出退勤時間に関わらず、全体として一日8時間労働にする、
     というものです。

編集部: 野党の主張は?

横尾 : 一日8時間労働で出退勤自由といっても、取引先の相手とのスケジュールで
     毎日が変わっていくので、そう簡単に本人が、
     会社や相手から自由になれるわけでもなく、結果長時間労働になる、
     というのはボクも同じ意見です。
     結局自由な働き方、といっても本人の自由ではなく、会社の自由ですから。
     電通で起きた長時間労働とパワハラで若い女性が自殺して
     社会問題になりました。
     裁量労働制が導入されれば、残業代なしで、
     ますますこのようなことが起きてくると思います。


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  by weekly-yokoo | 2018-02-28 09:03 | バックナンバー | Comments(0)

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