第386回 【なぜかスッキリしない大相撲!】
第386回 【なぜかスッキリしない大相撲!】
編集部: 今週の話題をお願いします。
横尾 : 大相撲初場所が14日から国技館で始まりました。
勝負の行方は別として、日馬富士暴行事件から始まった一連の
騒動がなんかスッキリしないまま本場所を迎えてしまいました。
編集部: 相撲協会も貴乃花親方も手打ち、ですかね?
横尾 : いやぁ内部では相当しこりが残っているはずで、
また吹き出してくると思いますよ。
とりあえず本場所なので一時休戦でしょう。
編集部: 相撲協会はコトを収めたいですよね。
横尾 : 立行司の木村伊之助のセクハラ事件までおまけにつきましたからね。
編集部: 一連の騒動を横尾さんはどうご覧になっていますか?
横尾 : ボクはまず身内に甘い相撲協会、という印象ですね。
日馬富士も退職金が付く、本人の引退届による引退。
伊勢ケ浜親方処分、行司の処分、世間的に見ればみな甘いように感じます。
ただテレビや識者があまりいろんなことを言わないほうがよいと思います。
なぜならボクは相撲を格闘技の興行だと思っていますから。
一種のショーです。
今回の事件もショーの一環としてみれば良いと思います。
編集部: つまりその興行にいちいち目くじらを立ててもという考えですか?
横尾 : はい、そうです。
つまり国技とか神事、そんなだいそれたことを言わないで、
相撲ショーだと思えば、一連の騒動もある程度は
納得がいくのではないでしょうか。
編集部: つまり理念や相撲道だとか、あまりカッコつけないということですね?
横尾 : そうじゃないと変な方向に議論がいってしまいます。
モンゴル人を含めて外人はダメなのか?
相撲道っていったい何か?
伝統的な国技、神事ならお相撲さんは
みな身を清くしていなくてはならないのか?などなどです。
編集部: つそうですね、だからスポーツだと?
横尾 : ボクはそう思います。
狭い世界の特殊な人間関係で成り立っている世界ですから。
あまり外部がごちゃごちゃ言わないほうがよいと思いますね。
今回の初場所の成績と、今後の相撲協会の出方が気になりますけどね。
by weekly-yokoo | 2018-01-17 09:04 | バックナンバー