週刊!横尾和博
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第305回 【舛添知事問題象徴する2つの意味!】

     第305回 【舛添知事問題象徴する2つの意味!】

編集部:今週の話題をお願いします。


横尾 :政治資金の不透明な公私混同を追求され、ねばり腰で辞任しない東京都の
    舛添知事、東京以外の46道府県にお住まいの方にはあまり関係のない話題
    かもしれませんが、この問題は大きな2つの意味を持っています。

編集部:どのような意味でしょうか?

横尾 :ひとつは当然、舛添知事本人の政治家としての質の問題です。
    公私混同、ケチ臭い、潔くないです。
    本人は違法行為ではないからと逃げていますが。
    「信なくば立たず」と孔子が「論語」のなかで言っていますが、
    政治は庶民の信頼がなければ成り立たない、ということです。

編集部:日本の政治家を国民の誰もが信頼していないのではないでしょうか?

横尾 :たしかにそうですね。
    政府(政権与党)への信頼度は先進国のなかでも低いと思います。
    甘利大臣がUR(昔の住宅公団)への口利きで建設業者からカネをもらっても
    不起訴ということで、検察は起訴しないのですから。

編集部:政治家が自ら出処進退にケジメをつけるのは当然ですよね。

横尾 :そうです。
    しかし国会議員から地方議員まで、政治の信頼度は地に落ちています。
    舛添知事はその象徴です。
    だから個別東京の案件ではなく、全国的な問題で、参院選にも影響します。

編集部:なるほど、では2つめの意味とは?

横尾 :メディア論の話です。
    大メディア、テレビのワイドショーなどが記者会見を放送し、
    連日のように舛添バッシングをやっているのは視聴率がとれるからです。
    それはよくない話で、舛添知事問題の陰で、甘利前大臣の不起訴問題など
    地味でも国民にとっての大問題をニュースにしない。
    むしろ大事な問題から目をそらせようとする権力の意図に乗っかっている、
    と考えられます。

編集部:甘利氏問題以外には?

横尾 :ここ1か月くらいの動きでは、沖縄の米軍属による女性殺人事件などです。
    前にも話しましたが、「日米地位協定」改定の話です。
    オバマ大統領がせっかく訪日したタイミングで、安倍首相にオバマ氏が沖縄の
    事件をお詫びしているのに、「地位協定」の改定を言わない。
    このニュースなども、舛添問題に目をそらされて話題になりません。
    弱った舛添知事は叩くが、強い石原元都知事、安倍首相には何も言えない、
    いまのメディアの大きな問題、日本をダメにする元凶です。


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  by weekly-yokoo | 2016-06-15 11:06 | バックナンバー | Comments(0)

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