週刊!横尾和博
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第303回 【アメリカの植民地たるゆえん「日米地位協定」とは?】

第303回 【アメリカの植民地たるゆえん「日米地位協定」とは?】

編集部:今週の話題をお願いします。

横尾 :沖縄で元米兵による女性暴行殺人事件が起きました。
    まったく許せずに怒り心頭です。
    怒りの原因は米兵と同時に日本政府の態度にもあります。
    またNHKをはじめとするメディアの姿勢にも怒りです。

編集部:先週、オバマ大統領が来て、安倍首相は「厳正な対処」を求めました。

横尾 :そうです。
    しかし「厳正な対処」とは、漠然としていて、オバマ大統領が「遺憾の意」を
    表明すればそれで終わりです。
    根本の「日米地位協定」を「運用改善」ではなく、根本的な改定を日本側から
    求めなければダメです。
    沖縄県の翁長知事が事前に安倍首相にオバマ大統領との面談を希望しましたが
    一蹴されました。
    また、「日米地位協定」の改定をオバマ氏に申し入れてほしい、という件も
    黙殺されました。

編集部:それでは沖縄は怒りますね。
    そもそも「日米地位協定」とはどのような内容なのでしょうか?


横尾 :そもそも1952年(昭和27年)に遡ります。
    日本が戦争に負けて、アメリカとの安保条約を結び、米軍が日本に駐留する
    具体的な条件を決めたものです。
    これがまったく不平等で、日本がアメリカの植民地たるゆえんです。

編集部:どうしてですか?

横尾 :60年以上経っても一度として改定されたことがないし、改定してほしいと
    日本側が要望したこともないのです。
    同じ敗戦国のドイツやイタリアは、冷戦終了後90年代に改定したのに、
    日本は改定できないのです。

編集部:政権と国民がアメリカに骨抜きにされたんですね。

横尾 :そうです。
    その「日米地位協定」の内容は、米兵の裁判権がアメリカにある、
    米軍使用土地の返還時に現状復帰しなくてよい、
    日本の空域を航空管制を受けずに自由に飛行できる、
    米軍無線は電波法の適用を受けない、などさまざまな特権が与えられています。

編集部:すごいですね。

横尾 :沖縄の怒りは裁判権です。
    事件を起こしても、基地内に逃げ込めば証拠隠滅などウヤムヤにされる可能性が
    あります。
    ゆえに女性に対する暴行が後を絶たないんです。
    沖縄が怒るのはあたりまえです。

編集部:なんで根本的な「改定」を求めないのですか?

横尾 :アメリカに従属していて、何かモノを言うと「怖い」という意識と、
    アメリカにモノをいうより、日本国民を騙して、欺いていたほうが身の安全、
    楽だからでしょう。
    政治家、外務官僚、防衛官僚、一部の大メディアの幹部たちが原因ですね。

編集部:メディアもですか?

横尾 :NHKなどは今回の沖縄での女性殺害事件、そのあとに東京の小金井市で起きた
    アイドル女子大学生の傷害事件を繰り返し放送して、沖縄のその後は放送して
    いません。
    広島へ訪問したオバマ大統領の話題だけです。
    オバマ氏は11月には次期大統領選があり、もう任期が半年しかない実行力の
    ない大統領、ましては政権交代で共和党のトランプ氏になるかもしれませんし。
    演説も約束も遺憾の意も、なんの意味もありません。
    それをNHKなどは言わないのです。


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  by weekly-yokoo | 2016-06-01 11:12 | バックナンバー | Comments(0)

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