週刊!横尾和博
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第301回 【「パナマ文書」大金持ちの税金逃れを許すな!】

  第301回 【「パナマ文書」大金持ちの税金逃れを許すな!】

編集部:今週の話題をお願いします。

横尾 :先日「パナマ文書」が公開されました。
    流出した資料を国際的なジャーナリスト集団が解読したものです。

編集部:大企業や大金持ちが税金のかからない国へお金を移動させるんですね。

横尾 :そうです。
    「タックスヘイブン」でケイマン諸島やバージン諸島などカリブ海沿岸の国々
    では課税完全免除や軽減など、税金がかからない、そこでペーパーカンパニー
    を作り、企業や大金持ちが儲けたお金を移転させる仕組みです。
   
編集部:外国では大問題になっていますね。
    辞任した政治家もいます。


横尾 :なのに日本ではあまり話題にならないです。
    逆に新聞では「違法ではない」ことを理由に話題を避けています。

編集部:どうしてでしょう?

横尾 :NHKはじめテレビメディアが取り上げないからです。
    北朝鮮の労働党大会は、1週間ほど毎日朝、昼、夜のニュースでトップ扱い。
    日本の軍事拡大を正当化するためですね。
    それに比べて同時期に発表された「パナマ文書」は報道量が少ないです。
    同時に国民の税金に対する感度が鈍いですね。
    「源泉徴収制度」で税金が給料から天引きされます。
    これは世界ではめずらしい。
    だから自分の税金が所得税(国)、住民税(都道府県と市区町村)として、
    年間いくら払っているのか言える人は珍しいです。

編集部:納税者意識が薄いのですね。
    まずメディアが取り上げない理由はどうしてでしょう?


横尾 :NHKは政治家に波及することを恐れて腰が引けています。
    民放はスポンサーとの関係ですね。

編集部:なるほど。
    納税者意識が薄いというのは?


横尾 :源泉徴収制度は戦争中、ナチス・ドイツにならって軍事費をねん出するために、
    精度の高い税金徴収の制度として導入されました。
    ゆえに税金を払っている感覚が国民にないのです。
    消費税は買い物の際について回りますから、こちらはわかりやすいですね。
    ゆえに大金持ちの脱税に鈍感なのですね。

編集部:ところで「パナマ文書」は今度どうなりますか?

横尾 :日本では国税当局が云々と言っていますが、結局、良くて追加の税金を払って
    おしまい。
    社会的制裁は受けないでしょう。
    大企業と大金持ち、そして低所得者層との格差はますます開き、
    困ったものです。
    税金逃れの問題ではなく、格差の問題として取り上げないとだめですね。


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  by weekly-yokoo | 2016-05-18 10:59 | バックナンバー | Comments(0)

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