週刊!横尾和博
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編集後記 Vol.294

先日、別番組の打ち合わせで、なかなか興味深い話を聞きました。日本社会の基本軸である三権。司法、行政、立法の人材が劣化しているという話です。官僚バッシングが行き過ぎた結果、有能な人材が集まりにくくなっていたり、レベルの高い教育機関に金持ちの子供しか入れなくなりつつあったり、2世が幅を利かせる組織が拡大していたりと、そのいくつかの要因を聞くとなるほどと納得してしまいます。それに加えて、世代の問題として、現代の若者は自分の限界を自分で決めてしまう傾向が強いらしいです。例えば、大学選びに関しても偏差値至上主義は昔からありましたが、今は意味が違って、学生自ら自分の偏差値はこのぐらいと見切ってしまうようです。分相応という言葉は、美しい日本人の美徳ですが、それとチャレンジ精神を持たないとは別のことだと思います。
現在の世界の人間社会の構造から言って、国の行政機関を担う人材が弱体化することは、国自体の弱体化に直結していると考えられます。「自分が死ぬ時、自分の国が落日を迎えている状況だけは嫌ですね」と、その人は締めくくっていました。漠然と次の世代に期待する前に、今いる後輩が希望の持てる社会にする努力を、個人個人が考えなければならないですね。
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  by weekly-yokoo | 2016-03-23 10:45 | 編集後記 | Comments(0)

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