週刊!横尾和博
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第291回 【原発事故から5年、ようやく東電幹部刑事裁判に!】

第291回 【原発事故から5年、ようやく東電幹部刑事裁判に!】

編集部:今週の話題はどのようなことでしょうか?

横尾 :原発事故から5年が経ち、ようやく元東電幹部3人が起訴されることになり
    「刑事事件」として裁判になります。
    「検察審査会」が議決をして起訴されたのです。
    これからの裁判の焦点は、地震や津波が想定できたか、という点です。

編集部:争点はそこですね。

横尾 :起訴の議決理由は「原発事業者は『万が一』にも発生する津波、災害にも
    備えなければならない高度な注意義務を負う」と指摘しました。
    勝俣元会長らについて「遅くとも2009年6月までに、高さ15・7メートル
    の津波が福島第一原発を襲う可能性があるとの試算結果の報告を受けていた」
    と、3人が大津波を予測して対策を取っていれば事故は防げたと結論づけたの
    です。

編集部:なるほど。

横尾 :被告は「想定外」を繰り返して、予想できなかった、と弁明するでしょうけど、
    そもそもふつうの発電所ではなく、事故を起こせば国民の命に関わる国策企業の
    原発。
    責任者が刑事責任をとらない国なんてありえません。
    今回の福島事故はレベル7という最高の事故基準で、チェルノヴイリと同じ
    レベル。
    偶然4号機の燃料棒を入れたプールが破壊しなかっただけで、
    そこが爆発していれば、ボクたちもいまごろ東京に住んでいることがなかった、
    という規模のもの。
    原発を推進してきた政治家、官僚、企業、学者、メディア、誰ひとり責任を
    とりません。

編集部:日本は「国策」でやったことは誰も責任をとらない、
    みなで責任回避か押し付け合いですね。


横尾 :そのとおりです。
    責任をとらない日本の権力者は戦争のときもそうでした。

編集部:すると刑事裁判の行方が注目されますね。

横尾 :裁判所は国には従順ですから判決が期待できませんが、少なくとも耳目を集め、
    原発再稼働の是非や、今後のエネルギー政策を考える上でも歯止めになればよい
    ですね。


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  by weekly-yokoo | 2016-03-02 10:34 | バックナンバー | Comments(0)

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