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週刊!横尾和博
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第253回 【マイナンバー制度の危険!】

        第253回 【マイナンバー制度の危険!】

編集部:今週の話題をお願いします。

横尾 :マイナンバー制度の危険について考えてみました。
    法案が5月下旬に国会の衆院を通過して今月中に参院も通り成立するでしょう。
    すると今年の10月から制度が実施されます。

編集部:国民一人ひとりに税金や健康保険、年金など12ケタの共通した番号を
    割り振ることですね。聞いたことがあります。


横尾 :そうです。
    ずばりこの本質は「国民総背番号制度」です。
    1億2千万人の国民にすべて12ケタの番号がつくんですね。
    大袈裟に言えば、行政手続きや、銀行の口座の管理に個人の名前は必要ない、
    固有名詞はいらないんです。

編集部:そうなんですか!

横尾 :たとえば「横尾和博」という名前はもはや必要ないんです。
    〇〇〇〇―××××―△△△△という12ケタ番号さえあれば、
    「横尾和博」は行政や警察、裁判所、銀行にとって必要ないんです。
    個人にとってメリットは少ないどころか、データ流出によるリスクが多いんですね。

編集部:ではなぜ国はこのマイナンバーを宣伝して進めるのでしょうか?

横尾 :国家権力は常に国民監視を強めたくなるものです。
    近代以前も年貢(徴税)や農奴の売買などで領地の人口や人間の身元を
    把握したがりました。
    近代以降は大都市が生まれ流入してくる人口が増え「住所不定」「フリーター」
    「ニート」などの流民や権力が把握しづらいような若者層が生まれるようになり
    戦前の徴兵制度のように戸籍や住民票をしっかりさせなくてはならない、
    という国民監視の権力願望が働いた結果です。
    あとはその利権でコンピュターソフト業界が動いたのでしょう。

編集部:それはすごいことですね。

横尾 :最終的には人間も12ケタ番号で、ICチップを埋められ家畜の烙印のように、
    番号で処理されます。
    高度なネット化がそれを助長しました。
    現在でも物を買ったときに共通ポイント制度というサービスで、
    各人の好みはすべて企業に情報が集中されて管理され、
    ビジネス資料データになっています。
    今度はそのポイント制度を国家管理でやろうとしているのです。
 
編集部:すると未来の社会はどうなるのでしょう?

横尾 :ジョージ・オーエルの「1984年」というSF小説が1949年に出ました。
    国家管理が進んだ社会を描いたディストピア小説ですが、そのような
    国家管理型社会、旧ソ連や北朝鮮型のソフトバージョンの社会になるでしょう。
    何も大きな議論も出ずに、メディアも権力に抑えられて発言できる人がいない
    んですね。
    戦争法案と同じ、こちらも重要な歴史の曲がり角に立ちました。


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  by weekly-yokoo | 2015-06-03 10:57 | バックナンバー | Comments(0)

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