週刊!横尾和博
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第252回 【愚民政策、衆愚政治はもう止めろ!】

      第252回 【愚民政策、衆愚政治はもう止めろ!】

編集部:早いもので5月ももう終わり、今週の話題からお願いします。

横尾 :最近、政治の劣化が目立っています。
    国民をバカにした政治ですね。
    国民の知識や知能はこの程度だから、常に話題をそらしてあいまいなことを
    言っていればすぐに飽きて政治や経済に関心を持たない、という愚民政治です。

編集部:どこが仕掛けているのでしょうか?

横尾 :大本は霞が関の官僚たちと政治家、そして広告代理店と一部のメディアが
    仕組んだ猿芝居でしょう。

編集部:具体的にはどんなことが?

横尾 :端的に表れているのが、自衛隊を海外に出す「安保法案」ですね。
    安倍首相は党首討論でも、いいかげんなことを答えています。
    たとえば自衛隊の海外派兵で米軍や多国籍軍の後方支援をする際に
    「戦闘が行われれば、ただちに現場の指揮官の判断で中止、
    あるいはその後退避することが機動的にできるようにしていく。
    しかし、基本的にこうした支援活動を行うことは、戦闘が行われていない
    場所である」と言って、後方支援していても逃げるかそういう場所へは行かない、
    と言っています。

編集部:戦闘に巻き込まれないためには、正しいようにも思えますが?

横尾 :大きな間違いは2つ。
    後方支援とは、人や武器や食糧などを前線に届ける役目。
    相手の前線の兵士と闘うと同時に、補給路を絶つのは軍事の常識。
    戦国時代から日本でも闘われている手法です。
    ゆえに後方支援は攻撃を受けやすい。
    現にアフガンやイラクの戦争でも後方支援で各国の軍隊に数十人規模で
    犠牲者が出ています。

編集部:安倍さんの間違い、もうひとつは?

横尾 :指揮官の現場判断で退避する、つまり後方支援をやめて逃げる、ということです。
    仲間を見捨てて、敵前逃亡が世界の軍隊のなかで許されるわけがないのです。

編集部:なるほど、安倍さんの答弁はわかっていないんですね。

横尾 :そうです。
    また戦争の認識に関わる問題で「ポツダム宣言」の評価を聞かれて、
    「ポツダム宣言を読んでいない」と答えました。
    わずか13しかない項目で簡単に読め、日本の戦後民主主義を「戦後レジーム
    (体制)からの脱却」をスローガンに長年活動を続けてきた首相が、
    その基の「ポツダム宣言」を読んでいないのは、おかしな話。
    ポツダム宣言は、その2年前の連合国が「日本となぜ戦争をするのか」という
    戦争目的をあきらかにした「カイロ宣言」と同様、「日本の侵略戦争」を明確に
    規定しています。
    日中戦争や太平洋戦争を「侵略」として認めない首相の苦しまぎれの答弁。
    「読んでいない」、これがまかり通ってしまうんですから。

編集部:どうすればよいのでしょうか?

横尾 :メディアがもっと追究しないとダメですね。
    これから国会の特別委員会で審議されますから毎日のように報道量を増やして、
    毎日「きょうの安保法案の動き」とか、やらないと。
    嘘や間違いで国会が通ってしまうなら民主主義や三権分立はもうお終いでしょう。
    ホントにいま3・11原発事故同様、日本の軍隊が世界に大手を振って出て行く
    大きな歴史の分かれ目です。
    愚民政治はやめて、ホントのことで国民に説明するべきです。


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  by weekly-yokoo | 2015-05-27 11:39 | バックナンバー | Comments(1)

Commented by ichigonokuni2 at 2015-06-02 09:43 x
日本の首相たるものの器を疑いますね。安部首相の答弁にはむらがある。

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