週刊!横尾和博
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第204回 【新国立競技場の建設を再考せよ!】

          第204回 【新国立競技場の建設を再考せよ!】

編集部: 今週の話題はなんでしょうか?

横尾 : 東京オリンピックが決まり、神宮外苑の国立競技場が5月31日で閉鎖しました。
      7月に解体工事が始まり、新しい国立競技場を作ることが決まりました。

編集部: 流線型のようなデザイン案でしたね。

横尾 : その建設を考え直しては、という提案です。
      五輪ブームで少数意見はツブされそうですけど。

編集部: 再考したほうがよい、という理由は?

横尾 : まず環境の問題です。
      神宮地域は東京で数少ない緑の地域です。
      一度建てれば、1964年の東京五輪に建てた現国立競技場の寿命をみても、
      今後50年はそのまま新計画の建物ができたままです。
      要するに2020年の五輪で使ってから、2070年くらいまではそのまま
      建物が残る計算です。
      そんな未来まで、強大な建築物を残して良いのか。
      未来の東京は、バブル期のように高層ビル乱立の世界なのか、
      それとも緑豊かで、海風の通りのよい環境都市に変化するのか、
      誰が責任を持つのでしょうか。

編集部: そうですね。

横尾 : 新競技場は8万人収容、延床面積は現在の4倍以上、高さは20階建てのビルに
      相当する、といわれています。
      神宮の森の風致や緑など、環境破壊が心配です。

編集部: ずいぶんでかい新競技場なんですね。
       2番目の問題は?


横尾 : 経費です。
      当初1300億円の予算でした。
      それがいまでは1699億円(昨年12月段階)に膨れあがり、
      この先いくらかかるか予想できません。
      この経費はすべて税金です。

編集部: 建設費用も心配ですが、作ったあとのメンテナンス経費は?

横尾 : 作ったあとの維持経費は毎年41億円かかるそうです。
      以前、長野五輪の際も、競技会場を作ったのはよいけどメンテナンスの経費が
      大問題になりました。

編集部: 3番目は?

横尾 : 新国立競技場は、年間48日の利用を見込んでいます。
      逆にいえば年間300日は空いたまま、ということになります。
      まったくムダの極み。

編集部: 横尾さんの結論としては?

横尾 : いまある競技場を直して使おう、という案です。
      7万人収容にして、770億円と当初予算の半分でできます。
      これまで世界のオリンピック会場は、現存するものを改修して開催した国が
      多いそうです。
      北京五輪で、バブル型のオリンピックはやめにしようとIOC(国際オリンピック
      委員会)の決め事もあるそうです。
      国威発揚ではなく、環境配慮型の人にやさしく、スポーツが楽しめるような場所に
      してほしいです。

「神宮外苑と国立競技場を未来に手渡す会」 http://2020-tokyo.sakura.ne.jp/


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  by weekly-yokoo | 2014-06-11 10:55 | バックナンバー | Comments(0)

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