週刊!横尾和博
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第198回 【メーデーに考える!残業代ゼロってひどくない?】

     第198回 【メーデーに考える!残業代ゼロってひどくない?】

編集部: 今週の話題ですが?

横尾 : 5月1日はメーデー、働く者の祭典です。
      その昔、1886年にアメリカの労働者が8時間労働制を要求し
      ストライキに入り、その後全世界に広がったことを記念して、
      毎年5月1日、全世界で働く人たちの祭典が行われます。

編集部: 最近ではその意味を知る人も少ないですね。

横尾 : そうですね。
      いま安倍政権がやろうとしている「残業代ゼロ」施策は、これと真逆な報告で、
      働く人たちの権利や労働の価値を卑しめるとんでもない案です。

編集部: 具体的にはどのようなことが検討されているのですか?

横尾 : 4月22日の政府の産業競争力会議で、「労働規制」を緩和するということが
      いわれました。
      つまり、労働時間ではなく成果主義で判断するべきだ、という論調です。
      最初は高収入のホワイトカラーに導入する、ということです。

編集部: 成果主義だと労働時間が長くなる?

横尾 : 長時間労働が当たり前になりますね。
      それが一般に広がるのは目に見えています。
      大半の働く人たちは少ない時間で成果をあげられるわけはありません。
      いまでも残業代を少なく申告させて働かせる企業が多いなかで、
      時間に関係なく成果主義で良い、ということになったら、
      もし少ない時間で成果があがっても、さらに上積みの成果を求められるでしょう。
      短くなるというのは美名、架空の話です。

編集部: それは大変な法律案ですね。

横尾 : この案は、第1次安倍政権のときに、「ホワイトカラーエグゼンプション」という
      名でよばれて、結局反対が多く実現しませんでした。
      今また同じようなことが言われています。

編集部: なぜ執拗にでてくるのでしょうか?

横尾 : 日本のホワイトカラーは生産性が低い、という経営者の妄想だと思います。
      労働時間に関係なく、成果主義で臨めば、生産性があがると勘違いしているのです。
      非正規雇用などの考え方と根は同じで、労働者を人ではなく「コスト」と考えている
      新自由主義の考え方が根本原因です。
      典型的なのはブラック企業です。
      労働組合も襟を正して頑張らないと、メーデーが起こった1880年代と同じ様な
      12時間労働制、劣悪な環境に逆戻りしてしまいます。


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  by weekly-yokoo | 2014-04-30 10:58 | バックナンバー | Comments(0)

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