第188回 【集団的自衛権答弁で危うい安倍首相】
第188回 【集団的自衛権答弁で危うい安倍首相】
編集部: 今週の話題はなんでしょうか?
横尾 : 東京では2週連続で週末の大雪でしたね。
そして、ソチ冬季五輪が開催中。
そんな中あまり話題になっていませんが、開会中の国会で安倍首相が
集団的自衛権をめぐって、すごい発言をしています。
編集部: どのような発言ですか?
横尾 : 国会の予算委員会で答弁に答えたものです。
集団的自衛権(日本が海外で戦争をできる国になること)をめぐって、
「(政府の)最高責任者は私だ。政府の答弁に私が責任をもって、
そのうえで、選挙で審判を受ける」などと述べ、
首相が自由に憲法の解釈を変更できるかのような発言をしていることです。
編集部: 一見正しいようにも思えますが?
横尾 : 憲法とは、国の最高法規、国の形、権力を縛る、という重要なもの。
一般の○○法、というものとはわけが違います。
憲法では、国権の最高機関は国会です。
政府や首相ではありません。
首相は三権分立のなかでの行政機関の長でしかありません。
従って、首相が自由に憲法解釈を変えることは不可能で、とても危険な発想です。
編集部: そうですね。
横尾 : そのときどきの首相が、自分の判断で憲法解釈を変更できたら、
あっという間に日本は北朝鮮のような国になることも可能です。
そのために「立憲主義」という考え方があります。
政治権力が恣意的に権力を行使しないように、権力を制限しようとする、
近代市民社会、民主主義社会の根本原理です。
それを安倍首相はまったく理解していない。
編集部: 自民党のなかにも反対の声があるようですね。
横尾 : 自民党総務会でも、解釈改憲に対する安倍首相への批判が出てきました。
経済を好調に見せかけ、タカ派的な政策を通していこうとする安倍政権の正体が
だんだん現れてきましたね。
新インターネットテレビ局
「デモクラTV」 開局!
今この国で起きている出来事やニュースの
本質をわかりやすく解説します。
パックインニュースのコメンテータが、
新しくネット放送を配信中。
編集部: 今週の話題はなんでしょうか?
横尾 : 東京では2週連続で週末の大雪でしたね。
そして、ソチ冬季五輪が開催中。
そんな中あまり話題になっていませんが、開会中の国会で安倍首相が
集団的自衛権をめぐって、すごい発言をしています。
編集部: どのような発言ですか?
横尾 : 国会の予算委員会で答弁に答えたものです。
集団的自衛権(日本が海外で戦争をできる国になること)をめぐって、
「(政府の)最高責任者は私だ。政府の答弁に私が責任をもって、
そのうえで、選挙で審判を受ける」などと述べ、
首相が自由に憲法の解釈を変更できるかのような発言をしていることです。
編集部: 一見正しいようにも思えますが?
横尾 : 憲法とは、国の最高法規、国の形、権力を縛る、という重要なもの。
一般の○○法、というものとはわけが違います。
憲法では、国権の最高機関は国会です。
政府や首相ではありません。
首相は三権分立のなかでの行政機関の長でしかありません。
従って、首相が自由に憲法解釈を変えることは不可能で、とても危険な発想です。
編集部: そうですね。
横尾 : そのときどきの首相が、自分の判断で憲法解釈を変更できたら、
あっという間に日本は北朝鮮のような国になることも可能です。
そのために「立憲主義」という考え方があります。
政治権力が恣意的に権力を行使しないように、権力を制限しようとする、
近代市民社会、民主主義社会の根本原理です。
それを安倍首相はまったく理解していない。
編集部: 自民党のなかにも反対の声があるようですね。
横尾 : 自民党総務会でも、解釈改憲に対する安倍首相への批判が出てきました。
経済を好調に見せかけ、タカ派的な政策を通していこうとする安倍政権の正体が
だんだん現れてきましたね。
新インターネットテレビ局
「デモクラTV」 開局!
今この国で起きている出来事やニュースの
本質をわかりやすく解説します。
パックインニュースのコメンテータが、
新しくネット放送を配信中。
by weekly-yokoo | 2014-02-19 11:21 | バックナンバー