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今週の気になる? Vol.170

                 第170回 【同人雑誌のいま】

編集部: さて今週の気になるですが?

横尾 : 小説や詩など、文芸モノの同人雑誌の話題です。

編集部: 同人雑誌とはどのようなものですか?

横尾 : 文学の志をもった書き手が集まり、雑誌の発行の経費は自分たちで負担し、
      毎月発行から、年に数回の発行など、いろいろな形式があります。
      数人でやっているものから、100人以上集まっている同人誌まで多彩です。

編集部: 全国にどのくらいあるのですか?

横尾 : 1000誌以上はあると推測されます。
      ボクは「全作家」という季刊発行の雑誌で、
      全国の同人雑誌の一言批評のようなものをやっています。
      事務局に送られてくるものだけ批評していますが、
      それでもかなりの数ありますから。
      全作家HP→http://homepage3.nifty.com/zensakka/

編集部: 集う人たちのモチベーションは?

横尾 : プロ作家を目指す人、同好会やサークルの気分の人たち、
      プロや商業誌とは別の道の文学をと考えている人など、さまざまです。

編集部: 小説を書いてみたいな、と思う人によいかもしれませんね。

横尾 : そうですね。
      徳島県三好市では「富士正晴全国同人雑誌賞」というイベントを設け、
      すぐれた同人誌を表彰しています。
      今年はボクも選考委員になりました。
   
編集部: 富士正晴という人はどのような人ですか?

横尾 : 富士正晴は小説家として作品も多く発表しましたが、
      大きな功績は「VIKING」という同人雑誌を1947(昭和22)年10月に創刊し、
      彼が死んだあともいまだに続いていることです。
      継続は力ですね。
      この雑誌は高橋和巳や庄野潤三など多くの作家が育ちました。

編集部: ということは、文学のなかの可能性が期待できますね。

横尾 : 全国の書き手のなかには、かなり活躍できそうな人、
      新人賞を受賞した後、困難な道を模索している人など、
      優れた人たちがたくさんいます。
      そこに光をあてることが大切です。
      音楽でもインディーズで有名、というのもありますね。
      文学も同じです。
      がんばってほしいです。

  by weekly-yokoo | 2013-10-09 10:42 | 今週の気になる? | Comments(0)

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