週刊!横尾和博
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第116回 【原発推進派の大反撃に負けるな!】

          第116回 【原発推進派の大反撃に負けるな!】

編集部: 今週の話題は?

横尾 : 先週に続き、原発問題です。
      政府は将来の新しいエネルギー政策として、
      「2030年代に原発ゼロ」をめざす、
      という新エネルギー政策を9月14日に閣議決定しました。
      まずこの内容が大きなペテンです。

編集部: どうしてですか?

横尾 : 今年の夏前から「国民的議論」と称して、
      3つの方法で国民からの意見を募ってきました。
      意見聴取会、討論型世論調査、パブリックコメントの3つです。
      たたき台に、2030年に「原発ゼロ、15%、20~25%」という
      3つの案から国民に選んでもらうようにしたのです。
      その3つの方法で、いずれも原発ゼロが多数を占めたんです。
      そして、結果を分析した政府の学識経験者の会議では、
      原発ゼロは国民の過半数と結論づけました。

編集部: しかし、問題点がある、というわけですね?

横尾 : 14日の決定では、まず時期を
      「2030年」から「2030年代」と「代」をこっそり入れました。
      これによって正確にいえば、10年間期間が延びたことです。

編集部: ずいぶん姑息ですね。

横尾 : 次に、14日決定の「新しいエネルギー政策」では、
      40年で廃炉、新しい原発は作らない、といいながら
      現在着工中の「青森県の大間、東通、島根県の島根原発」の3つは認める、
      と枝野経済産業大臣が言いました。

編集部: 一方で閣議決定しておいて、個別の判断は大臣任せなんですか。

横尾 : また、19日に任命の「原子力安全委員会」の判断により、
      原発をどんどん再稼働していくという判断です。

編集部: 福島の事故前に戻る、ということなんですね。

横尾 : そのとおりです。 
      そして何よりも、新エネルギー政策は政府の決定ですが、
      今年か来年選挙があれば、今の世論調査では自民党政権ができる模様で、
      自民党政権ができれば、いまの総裁候補5人は全員「原発ゼロ」に反対ですから、
      2030年代の原発ゼロの政策は取り止めになります。
      多くの犠牲を払って国民に議論を呼びかけながら、
      政権が変わったことですべてチャラというなら、なんのための政治かわかりません。

編集部: いまの政治がダメな証拠ですね。

横尾 : だから国民は、選挙で脱原発派の政権を作ること、
      そして金曜日官邸デモのように、あきらめずに声をあげていくことが大切ですね。
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  by weekly-yokoo | 2012-09-19 11:30 | バックナンバー | Comments(0)

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