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編集後記 Vol.113

編集後記 Vol.113_d0178451_1045356.jpg世界で最も売れている本、聖書。
世界中の本屋やホテルに置いてあり、皆さんも一度は
目にされたことがあると思います。
聖書とは、キリスト教、ユダヤ教及びイスラム教の教典、正典で、
読んだ事がない方でも大体の内容は想像がつくと思います。
その聖書がネット販売サイト「Amazon(アマゾン)」でも
販売されており、そのサイトのレビューが話題になっています。


このコメディ・ファンタジーは、モンティ・パイソン(イギリスのコメディ)などと同じように、僕がしんどい時に読むお気に入りである。訳者のキング・ジェイムスはリッキー・ジャーヴェイス(コメディアン)と並ぶ天才で、きっとこの先も人々の記憶に残るであろう。

【作品のあらまし】
権力とハングリー精神を持つ『神』というキャラクターが孤独さに飽きて、マジカル・ワールドに裸の男と女を創るところから始まる。ただし、その男女に善悪を教えることを忘れ、食べてはいけないリンゴとそれを食べるように誘惑する魔術的なヘビを配置する。明らかに『神』はヘビを信用してる上に、リンゴを食べてはいけないという「悪」を教えなかったことを忘れているので、当然ふたりはリンゴを食べてしまう。そしてそこから、いろいろと面白いことになるのである!

『神』が障害を乗り越えるときにとる手段として、「どうやって人類を抹殺するか」、「どうやって既婚女性を妊娠させるか」、「どうやって世界の大半の人類から嫌われるか」など、『神』の行動を数年ほど追えばわかるようになっている。

おびただしい数の近親相姦、殺人、レイプ、暴力、大虐殺などは、この『神』によって許されているので、聖書を読むとかなり笑えることだろう。どのホテルに泊まっても置いてあるので、ホームシックにもならずにさっと読める。

【以下、ネタバレ注意】
『サタン』というキャラクターが『神』の対抗として出てくるのだが、『サタン』も『神』も人を殺すことを楽しんでいるようだ。だが最後に『神』は権力と全知全能の力を駆使して、すさまじい量の殺人を成し遂げるが、『サタン』の方は殺した人数が少なく、自慢するほどでもない。

週末のコメディ・ショーを見に出かけるのもいいが、代わりの安上がりなチョイスとして、家にいて聖書を読むという方法もある。

このレビューを書いた人は余程暇だったんでしょう。そんな彼にこの言葉を贈ります。
『過つは人の性許すは神の心』 


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  by weekly-yokoo | 2012-08-29 10:49 | 編集後記

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