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週刊!横尾和博
月刊!横尾和博

第112回 【竹島、尖閣問題は一回頭を冷やして考えよう!】

     第112回 【竹島、尖閣問題は一回頭を冷やして考えよう!】

編集部: 今週の話題はなんでしょうか?

横尾 : 韓国や中国との領土問題についてです。
      8月15日の敗戦記念日を中心として、にわかに燃え上がってきました。
      韓国は大統領選挙がある内部問題、
      中国は香港や台湾の一部活動家による挑発行為です。
      いずれもその国ごとのお国事情が発端です。
      神経質になることは、ありません。
      しっかりとした大人の対応をとればよいと思います。

編集部: 具体的にはどうすればよいと考えますか?

横尾 : 韓国には、国際司法裁判所での決着を呼びかけます。
      両国の合意がなければ裁判にはなりませんが、
      日本だけの提訴でも、相手は拒否の理由を述べなくてはなりません。
      世界的に日本の立場を知らせる好機です。
      尖閣は海上保安庁の警備を強化し、来た船はすべて追い返せばよいと思います。

編集部: 日本の政権がコロコロ変わるので、
      外交でナメられているとの報道もあります。


横尾 : それは確かにあるでしょう。
      自民党末期から安倍、福田、麻生と、内閣は1年おきに首相交代。
      民主党でも鳩山、菅、野田と内閣の寿命は1年ずつ。
      外国からすると、本格的に日本の政権と交渉する気が失せますね。

編集部: その政治のスキをつかれたのですかね?

横尾 : 領土問題は、ナショナリズムに火がつきやすい。
      オリンピックと同じです。
      領土問題は冷静にならないと国民が感情的になり、
      メディアが煽り、その行きつく先は戦争です。
      いま日本は、韓国や中国と領土問題で戦争をやるのかどうか、
      国民一人ひとりが真剣に考えたほうがよいと思います。
      政治家やメディアを信用せず、自分の家族、仕事、生活などを
      よく考えて判断し、自分の意見を決めたほうがよいです。

編集部: 領土問題は、一人ひとりが自分の生活の場で真剣に考える、
       ということですね。


横尾 : そこにしか判断の根拠がないです。
      声高な言説に躍らせられてはなりません。

   

  by weekly-yokoo | 2012-08-22 11:09 | バックナンバー

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