週刊!横尾和博
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第20回  【尖閣ビデオ流出は日本のハジだ!】

         第20回  【尖閣ビデオ流出は日本のハジだ!】


編集部: 今、世間では尖閣ビデオがネットに流出して大問題になっています。

横尾 : この問題はとても大きな事件なので、いま時点での問題を整理してお話しします。

     ①政府の危機管理体制の欠陥や危機意識の欠如は問題です。
            (政権が何党であれ、危機管理対策は重要です)
     ②しかし今回の流出に公務員(海上保安庁、検察)が関わっているとすると、
        この事件は政権を倒そうとする情報テロやクーデーターに相当します。


      まだ犯人がわかっていませんが、ボクは確信犯であり、愉快犯ではないと思います。
      もし公務員だった、らクビを覚悟でやった行動だと思います。

編集部: まだ全貌はわかりませんが、目的は政権の中国に対する外交姿勢の不満が
      背景にあるのは間違いないような気がするのですが・・・


横尾 : そうですね。
      もし愉快犯の犯行だとしたら外交問題に余計なことしたなあ、という怒りがあります。
      外交問題では漁船衝突のどちらが正しいかという、交通事故レベルでの話ではなく、
      領土問題ですから最後は戦争まで考えなくてはいけない。
      その決意が今回の犯人にはあるのかどうか。
      国家には多様な考えを持つ国民が背景におり、必ずしもコトをハッキリさせる事が
      いいのかどうか、将来の日本国民の幸せになるのかどうか深く考えて、ボクたちも
      この事件を見ないといけないと思います。

編集部: 今回の流出事件は、政府に大きな打撃を与え外交も心配されています。
      内閣支持率も急落しています。


横尾 : 菅さんの外交姿勢がよく見えないことがありますね。
      まずここで大切なのは中国との関係、今週末横浜であるAPECに胡錦濤国家主席が
      来るのかどうか、来ても菅首相との首脳会談はあるのかが一番です。

編集部: ロシアも大統領が北方領土訪問で日本に揺すぶりをかけています。

横尾 : 日露首脳会談が行われるかも注目です。
      オバマ大統領との日米会談は設定されていますが。

編集部: 日本外交、今後はどうしたらよいでしょうか。

横尾 : 何かあったら間髪をいれずに、菅さん本人や特使を当該国へ派遣することですね。
      場あたり的な対応ではなく、日本の外交戦略を持ち、国民に説明することですね。

編集部: いきなりトップが乗り込んで来たら相手もあわてるでしょうね。

横尾 : 時にはそういう行動も大事です。
      その上で考えるべきは、領土問題。
      いま、ロシアとの北方領土、韓国との竹島、2つは両国に実行支配されています。
      中国とは尖閣、東シナ海ガス田がありこちらは日本が実行支配しています。
      日本は主権をしっかりと主張することと、外交は国是である平和憲法、
      憲法第9条を守り、国際紛争を武力では解決しない、という立場をより鮮明にする
      必要があります。おカネを配って経済問題で解決しようとする考え方も
      2~30年前にはありましたが、もう無理です。
      ロシア、中国とも経済が伸びていますから。
      またアメリカが日本の味方にならないことだけは、はっきりとしています。
      今後は日本独自の主張と平和外交でプレッシャーをかけることが大事です。
      その為の武器は日本の得意分野の技術やコンテンツです。
      一見するとヘラヘラした外交でも、腰が据わった外交になると思います。

編集部: 国土問題は簡単に解決出来るとは思いませんが、
      政府としてハッキリとした主張を持って対応してもらいたいですね。
      本日もありがとうございました。

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  by weekly-yokoo | 2010-11-10 12:32 | バックナンバー

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