週刊!横尾和博
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第341回 【金正男氏毒殺、死因はVXガスで】

     第341回 【金正男氏毒殺、死因はVXガスで】

編集部:今週の話題をお願いします。

横尾 :2月13日に、マレーシアのクアラルンプール空港で、
    金正男(キム・ジョンナム)氏が毒殺されました。
    北朝鮮の2代目、金正日総書記の長男でした。
    NHKはじめ、毎日トップニュースでこの殺人事件をドラマのように報じています。

編集部:毎日ですね。

横尾 :日本の庶民にとってそんなにニュースの価値(バリュー)があると思えないの
    ですが、ドラマのようでおもしろいし、北朝鮮は「怖い!」というイメージを
    刷りこむための宣伝、大衆操作としか思えないですね。
    実行犯の女性2人、男性1人が逮捕されました。
    北朝鮮の工作員がやったことは濃厚です。

編集部:北朝鮮がやったことは間違いないでしょう?

横尾 :はい、ボクもそうだと思います。
    ただ国際的なテロや犯罪、戦争報道などは、その事件が起きたことで得をする
    のは誰か、を考えながらパズルを解いていくことが必要です。
    報道で北朝鮮一辺倒の見方が気になります。
    たとえば、アメリカ、韓国、中国なども複雑に関係していると思います。
    ロシアは今のところ直接北朝鮮と利害で争っていませんから、可能性は少ないと
    思います。
    つまり事件の黒幕、直接の殺害者は北朝鮮の工作員だとしても、そそのかした
    り、裏で国際政治を操る国がないかどうか、です。
    陰謀論めいてきますが。

編集部:北朝鮮は今後どう出てきますか?

横尾 :いっさい知らぬ、存ぜぬ、で通すでしょう。
    過去に海外で北が起こしたテロ事件の際もそうですし、日本の拉致問題もそう
    ですね。

編集部:現代の民主主義国家から遠い存在ですが、今後は北の体制は揺るぎますか?

横尾 :まず無理でしょう。
    国内で粛清が進んで、恐怖政治と反乱を起こしそうな芽を潰していますから。
    民衆が自然蜂起することはないし。
    あとは外圧ですね。

編集部:よく中国が北をかばっている、といいますね。

横尾 :それは北の体制が崩壊して、一番困るのは中国ですから。
    いまでも韓国と北のGDPの格差はひどいものがあります。
    体制が崩れた際の経済負担で韓国はもたない、といわれていますし。
    でも韓国は同一民族ですから、経済苦に耐えたとしても、中国は大変です。

編集部:要するに、ご近所迷惑な国でも倒れられたらその経済的な負担をしなくては
    いけないから、本音では倒れたら困る?

横尾 :そういうことです。
    それは日本も同じです。
    北が倒れて、北と解決していない戦後賠償とかの名目でかなりの金額を負担
    しなくてはいけません。
    それに仮想敵国があったほうが日本の防衛族にはよいのです。
    世界が平和になって戦争が起きないようになったら、一番困るのは防衛産業も
    含めた防衛族です。

編集部:すると北朝鮮はますますやりたい放題ですね?

横尾 :そのあたりの見極め、つまり国家倒壊による経済破綻とミサイルや核の無法ぶり
    とのつり合いですが、それがひとつの大きな判断として当事者の韓国と、米中ロ
    の思惑が一致すれば、一気に国連決議違反を材料にして攻め込む、ということも
    ありかねない。
    そのときは北の反撃で、日本もミサイルの標的になりますが。


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  # by weekly-yokoo | 2017-03-01 11:03 | バックナンバー | Comments(1)

今週の気になる? Vol.341

    第341回 【村上春樹『騎士団長殺し』を読む!】

編集部:いよいよ村上春樹の新刊が発売されましたね。

横尾 :テレビでは発売日2月24日(金)の深夜0時のカウントダウンが報じられて
    いました。
    まだ発売から1週間経っていませんから、新聞の書評などは載っていません
    けど。
    社会現象としての「ハルキ・ムラカミ」は盛んに報じられています。

編集部:NHKの番組の作り方だと「期待するハルキスト」と「ハルキ批判の人」を
    両方取り上げ、公平さを装っています。

横尾 :はい、文学に公平さの報道はまったく無意味ですね。
    「クローズアップ現代」で放送していましたけどね。
    ボクが構成作家なら、ハルキがなぜ読まれるのか(現象と本質)を徹底して
    報じます。
    読者の感動、識者の意見、そしていまの日本の文学の状況を反知性主義の立場
    から作りますけどね。

編集部:さてその新作『騎士団長殺し』の内容ですが?

横尾 :ボクは読みましたが、ネタバレになるのでストーリーは言いません(笑い)。
    舞台は現代の日本、36歳の画家の身に起こるさまざまな謎、それをミステリ
    風に解いていく物語で、さすがというか、読ませます。
    ぐいぐい物語の中に読者を引き込みます。
    村上春樹の熱心な読者なら、この物語のパターンは既視感があるかもしれませんが。

編集部:文学ですからオモシロイというだけではなく、何かメッセージがあるかですよね。

横尾 :著者からの隠れたメッセージ、つまり主題(テーマ)を読み解くことが文学と
    しては大事ですね。
    文字で書かれていることと、書かれていない空白を読むことが、ボクたちの
    仕事、つまり文芸批評になるわけです。

編集部:その横尾さんの読み解いた『騎士団長殺し』のテーマは?

横尾 :そのうち新聞にボクの書評が掲載されるかもしれません。
    そのときはお知らせしますので、そちらをご覧ください(笑い)。

編集部:ひっぱりますね(笑い)。


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  # by weekly-yokoo | 2017-03-01 10:58 | 今週の気になる? | Comments(0)

編集後記 Vol.341

3月。冬から春へと季節変わりの時期です。
入学、卒業、進学、就職など様々な出会いと別れのドラマがある時期でもあります。
こんな季節だからこそ、聴きたい歌があります。
今回ご紹介したいのは、昨年のNHK大河ドラマにも出演して、現在再ブレーク中とも言われている元アイドルで女優の斉藤由貴さんの『卒業』。
変わったサビのメロディーが印象的な曲です。
私は発売当時よく聴いていましたが、今聴いてもやはりいい曲です。時を超えても決してサビない、この季節だからこその一曲。
聴いた事のある方は、懐かしい気持ちになりながら、聴いたことがない若い方も是非、4月を気持ちよく出発するためにこの季節に聴いてみてください。


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  # by weekly-yokoo | 2017-03-01 10:54 | 編集後記 | Comments(0)

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