週刊!横尾和博
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第39回  【原発事故、これでよいのか?】

       第39回  【原発事故、これでよいのか?】

編集部: 大震災の影響は、まだまだ続いています。
       特に原発の問題は深刻だと思いますが・・・。


横尾 : 原発は一度事故を起こしたら止めることができないんですね。
      放射性物質飛散という、怖さを毎日心配しなくてはいけないことになりました。
      原発近くの人はホントにお気の毒です。
      今は最悪の事を考えて避難するかどうか、東日本の人達は深刻に考えていた方が
      よいかと思います。
      ボクはもういい齢なんで、避難するつもりはないですけど。

編集部: まだまだ深刻な状況が続いているわけですね。

横尾 : 水で冷やすしかなく、ポイントは継続して冷やさなくてはいけないわけです。
      自衛隊や消防隊員などが頑張っていますが、効果があるかどうかは疑問です。
      特に福島第1原発の3号機の危険性ですね。
      必死で注水していますが、3号機はウラン酸化物とプルトニウム酸化物を混ぜた
      MOX燃料を燃やしているので、その生物毒性はウランに比べて比較にならない
      危険性を秘めているといわれています。

編集部: そうなんですか。

横尾 : 3号機だけでも手におえないのに、他の原発も危機的状況にあるわけで、
      使用済み核燃料の燃料棒が露出したり、炉心の燃料棒も水が減り危ない状況です。
      アメリカで起こったスリーマイル島原発事故を上回っています。
      後はスリーマイルで収束に向かった「カーターマジック」(カーター大統領が現地視察
      した後、事態が好転した奇跡)と呼ばれるような良い方向に働いて、
      動力が回復し冷却機能が回復すればよいのですが。

編集部: 冷却機能が回復すればよいんですね。

横尾 : そういうことですが、そもそも原発や核は人間の手に負えないもので、
      この事故を機会に縮小する方向にいかないとダメですね。
      ボクたちは3割の電気を原発に頼っているわけですが、今回の節電で、
      原発の依存度を2割や1割に減らすことが可能となるように、水力の復活や、
      原発につぎ込むお金を新エネルギーの研究開発に投資し、電気が必要なのは、
      分かっているんですから、安全なエネルギー政策に転換したほうがよいですね。

編集部: 牛乳、野菜、水などの放射能汚染が心配されています。

横尾 : 微量で人体に影響はないと言われています。
      30年後くらいにガンの発症率でしか検証できないわけですから、
      気が遠くなるような話です。一人ひとりが情報を調べて対応策を考えるしかないです。
      これほどの国家危機に際しても東電、原子力安全委員会、原子力保安院、
      原発メーカーなどなぜ最高責任者や社長が出てこないのか、ホントに怒り心頭です。

編集部: 今現在、原発問題の影響で、関係の無い農家なども、茨城産というだけで出荷の
      キャンセルなどが相次いでいます。いわゆる風評被害です。この辺も政府は、
      ハッキリと国民に安全なら安全と、伝えるべきだと思いますが・・・。


横尾 : ホントにそうですね。
      今回の震災では、まだまだ被害は拡大しますし、問題も多く出てきます。
      関係各位には先手、先手で、行動してもらいたいものですね。

※このインタビューは3月21日に行われました。
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  # by weekly-yokoo | 2011-03-23 10:34 | バックナンバー

今週の気になる? Vol.39

        第39回  【春のお彼岸、無縁社会を考えた】

編集部: 大震災のなかでも、だいぶ春めいた陽気になってきましたが、今週の気になるは?

横尾 : 3月21日はお彼岸の中日(春分の日)ということで、お墓参りに行く人も多いと思います。
      ボクも自分の両親や祖父母の墓参りに出かけるのですが、ウチの墓は
      都立霊園にあるんです。そこに行くたびに思うんですが、長年手入れがされない
      無縁墓地がけっこう目につくんです。昔は少ししかなく目だたなかったんですが、
      かなりあるんですね。

編集部: 手入れしてない、ということはお参りに行く人がいない、ということですね。

横尾 : そうですね。少子高齢化で家系が断絶していたり、墓地の管理料を支払って、
      撤去は免れてもお参りに行けない、という家族もあるんでしょうね。
      NHKで「無縁社会」という番組をやっていましたが、子孫が絶えて墓が
      荒れているのを見ると、ますます少子高齢化、無縁社会という言葉が
      身につまされます。

編集部: 無縁社会の問題は、昨年話題になった戸籍を抹消していない消えた
      高齢者問題にも繋がりますね。

横尾 : 「無縁」とは若者、中年、高齢者世代を問わずに単身者社会、人と人の関係が
      希薄になっていく社会を象徴する言葉ですね。
      建築年数が経った古い団地などでも孤立した高齢者の問題を抱えていますね。

編集部: NHKの番組でもありましたが、単身社会を逆にビジネスとしてとらえる風潮も
      あるそうですね。


横尾 : 無縁ビジネスというんでしょうか。
      身辺整理、遺品整理などを専門に行う業者もあるそうです。
      他にも共同墓、話し相手、保証人代行などのビジネスもあるらしいです。

編集部: 巨大地震といい、ヘンな世の中になってきましたね。
      社会の形態が大きく変わろうとしているのでしょうか。


横尾 : 大震災を目のあたりにして、またお彼岸を迎えて、死の意味を考えさせられる
      今日のこの頃です。

横尾 : 少子高齢化は経済分野や社会保障だけでなく、日本社会全体を変えてしまうような
      大きなテーマなんですね。
      ボクも墓参りしていて、ウチの墓も50年後はどうなるのか、と心配になりますね。
      社会の変遷につれて、お墓のあり方もこの先ずいぶん変わって行くのではない
      でしょうか。

※このインタビューは3月21日に行われました。
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  # by weekly-yokoo | 2011-03-23 10:31 | 今週の気になる?

編集後記 Vol.39

今回の震災は人的被害だけでなく、動物達も同じように被害にあっています。
自分1人の命を守るのに精一杯だった、今回の震災。多くの企業や著名人が義援金活動を行っている姿をTVなどで見ます。しかし、どれも動物救済の目的での活動ではありません。
ネットに置いても同様です。気持ち的に人間優先なのはわかります。
しかし現実として、たくさんの動物達が亡くなり、主人とはぐれた動物達が多く路上に彷徨っています。避難所で心配している飼い主もたくさんいるでしょう。人間達と暮らしを共に歩んできた動物達。気にして上げてもいいのではないでしょうか?人間と同じ様に水、食料に困っています。TV各局も義援金を集めていますが、一部でも動物救済に回るか疑問です。一言でいいので、動物救済に触れられないのでしょうか?ネット検索すれば色々な団体が救済活動を行っています。もし、義援金や物資などを送るに当たって、活動団体が信用出来ないのであれば、政府が認可した団体があります。その団体は、政府が認可した公益法人である動物愛護団体4団体と、日本獣医師会の計5団体によって組織されている団体で、「緊急災害時動物救援本部」といいます。
この団体は阪神・淡路大震災の時に「兵庫県南部地震動物救援本部」として生まれ、1996年に「緊急災害時動物救援本部」と名前を変え活動を行っています。今回の震災でも、宮城県仙台市内2拠点、岩手県盛岡市内1拠点を置き、活動を開始しています。
皆さんも是非一度、ホームページを拝見してみてください。

      緊急災害時動物救援本部 : http://www.jpc.or.jp/saigai/
【緊急災害時動物救援本部・構成団体】
社団法人日本獣医師会 : http://nichiju.lin.gr.jp/
財団法人日本動物愛護協会 : http://www.jspca.or.jp/
社団法人日本動物福祉協会 : http://www.jaws.or.jp/
公益社団法人日本愛玩動物協会 : http://www.jpc.or.jp/
社団法人日本動物保護管理協会 : http://www.env.go.jp/info/koeki/8030.html
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  # by weekly-yokoo | 2011-03-23 10:27 | 編集後記

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