週刊!横尾和博
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<   2016年 06月 ( 15 )   > この月の画像一覧

 

第307回 【英国のEU離脱と日本】

         第307回 【英国のEU離脱と日本】

編集部:先週はイギリスで大きなニュースがありました。

横尾 :イギリスのEU脱退の動きは、今後連鎖すると思います。
    具体的な動きが目に見えなくても、「国家」「共同体」とは何か、を広く人々が
    考えるきっかけになりました。
    つまり大きな歴史で見ると、「国際化」と「国家主義」は「動と反動」として
    繰り返し起きる問題です。
    簡単にいえば幕末の日本がそうです。
    開国か攘夷か、という問題ですね。
    同じころ19世紀のロシアもそうで、国論を二分しました。

編集部:グローバル化すればするほど、民族主義とか国家主義が台頭するんですね?

横尾 :そうです。
    そしてそれはイデオロギーの問題よりも、貧困、格差、移民などの労働問題
    として現れます。
    日本でのヘイトスピーチもその一環と考えられます。

編集部:変な外国人に自分たちの職を奪われ、また労働条件が悪いのは、
    移民や外国人のせいだと?


横尾 :そういうことです。
    ゆえに日本でもこれから必ず起きてくる問題です。
    ただ日本人は白人には弱いですから、白人に対してのヘイトは起きず、
    アジアや南米などの国の人たちへの排外主義が強まります。

編集部:すると反アメリカではなく、反中国、反韓国、反フィリピンなどに軸が向かう?

横尾 :そう、経済的に中国への依存度は高いですから、反中になればなるほど
    日本の低所得者層は自分で自分の首を絞めることになります。
    あまり気づいていないけれど、具体的に言えば、居酒屋で中国の悪口を言い
    ながら、中国産の食べ物を食べている、という矛盾です。

編集部:そうすると英国のEU離脱から学ぶことは?

横尾 :経済、特に労働の問題を基本に考えることです。
    たとえばいまアメリカの大統領選結果待ちですが、TPPが始まろうとして
    いますね。
    これは完全に日本が経済分野でアメリカの植民地化になっていくことです。
    これを国民投票にしたとして、ノーという投票が半分を超えるか、ということ
    ですね。

編集部:国民投票で意思を決める方法は?

横尾 :議会が劣化し、形骸化している国では民主主義を示す手段として国民投票
    (直接民主主義)は大事です。
    しかしリスクは一時の感情や情緒に流され、大事なことが決定されてしまい
    ます。
    十分な情報開示や数年かけての国民の議論が熟成してからの手段だと思います。
    原発の是非は国民投票でやるべきです。
    憲法改正はよく議論しないで国民がわからないまま国民投票するのには反対です。


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  by weekly-yokoo | 2016-06-29 11:14 | バックナンバー | Comments(0)

今週の気になる? Vol.307

       第307回 【久しぶりにコミックを読んだ!】

編集部:さて「今週の気になる」です。


横尾 :最近久しぶりにコミックを読みました。
    知人が単行本デビューを果たしたので、その本を買って読みました。

編集部:感想はいかがですか?

横尾 :久しぶりの漫画、コミックはやはりおもしろいです。
    本や動画と違う、独特のリズムの流れが自分のなかで生まれますね。

編集部:お知り合いが出された本はいかがですか?

横尾 :小学館から6月15日に発売されました。
    加藤望(かとう・のぞみ)『さよならハヰドランジア』という作品で、
    上巻が出て下巻は晩秋だそうです。
    新青年誌「ヒバナ」(小学館)という雑誌連載のものが出版されました。

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編集部:どのような内容ですか?


横尾 :昭和初期の東京が舞台、美形の笑わない青年とお祭り男の友情物語ですね。
    なんとなくドストエフスキーの登場人物的なイメージがあります。
    たとえば『罪と罰』のラスコーリニコフとか。

編集部:「ハヰドランジア」とはどのような意味でしょう?

横尾 :調べてみると「アジサイ」の意味ですね。
    いまの季節にふさわしいですが。
    この題名がどのように比喩されているのか、上巻ではまだわかりません。
    完結が楽しみです。
 
編集部:著者はどのような方ですか?

横尾 :20代後半の女性です。
    2013年、少女2人の絶望潜伏記『SWAN LAKE』で第65回IKKI新人賞・
    イキマンを受賞しデビューしました。
    『さよなら ハヰドランジア』は著者の初連載作で、単行本になったそうです。

編集部:コミック業界全体は好況なのでしょうか?

横尾 :今回本を買うために、新刊の中規模の書店に行きましたが、コミック本は
    すごい数が並んでいました。
    もっと驚くことに最近は本(紙)よりもスマホで見る読者も多いらしいですね。
    時代の変化による文化の違いはこれから広がるばかりです。
    漫画、コミックも新しい市場を開発しているのですね。
    コミケも含めてまだまだ文学に比べると伸びしろのある業界ですね(笑い)。
    著者にはその業界で生き残るために、がんばってほしいと思います。

 
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  by weekly-yokoo | 2016-06-29 11:05 | 今週の気になる? | Comments(0)

編集後記 Vol.307

先日、アメリカの人気スポーツNBAのファイナルが終了し、チャンピオンが決定しました。
【キング】の名称を持つレブロン・ジェームズ率いるクリーブランドキャバリアーズが創設46シーズン目で初優勝。同シリーズの試合としては、マイケル・ジョーダン氏がシカゴ・ブルズで最後の優勝を飾って以来、最高の視聴率を記録した。レブロンはプロデビューした2003年から2010年までキャバリアーズに在籍し、1度はNBAファイナル(2007年)にたどり着くも、優勝には手が届かなかった。その後、マイアミ・ヒートに4シーズン在籍し、2度の優勝を果たしたレブロンは2014年、再びキャブスに加入。悲願の初優勝は、復帰したときにファンと交わした「生まれ故郷にチャンピオンシップをもたらすために帰ってきた」という約束が果たされた瞬間でもあった。マイアミ・ヒート時代にファイナルを制した2度の瞬間は、満面の笑みだった“キング”レブロン・ジェームズ。そんなレブロンが、キャブス初優勝の瞬間はコートにしゃがみ込み、手でその顔を覆った。それでも溢れてくる涙が、キャブスでの優勝をどれほど渇望していたか、そしてそれを成し遂げるための死闘がいかにタフだったかを物語る。多くの著名人が祝福し、スポーツを通じで地域に貢献したことが目に分かる内容であった。日本で発足した【Bリーグ】もこれを学び、今後に期待したい。

 
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  by weekly-yokoo | 2016-06-29 10:56 | 編集後記 | Comments(0)

第306回 【参院選公示、選挙に行こう!】

       第306回 【参院選公示、選挙に行こう!】

編集部:今週はどのようなことでしょうか?

横尾 :22日(水)に参院選の公示があり、7月10日(日)に投開票が行われます。
    今回は「憲法改定」が発議されるかどうか重要な選挙、つまり自民や公明、
    おおさか維新など憲法改定に賛成する勢力が参院で発議可能な3分の2の議席を
    獲れるかどうかが焦点です。
    また投票年齢が18歳以上となり、若い層に新たに選挙権が発生します。
    その2つが注目点です。

編集部:投票率はどうですか?

横尾 :3年前の前回は低く、52・61%、戦後3番目の低投票率と言われました。
    今回は年齢を下げて母数が増えたので「率」としては下がるでしょう。
    また自民・公明がわざと「憲法改定」を隠しています。
    選挙が終わったら安保法により南スーダンに派遣する自衛隊に「駆けつけ警護」
    という名の戦闘任務を負わせ、派遣します。

編集部:よく経済、社会保障が争点と言いますね。

横尾 :庶民感情としてはそのとおりです。
    でもメディアは政権の隠した意図を発(あば)かなくてはならないのです。

編集部:重要な選挙ですが、いつもと同じような争点を政権側とメディアで意図的に
    作っている?


横尾 :そうですね。
    いろいろ政治に注文があるけど、今回重要なのはコレコレです、とメディアが
    明確にしないと盛り上がらないですね。

編集部:英国では国民投票が行われますね。

横尾 :EUに残るか、残らないか、ですね。
    これは二者択一ですから盛り上がりますね。
    女性の下院議員が襲撃されて、亡くなる事件も起きました。
    痛ましいことです。

編集部:日本の選挙、どうすれば盛り上がりますか?

横尾 :ボクは邪道だけれど、投票に行かない人は権利を放棄しているのだから、
    免許証やパスポートを発行しない、とか税金(義務)をたくさん取るとか、
    ペナルティを課さないとダメだと思います。
    ふだん投票に行かない人が選挙にいっても、政治に無関心だから、
    人気投票のようになってしまうかもしれないけれど、選挙権を自覚しないと
    民主主義は劣化し、ダメになると思います。


編集部:半分くらいの人の投票で、国の行き先が決まってしまうのですからね。

横尾 :そのうち与党に投票する人は数でいうと半分に達していないんです。
    つまり投票に行かない人も含めると、与党に投票したわずか25%未満の人
    たちで、ボクたちのこれからが決まる。
    消費税、原発、社会保障など生活関連もすべて。
    まあ、投票したい政党や人がいない、というのもありますが、
    よりましな選択をするのが民主主義です。
    投票に行きましょう!

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  by weekly-yokoo | 2016-06-22 10:44 | バックナンバー | Comments(0)

今週の気になる? Vol.306

          第306回 【紫陽花の季節です!】

編集部:さて「今週の気になる」です。


横尾 :今年はカラ梅雨のようで、そうなると水不足が気になりますが、
    紫陽花は元気に咲いていますね。

編集部:色が鮮やかで最近は白の紫陽花も見ますね。

横尾 :色素をもたない種類のようです。
    紫陽花の色は青とピンクが基本ですね。
    青は土壌が酸性、ピンクは土壌が中性かアルカリ性、と言われています。

編集部:今頃が、一番きれいに咲いていますよね。

横尾 :東京の名所は、王子の飛鳥山公園ですね。
    あと上野公園の不忍池、小石川植物園や神代植物公園もよいですね。

編集部:紫陽花といえば鎌倉も?

横尾 :そうですね。
    紫陽花寺、明月院が有名ですね。
    鎌倉全体が紫陽花の似合うまちです。

編集部:雨が少ないので、その分暑い夏になりそうですね。

横尾 :お出かけの際には水分に気を付けて熱中症にならないように。

 
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  by weekly-yokoo | 2016-06-22 10:39 | バックナンバー | Comments(0)

編集後記 Vol.306

先日、休みの日に朝寝をしていますと、救急車や消防車のサイレンの音が、けたたましく近所に鳴り響きました。「まぁ、隣ってわけでもなさそうだし」と2度寝をしていると、今度はヘリコプターの音。来ては返すの繰り返しで、あまりに長くブンブン飛ぶので、「こりゃ~事件か、事故で来た取材のヘリだな」と思いました。やおら起きて、さっそくSNSをチェック。どうやら近所のビルで火災があったようです。その時点で、テレビはもちろんネットのニュースにもなっていませんでしたが、SNSでは動画付きで、発生直後の燃え上がるビルの姿が上がっていました。
テレビのない頃はラジオ、ラジオのない頃は新聞、新聞のない頃は・・噂話。人の情報伝達手段は様々に変貌してきました。しかし、ここへきて1周してネットを使った噂話であるSNSが、今や人々の情報最速ツールとなっています。しかも、写真や動画といった唯の噂ではない証拠付きで。テレビの創成期から成熟期、テレビの報道は、その即時性を謳ってマスメディアとして新聞に大きな優位性を見せつけてきました。しかし、時代は巡って今はその即時性にあまり価値がなくなっています。「事故現場に来ております!」「災害地にいます!」だけの報道は、SNSの即時性にはかなわないのですから。
今、欧米では大企業のブランディングとして、第3者の目をもってした企業イメージを多角的に伝えていく必要があるとして、様々な形で企業メッセージを発信しています。インターネット、SNSの普及した時代に合って、企業の理想やイメージを一方的に伝える事はもはや無意味で、逆効果でさえある。だから、負の部分も含めて顧客に企業の在り方を理解してもらい、深いレベルで共感、支持してもらえる企業を目指すといったことです。その上で重要なのは高い文章力だそうです。
テレビや新聞といったマスメディアもその即時性だけで点数を稼ぐ時代が終わったとしたら、求められるのは高い文章力であり表現力かもしれません。なぜその事件は起こったのか、どうすればそんな事故を無くせるか、高い見識に基づく意見を述べられなければ、人々に必要とされなくなるでしょう。

 
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  by weekly-yokoo | 2016-06-22 10:36 | 編集後記 | Comments(0)

第305回 【舛添知事問題象徴する2つの意味!】

     第305回 【舛添知事問題象徴する2つの意味!】

編集部:今週の話題をお願いします。


横尾 :政治資金の不透明な公私混同を追求され、ねばり腰で辞任しない東京都の
    舛添知事、東京以外の46道府県にお住まいの方にはあまり関係のない話題
    かもしれませんが、この問題は大きな2つの意味を持っています。

編集部:どのような意味でしょうか?

横尾 :ひとつは当然、舛添知事本人の政治家としての質の問題です。
    公私混同、ケチ臭い、潔くないです。
    本人は違法行為ではないからと逃げていますが。
    「信なくば立たず」と孔子が「論語」のなかで言っていますが、
    政治は庶民の信頼がなければ成り立たない、ということです。

編集部:日本の政治家を国民の誰もが信頼していないのではないでしょうか?

横尾 :たしかにそうですね。
    政府(政権与党)への信頼度は先進国のなかでも低いと思います。
    甘利大臣がUR(昔の住宅公団)への口利きで建設業者からカネをもらっても
    不起訴ということで、検察は起訴しないのですから。

編集部:政治家が自ら出処進退にケジメをつけるのは当然ですよね。

横尾 :そうです。
    しかし国会議員から地方議員まで、政治の信頼度は地に落ちています。
    舛添知事はその象徴です。
    だから個別東京の案件ではなく、全国的な問題で、参院選にも影響します。

編集部:なるほど、では2つめの意味とは?

横尾 :メディア論の話です。
    大メディア、テレビのワイドショーなどが記者会見を放送し、
    連日のように舛添バッシングをやっているのは視聴率がとれるからです。
    それはよくない話で、舛添知事問題の陰で、甘利前大臣の不起訴問題など
    地味でも国民にとっての大問題をニュースにしない。
    むしろ大事な問題から目をそらせようとする権力の意図に乗っかっている、
    と考えられます。

編集部:甘利氏問題以外には?

横尾 :ここ1か月くらいの動きでは、沖縄の米軍属による女性殺人事件などです。
    前にも話しましたが、「日米地位協定」改定の話です。
    オバマ大統領がせっかく訪日したタイミングで、安倍首相にオバマ氏が沖縄の
    事件をお詫びしているのに、「地位協定」の改定を言わない。
    このニュースなども、舛添問題に目をそらされて話題になりません。
    弱った舛添知事は叩くが、強い石原元都知事、安倍首相には何も言えない、
    いまのメディアの大きな問題、日本をダメにする元凶です。


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  by weekly-yokoo | 2016-06-15 11:06 | バックナンバー | Comments(0)

今週の気になる? Vol.305

           第305回 【桜桃忌にちなむ】

編集部:さて「今週の気になる」です。


横尾 :6月19日は、作家の太宰治の死を悼んで毎年墓前祭が行われる「桜桃忌」
    です。
    昭和23(1948)年に武蔵野の玉川上水で愛人と情死しました。
    享年38歳、天才型の作家の死でした。

編集部:その太宰治が最近気になる理由とは?

横尾 :ボクも若いころよく読みましたが、最近芸能界から作家デビューした又吉直樹
    や押切もえがともに愛読書が太宰、というのに驚いたからです。
    いまどきの若い世代にも読まれているのだな、と。

編集部:いまだに若い文学好きには太宰ファンが多い、ということですね。

横尾 :そういうことです。
    そしてもうひとつ気になったのは、太宰の二女で作家の津島佑子さんが
    今年2月に亡くなったことで、「太宰文学史」というか時代が転換する時期を
    感じました。

編集部:太宰が亡くなって68年経つわけですが、その間にはブームのようなものが
    あったのですか?


横尾 :いくつかあったようです。
    そのブームと日本社会の変化を重ね合わせた若い世代の評論も最近出版されて
    います。

編集部:横尾さんお勧めの太宰の小説は?

横尾 :ボクは代表作の「人間失格」、敗戦と人間の虚無を描いた「トカトントン」、
    キリストを売ったユダの心理に迫る「駆け込み訴え」ですね。
    桜桃忌にちなんで桜桃でも食べながら再読してみたいですね。
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  by weekly-yokoo | 2016-06-15 11:01 | 今週の気になる? | Comments(0)

編集後記 Vol.305

しれっと4月にたばこが値上がりしました。
自分はメビウスを吸っているのですが、10円値上がりしました。
基本的にたばこの税率は6割を超えていて、日本で最も税負担率が高い商品です。
たばこが1箱20本入りですので約13本が税金分というわけです。
今後も消費税10%に引き上げされれば、たばこも値上がりされると考えられます。
昔の事を考えると、今やたばこは倍の値段になっています。
今後も値上がりを考えると、健康の事を考えて禁煙するのではなく、経済的にたばこを止めざるえない感じになってきそうです。

 
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  by weekly-yokoo | 2016-06-15 10:57 | 編集後記 | Comments(0)

第304回 【参議院選挙は大きな日本の分かれ道】

      第304回 【参議院選挙は大きな日本の分かれ道】

編集部:今週の話題をお願いします。

横尾 :6月1日で、半年ばかり開会されていた通常国会が終わり、
    7月10日は3年に1度の参議院選挙です。
    この参議院選挙には大きな意味があります。

編集部:どのような意味でしょうか?

横尾 :安倍政権や自民、公明、そして政権寄りのメディアは、選挙の争点を
    「消費増税時期の先送り」、つまり来年(2017年4月)に実施予定の
    税率10%消費増税を延期して2019年10月からと表明し、そのこと
    を争点としています。

編集部:ふつうの人が考えれば、税金が上がる時期が先に伸びたことは嬉しいですよね。

横尾 :単純に嬉しいです。
    ただそれは、国家財政が1000兆円の借金を抱え、孫子の代にツケを回す
    「赤字国債」、「消費者金融財政」状態という、大きなリスクがあります。

編集部:それは問題ですね。

横尾 :ただホントの争点は、消費増税延期や社会保障ではなく「憲法改悪」なのです。
    近代の民主主義国家の憲法は、権力の横暴、暴走を防ぐために「権力を縛る」
    役割が基本です。
    これを「立憲主義」といいます。
    安倍政権は安保法(集団的自衛権)を、いまの日本国憲法を無視して強行に
    国会で成立させました。
    賛成した自民党、公明党の大暴挙です。
    ゆえに保守派でも憲法学者はみな怒りました。
    小林節慶大名誉教授が典型です。

編集部:でもあまり国民は関心がない?

横尾 :そうです。
    国民の関心は「社会保障」「税金」「経済・景気」で当然です。
    だから政権や自民、公明は国民が無感心の政策は「公約」に書いておくだけで
    強調せずに、「消費増税延期」だけを争点にしようとします。
    「憲法改正」「原発推進」などは公約の隅に書いておいて、政権が勝利したら、
    「国民に支持されたからやります」とヌケヌケと言う。
    これまでの安倍政権の2回の衆院選、参院選でハッキリしています。
 
編集部:それは詐欺みたいですね。

横尾 :オレオレ詐欺の手口です。
    電話で信用させておいてお金を引き出す手口、騙された高齢者が国民です。

編集部:ということになるとホントの争点は何でしょう?

横尾 :憲法改悪に必要な参議院の議席3分2を自民、公明、おおさか維新で獲得する
    ことです。
    そのためには自民党は現有議席数を減らさず、公明、おおさか維新も議席増に
    ならなくてはいけません。
    ゆえに争点を隠して彼らは必死です。
    彼らのホンネは、選挙に行かないこと、投票率が上がらないことが基本です。
    争点隠し、盛り上がらない選挙イメージ、そして北朝鮮や中国カードを切り、
    そのための大宣伝が、メディアを使って始まります。
    もうNHKニュースはやっていますけど。
    長い間、国民をなめきった、愚民政治の終着点、憲法改悪ができるのかどうか、
    大きな日本の分かれ目になります。


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  by weekly-yokoo | 2016-06-08 11:04 | バックナンバー | Comments(0)

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