週刊!横尾和博
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カテゴリ:今週の気になる?( 368 )

 

今週の気になる? Vol.370

    第370回 【敬老の日、高齢者が気になる!】 

編集部:「今週の気になる」です。

横尾 :9月18日が敬老の日だったこともあり、メディアでは「100歳以上の高齢者
    が過去最高」というニュースが流れていました。
    6万5692人が100歳以上で、毎年増えているようです。

編集部:すごい数ですね。

横尾 :昔に比べて平均寿命が伸びてきました。
    内閣府の調査では、2010年で男性79・64歳、女性86・39歳です。
    その40年前の1970年では、男性69・31歳、女性74・66歳でした
    からね。

編集部:まちを歩いていても高齢者が目立ちますね。

横尾 :はい、平日昼間とか、観光地に行くと高齢者ばかりが目立ちますね。
    ボクの住んでいる東京都北区は高齢化率が高く、東京23区平均の22.1%と
    比べて、25・4%もあります。
    だから平日昼間の赤羽なんか、高齢者と中国人ばかりが目立ちますよ。

編集部:高齢者が多いとどのような変化がまちに起きますか?

横尾 :まず接骨院はじめ医者が多いですね(笑い)。
    それから美容院も多いです。
    あと年金暮らしですから、物価が安いし、激安店が繁盛しますね。

編集部:そうですか、そんな特徴があるんですね。

横尾 :はい、あとオシャレな若い女性が好むようなカフェが少ないですね。
    若い人は少ないですからね。

編集部:でも赤羽は住みやすいまちに選ばれていましたね?

横尾 :はい、交通の利便がよいからです。
    だから休日には若い人がそれなりにまちにいますけどね。
    高齢者が多くても問題はないのですが、やはり一番危ないのは自転車や歩行者
    ですね。
    交通ルールを教わっていない戦争中や戦後すぐに生まれた世代ですから。
    あと、地域の安全・安心ですかね。
    ボクは退職後の世代をシルバー人材の有償ボランティアで、どんどん地域の
    ために手伝ってくれる人を増やしたらよいと思います。
    つまり人に投資、を若い層ではなく高齢者にも投資し、住みやすいまちにする
    ことですね。

編集部:いろいろ課題がありますね。

横尾 :「敬老の日」は高齢者感謝デーではなく、高齢とどう向き合うか、高齢化社会の
    生き方を考えるきっかけにしてほしいですね。
    テレビもこの日は、すべて高齢者が制作する高齢者向け番組にするとかね(笑い)。


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  by weekly-yokoo | 2017-09-20 11:10 | 今週の気になる? | Comments(0)

今週の気になる? Vol.369

   第369回 【「ひっつみ」を知っていますか?】 

編集部:「今週の気になる」です。

横尾 :先週に続き岩手ネタです。
    岩手県の郷土料理で「ひっつみ」というのがあるのですが、知っていますか?

編集部:初めて聞きました。

横尾 :ボクも食べたことがないのですが、最近知る機会がありました。
    汁物で「すいとん」をイメージするとわかりやすいかもしれません。

編集部:「すいとん」と言えば、戦争中ものがなかった時代によく食べたと言われる、
    しょうゆ仕立ての汁のことですね?

横尾 :はい、そうです。
    「すいとん」は小麦粉を水でこね、団子大にして、それを汁に入れて煮込む。
    野菜なども入ればOKです。

編集部:それに似たものが岩手の名物?

横尾 :「ひっつみ」は小麦粉を練って固めたものを平らにするんですね。 
    正月に食べる切り餅の薄いものをイメージするとわかりやすいです。
    餃子の皮やワンタンに似ているかもしれません。
    出汁で煮て、鶏肉や魚介など自由に好みの具材を入れるんですね。
    味噌仕立てもあるそう。

編集部:おいしそうですね。

横尾 :全国に似たような汁物がありますよね。
    山梨の「ほうとう」も、イメージが似ています。

編集部:なんで岩手ですか?

横尾 :南部藩時代からの伝統らしいです。
    昔は日本全国同じですが、米は庶民の口には入らなかったんですね。
    そこでそばやうどん、そして小麦粉を練ったものなどが主食だったんでしょう。
    囲炉裏に大きな鍋をつるし、そこにあるきのこや野菜など具材を入れてごった煮
    状態の食べ物の名残りかもしれません。

編集部:昔はごった煮だったんでしょうが、いまはどんな郷土料理もグルメブームで味が
    よくなっていますね。

横尾 :はい、貧しかった時代の食べ物に光があたるのは飽食の裏返しかもしれません。
    ボクは「すいとん」が大好きなので、具材を豊富にしないでシンプルなものが
    よいです。
    貧しかった時代に思いを馳せるのも大事なことですね。


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  by weekly-yokoo | 2017-09-13 11:31 | 今週の気になる? | Comments(0)

今週の気になる? Vol.368

   第368回 【『遠野物語』の世界は今どこに?】 

編集部:「今週の気になる」です。

横尾 :最近、柳田国男『遠野物語』を読む機会がありました。
    文語訳ではなく口語訳ですが。
    それを読んで考えさせられました。

編集部:『遠野物語』とは?

横尾 :岩手県の遠野地方に伝わる民話を、民俗学者の柳田国男が明治時代に本にした
    ものです。
    柳田に話を伝えたのは遠野出身の佐々木喜善という小説家志望の人でした。
    以来、遠野は民話の里と言われるようになりました。

編集部:どのような民話なのでしょうか?

横尾 :山人(やまびと)、山男、山女や河童やザシキワラシなど、都会に住むものに
    とっては怪異としか思えない者も、土地の神と繋がっていたり、日本人の心の
    ふるさとのような話ですね。

編集部:いまは妖怪アニメなどでしか、知らないものもありますね。

横尾 :考えさせられたのは、いつからボクたちはその土地に伝わる固有の民話や伝説
    から切り離されてしまったのか、ということです。
    つまり土地の霊(地霊)のようなものを喪い、土地や大地は経済効率のみで
    測られるようになってしまったのか、ということです。

編集部:そうですね。

横尾 :柳田国男は『遠野物語』の序文でこう言っています。
    「平地人を戦慄せしめよ」、つまり「そのような話をどんどん語って、都会人
    を心底から怖がらせ、めざめさせてほしい」と。

編集部:なるほど。

横尾 :ところが今の日本人は怖がりません。
    科学やネットなど情報手段が進んでいますから。
    だから逆に理屈や計算ではない、感情や心情の奥深くに眠る情緒を『遠野物語』
    から受け取ってほしいような気がします。


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  by weekly-yokoo | 2017-09-06 10:56 | 今週の気になる? | Comments(0)

今週の気になる? Vol.367

           第367回 【夏の終わりに】 

編集部:「今週の気になる」です。

横尾 :2017年の夏も終わりです。
    先週もお話ししたように、今年はまれにみる長雨の夏でした。

編集部:ホントにそうでした!

横尾 :体調不良の人も多いようですが、夏の終わりはいつも切ないですね。
    来年また向日葵や入道雲を見ることができるかな、と。
    桜の終わりも同じ感想をもちますが、初夏へ向かう季節はまだ元気になりますから。

編集部:でも秋がくるのも楽しみでは?

横尾 :晩秋の紅葉の季節は楽しみですね。
    秋は仲秋の名月などの味わいもありますけど…。

編集部:横尾さんの夏の終わりのイメージは?

横尾 :井上陽水の「少年時代」の歌詞、そのままですね(笑い)。
    少年から大人になるのはよいですけど。
    ボクは歳をとるだけですから(笑い)。
    でもボクは晩夏が一番好きな季節です。
    あとは新緑の5月ですね。

編集部:そうですね。よい季節です。

横尾 :ただ最近気になるのは、1970年代から80年代は、旧盆のころの東京の空
    は、透き通るようでまっ青でした。
    正月やゴールンデンウィークのときもそうでしたけれど。
    空の曇りは車の排気ガスや工場の煙などが原因でしたが、その時期は仕事が
    休みになるので空が曇ることもなく、青いんですね。
    でもいま旧盆の時期は、温暖化の影響でゲリラ豪雨や曇天で蒸し暑い日が多く
    なりました。
    つまり昔と今で東京は少年時代の空の風景が変わっていて、映画やアニメで
    しか、都会の青い夏の空の風景を見ることができないんです。
    これは残念で、人の心の風景が将来変わっていくかもしれませんね。


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  by weekly-yokoo | 2017-08-30 11:32 | 今週の気になる? | Comments(0)

今週の気になる? Vol.366

     第366回 【8月の長雨には参った!】 

編集部:「今週の気になる」です。

横尾 :東京は8月初旬から雨の日が続きましたね。
    梅雨に逆戻り、梅雨は晴れの日が多く、まるで逆です。
    雨の日が連続して続くのは珍しい記録です。

編集部:ホントに変な天気です。

横尾 :ビアガーデン、かき氷、海水浴、避暑地など夏場の仕事はみなダメですね。
    夏の太陽が恋しいです。
    やはり暑い太陽と向日葵、蝉の声が夏のウリですからね(笑い)。

編集部:夏に雨が多いと、野菜などの値段が上がりますね。

横尾 :そうですね。
    天候に左右されますから。
    野菜の店頭価格はもう上がっています。

編集部:日照不足は野菜だけでなく、人間の健康にとってもよくないですよね?

横尾 :夏に太陽の光を浴びるのは重要で、北欧の人たちはよく南欧に行きます。
    これは日光浴が精神衛生によいからですね。
    日本も夏は暑くてたまらないけど、太陽の光を浴びないとうつ病になりますよ。

編集部:9月はどうでしょうか?

横尾 :長期予報によると、晴れ日は少ないようです。
    もうこうなったら、晴れている土地を探して地方に行くしかない。
    あるいは日サロにいくしかないですね(笑い)。


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  by weekly-yokoo | 2017-08-23 10:56 | 今週の気になる? | Comments(0)

今週の気になる? Vol.365

     第365回 【この夏のお勧めミステリ!】 

編集部:「今週の気になる」です。

横尾 :はい。
    夏休みでミステリを読もうかな、と思っている方へお勧めの本を紹介します。
    新津きよみ『二年半待て』(徳間文庫)です。

編集部:どのようなストーリーですか?

横尾 :短篇集で7つの話が掲載されています。
    テーマは人生の節目の「活」、いま流行りの「就活」「婚活」「保活」「終活」
    などを素材にしています。

編集部:それはおもしろそうですね。

横尾 :書名になっている「二年半待て」は、婚姻届けを出すのは待ってほしい、
    と彼が言い、その決断しない理由がミステリになっているのです。
   
編集部:その先が聞きたいですが、読んでからのお楽しみで。

横尾 :著者は若い女性の視点で、日常的な出来事や職場やママ友、同級生などどこに
    でもある人間関係を素材にミステリをたくさん書いています。
    テレビドラマや映画の原作にもなっています。

編集部:多作な方ですね。

横尾 :ミステリで考えることは、人間存在自体がミステリだということです。
    そしてその心理は謎です。
    ささやかな日常のなかにある恐怖こそ、ホントに怖いのかもしれませんね。
    そのことを著者は一番わかっているのではないでしょうか。


『二年半待て』新津きよみ 著(徳間書店)


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  by weekly-yokoo | 2017-08-16 10:51 | 今週の気になる? | Comments(0)

今週の気になる? Vol.364

  第364回 【懐かしい昭和のスナックは健在か?】 

編集部:「今週の気になる」です。

横尾 :最近、『日本の夜の公共圏スナック研究序説』(白水社)という、
    まじめなスナック研究本について新聞書評を書きました。

編集部:まじめにスナックを研究するのですか?

横尾 :はい、日本で初めての研究本です。
    スナックの紹介や楽しみ方、憩いの意味などについては、お笑い「浅草キッド」
    の玉袋筋太郎が、何冊か本を出しています。
    彼は「全日本スナック連盟」の会長でもあります。

編集部:昭和の香りがしますね。

横尾 :スナックは表通りではなく裏町にあり、「愛」「じゅんこ」とかの店の名前で、
    オバチャンひとりにアルバイト女性ひとり、なんて雰囲気で、みな常連さんと
    いう感じですよね。

編集部:一見さんは入りにくい?

横尾 :そう、なんか怖そうな雰囲気でね。

編集部:横尾さんも行かないですか?

横尾 :昔は2次会のカラオケなどで行きましたが、ひとりでは行かなかったし、
    もう10年くらいは行ってないですね。

編集部:スナックもカラオケルームや、またキャバクラ、クラブ、カフェバーなどに
    押されて厳しいですよね。

横尾 :そうですね。
    でもスナックは夜の小さな地域の共同体(コミュニティ)というように見たほう
    がよいかもしれません。
    ボクも気づかなかったのですが、東京などの都会に住んでいると確かに他の店と
    競合はするのですが、地方に行くとスナックしかない、というところが全国各地
    にあり、地域の人たちの交流の場としての機能があるんですね。
    昼間は公民館など公共の場所がありますが。
    だからこれからの高齢社会に必要な、昭和の偉大な癒し場所、スナック文化、
    というのがボクの結論なのです。


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  by weekly-yokoo | 2017-08-09 10:54 | 今週の気になる? | Comments(0)

今週の気になる? Vol.363

     第363回 【夏休み、乗り鉄になろう!】 

編集部:「今週の気になる」です。

横尾 :8月、夏休みの時期です。
    なにもすることがないボクは、地方の列車に乗る「乗り鉄」に挑戦しようかと。

編集部:なにか理由があるのですか?

横尾 :特にないですが、時間潰しにはもってこいで(笑い)。
    新幹線などはとにかく時間との競争のようですけど、ローカル線は時間の流れ方
    が都会とは違うんですよね。
    田舎全体が、時間の流れ方が都会とは違うんです。
    1時間は60分で、時計は同じですけどね。
    東京で15分も電車がこないのを待つとイライラしますけどね。
    ローカル線では全然イライラしませんね、1時間待っても(笑い)。

編集部:どこか行きたい所とかは?

横尾 :これも特にないのですが、津軽鉄道とか、あとは関東のローカル線にも乗って
    みたいですね。日帰りできますから。
    ダイヤが1時間か2時間に一本しかないというのは、魅力的ですよ(笑い)。
    どこのローカル線も朝夕は高校生や通勤で本数が多いのですが、昼間はまったく
    電車がない。
    都会のバスも昼間は本数が少ないですけどね。

編集部:テレビでもよくローカル線の旅番組を放送していますね。

横尾 :テレビはよいところばかり撮りますから(笑い)。
    リサーチもしっかりしていますしね。

編集部:では出かけたらこのコーナーでぜひ報告してください。

横尾 :はい、報告しますね。
    ご期待を!


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  by weekly-yokoo | 2017-08-02 10:59 | 今週の気になる? | Comments(0)

今週の気になる? Vol.362

        第362回【夏の恵方巻!】 

編集部:「今週の気になる」です。

横尾 :先週の夏バテの続きですが、今回は「夏の恵方巻」が気になるのでとりあげます!

編集部:節分、立春の恵方巻はかなり知られていますけどね。

横尾 :はい、実はボクも夏に食べるのは知らなかったです。
    近くのコンビニのポスターで知ったのです。
    またこの業界の話題作りかな、と。

編集部:ホントにそんな風習があるのですかね?

横尾 :もともと恵方巻は関西が発祥の地。
    そして節分とは年に4回、立春、立夏、立秋、立冬だそうです。
    それにスーパーなどの業界がキャンペーンをはって「夏の恵方巻」を考えついた
    ようです。

編集部:商魂たくましいですね。

横尾 :夏は恵方巻より、やはり土用のウナギですよね!(笑い)

編集部:今年は食べましたか?

横尾 :吉野家などで4回食べました
    比較的値段が安いものばかり。
    ウナギは高いのが難点、安くならないですかね。
    安倍政権、ウナギ安くするキャンペーンやれば、すぐ支持率上がると思いますが(笑い)。


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  by weekly-yokoo | 2017-07-26 10:45 | 今週の気になる? | Comments(0)

今週の気になる? Vol.360

       第360回 【夏の芥川賞予想!】 

編集部:「今週の気になる」をお願いします。

横尾 :7月19日(水)に夏の芥川賞が発表されます。
    毎年1月と7月の2回、この純文学の新人賞が発表されます。
    そこで大胆予想をしてみたいと思います。
    今回は4つの作品がノミネートされています。

編集部:どのような作品でしょう?

横尾 :このような候補です。
    今村夏子「星の子」
    古川真人「四時過ぎの船」
    温又柔「真ん中の子どもたち」
    沼田真佑「影裏」

編集部:ずばり予想は?

横尾 :まず結論から。
    本命は今村夏子「星の子」
    対抗は沼田真佑「影裏」です。

編集部:その中身は?

横尾 :実力では今村夏子です。
    沼田真佑は、今年文学界新人賞を獲ったばかり。
    内容も描写がきちんとしていて、クロウト好みです。
    芥川賞は文藝春秋社が実質主催ですから、自分のところの雑誌「文學界」から
    出た沼田に賞を獲らせたいでしょう。
    そのあたりを選考委員がどのように忖度(そんたく)するか。
    忖度政治の安倍政権みたいですけどね(笑い)。

編集部:横尾さんはどう思いますか?

横尾 :ボクは本命の今村夏子でよいと思います。
    これからも期待できそうですし、実力派ですからね。
    ただ最近の又吉直樹や村田沙耶香のように、本の売れ行きや人気では地味です
    が、前から述べているように芥川賞は純文学の世界での「新人賞」。
    中身がよく知られていないのにいまの異常な盛り上がりは、メディアと本を
    売りたい出版界の戦略です。
    本や読書に陽があたるのはよいことですけどね。
    NHKがニュース速報で流す価値はないと思います。
    これも反知性主義の流れなんでしょうね。

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  by weekly-yokoo | 2017-07-12 10:46 | 今週の気になる? | Comments(0)

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