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週刊!横尾和博
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カテゴリ:今週の気になる?( 343 )

 

今週の気になる? Vol.340

    第340回 【村上春樹の新作長編予想!】

編集部:さて「今週の気になる」のコーナです。

横尾 :村上春樹の長編小説が2月24日(金)に刊行されます。
    題名は『騎士団長殺し』という風変わりなもので、第1部と第2部の2冊本、
    分厚いものが出る予定です。
    メディアが前日の深夜から発売カウントダウンで大騒ぎになりそうですね。

編集部:前回の分厚い長編小説といえば『1Q84』でしたね?

横尾 :はい、2009年から10年にかけて、3部作で出ました。
    このときも大騒ぎしていましたね。

編集部:すると8年ぶりということに。

横尾 :その間に長編『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』(2013年)、
    短編集『女のいない男たち』(2014年)が出ています。

編集部:大きな物語が8年ぶり、ということですね。
    それにしても題名がどの本も変わっていますね。

横尾 :はい、そうです。
    初期のころから題名は凝っていますね。
    『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』とか『羊をめぐる冒険』
    とか、1980年代当初の日本文学では見ることのできない題名でした。

編集部:内容も当時の文学の主流からハズレていたのですか?

横尾 :当時はリアリズム小説が主流でしたから、エンタメ的な手法を使いながら
    重い主題を描くのは異端でした。

編集部:今回の作品はどのような内容が予想されますか?

横尾 :ずばり3・11東日本大震災以降の原発事故や戦争の臭い、格差など壊れた
    共同体の再生に向けて、個人がどうコミットメントできるのか、という主題を、
    エンタメやファンタスティックな手法で描くのではないか、と予想しています。

編集部:それは楽しみです。

横尾 :ボクも書評をどこかに書くことになると思うので、
    村上本と合わせてぜひ読んでみてください。


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  by weekly-yokoo | 2017-02-22 10:49 | 今週の気になる? | Comments(0)

今週の気になる? Vol.339

      第339回 【赤羽のA級を紹介します!】

編集部:今週の気になる、をお願いします。

横尾 :はい、このところ赤羽ネタですみません(笑い)。
    今回は赤羽といえば、B級ものばかりですが、あえてA級のお店やスポットを
    紹介したいと思います。

編集部:A級ですか?ぜひお願いします。

横尾 :まずは飲食店のお店です。
    イタリアンでは「カツキッチン」が一番でしょう。
    料理がおいしいですね。
    雰囲気もよいし、値段もそこそこ、駅から離れていますが隠れ家的なお店です。

編集部:赤羽はイタリアンのお店は多いのですか?

横尾 :ざっと数えただけでも20軒以上あります。
    多いほうだと思いますよ。

編集部:あとは?

横尾 :JR赤羽駅の「東京バル」。
    ここも料理はおいしい、駅ナカなのでちょい飲み感覚がよいです。
    赤羽の地酒「丸真正宗」が全種類あります。
    飲まなくてもランチもありますよ。
    あとメトロの赤羽岩淵駅にあったフランス料理「でぐち弐番」。
    ミシュラン2015にも掲載されましたが、残念ながら閉店してしまいました。

編集部:ほかにもありますか?

横尾 :赤羽駅の西口に高級寿司店「すし処みや古分店」があります。
    芸能人など、ギョーカイ関係者がお忍びで来るという噂です。
    残念ながらボクは行ったことがありません(笑い)。

編集部:A級スポットはどうですか?

横尾 :やはり駅の近くにあるカトリック赤羽教会、映画やTVドラマのロケ地に
    なります。
    ここが一番のスポットでしょう。
    あとは広い荒川河川敷と岩淵水門。岩淵水門は、新旧二つの水門があり、
    それぞれ赤水門、青水門と呼ばれています。
    荒川と隅田川に分かれる地点ですね。
    それと、西口には静勝寺という、太田道灌の出城が丘の上にあります。
    ここも静かなところですね。

編集部:よいところがたくさんありますね。

横尾 :いまは赤羽ブームですが、B級ばかりが紹介されてもうひとつの赤羽が知られて
    いないようなので、宣伝してみました(笑い)。
    ぜひ皆さんお越しください!
 

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  by weekly-yokoo | 2017-02-15 10:51 | 今週の気になる? | Comments(0)

今週の気になる? Vol.338

  第338回 【赤羽に住みたい、賃貸住宅人気急上昇!】

編集部:さて今週の気になるですが?

横尾 :最近新聞記事で住みたい駅、赤羽が人気急上昇中、との話題がありました。
    賃貸住宅の人気ですが、長年の吉祥寺が人気薄で目黒、荻窪、武蔵小杉に次いで
    堂々の4位にランクです(笑い)。

編集部:以前にも赤羽ネタで盛り上がりましたが、住みたいという人が増えているんですね。

横尾 :はい、テレビや漫画の影響と、交通が便利なのですね。
    たとえばJR赤羽駅には埼京線、京浜東北線、新宿湘南ライン、上野東京ライン
    と4つの線があります。
    また住む場所によっては東京メトロの赤羽岩淵駅、志茂駅も利用可能です。

編集部:交通の利便が一番ですよね。ほかに人気の原因はありますか?

横尾 :あと物価が安いですね。
    下町っぽいです。
    あと荒川の河川敷など自然がけっこうあります。
    ただ高齢者が多いですね、北区は東京23区でも高齢化率が高いですから。

編集部:家賃の相場は?

横尾 :報道によると平均で、シングル(1R~1LDK)7万8千円、
    ファミリー(2K~3LDK)で13万5千円が平均と書いてありました。
    地元の人間からすれば、まあ妥当かな、という感じです。
    駅に近いともう少し高いようですが。

編集部:けっこうアパートやマンションが多いですか?

横尾 :はい、最近は増えています。
    商店街の空き店舗を立て直して、アパートになっていますね。
    だから不動産会社がやたらに多いですよ、特に赤羽駅周辺には。
    不動産屋さんも儲かる土地なのでしょうね(笑い)。
    これから年度末、年初で物件が動きますから。

編集部:そうですか!

横尾 :人気はけっこうですが、昔からの住人は固定資産税が上がるとか。
    知らない若者が多い、とか。
    子ども連れの若い夫婦も増えて、保育園問題とか。
    また折をみて、赤羽最新情報をお送りします!(笑い)
 

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  by weekly-yokoo | 2017-02-08 10:54 | 今週の気になる? | Comments(0)

今週の気になる? Vol.337

        第337回 【2月は「春探しの旅」だ!】

編集部:さて今週の気になるですが?

横尾 :はい、早いもので2月に入りました。
    2月は28日、4週間しかないので、あっという間に経ってしまいますね。

編集部:毎年そう感じます。

横尾 :行事的には3日は節分で豆まきと恵方巻き、4日は立春ですね。

編集部:14日のバレンタインもありますし(笑い)。

横尾 :2月も20日を過ぎると花だよりも聞こえ、陽も長くなり暖かになってくる
    ような気がしますが、やはり2月は1年のなかで記憶が薄い月ですね。

編集部:正月、夏休み、ゴールデンウィークと他の月の行事が派手ですからね。

横尾 :そこで、2月は小さな旅行でも企画する月にしてみては、と考えました。
    近くて日帰りも可能だけれど、あえて1泊で春を待つようなイメージでは…

編集部:それはよいかもしれません。具体的には?

横尾 :東京在住の人なら、西は東京の檜原村、東だったら房総方面、北は那須
    あたりかな、あと西だと最短で江ノ島の旅館に泊まるとか、真鶴とか…。

編集部:日帰りOKだけれど、あえて一泊してゆっくりする、というコンセプトですね。

横尾 :はい、名付けて「小さな春探し」ですね。

編集部:はい、それはよいかも。

横尾 :ぜひみなさんも恵方巻ばかり食べていないで、挑戦してみてください。

 
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  by weekly-yokoo | 2017-02-01 11:30 | 今週の気になる? | Comments(0)

今週の気になる? Vol.336

       第336回 【芥川賞の山下澄人のせかい!】

編集部:先週は芥川賞予想をずばり当てましたね。

横尾 :はい、山下澄人『しんせかい』でしたね。
    文学賞の予想は当たっても、競馬予想になるとこれが当たらないんですよね(笑い)。

編集部:一般的に山下澄人という人は馴染みがない作家ですが、どのような作家なのですか?

横尾 :経歴としては、1966年神戸生まれで51歳、高校を出てから脚本家の倉本聰
    が北海道に作った演劇塾「富良野塾」に入塾して、演劇の勉強をするのですね。
    そして自分の劇団を持つようになり、俳優、脚本家としても活躍していました。

編集部:小説はいつごろから書き始めたのですか?

横尾 :2012年の『緑のさる』でデビューし、野間文芸新人賞、三島賞の候補に
    のぼり、芥川賞候補にも今回で4回目のノミネートでした。

編集部:作風はどのような?

横尾 :今回受賞の『しんせかい』は、私小説のような作りで、主人公が北の大地にある
    演劇塾に入塾する青春ストーリーです。
    登場人物たちの視点が移動したり、人物が時間や空間を超え自在に往還したり
    します。
    わかりにくい小説です。

編集部:なぜ山下さんの作品が何度も賞の候補に上ったのでしょうか?

横尾 :ストーリーを読むより、質をイメージで読んでいく作品だと思います。
    絵でもありますよね。
    ピカソとかシャガールとか、イメージで見る絵が。
    それと同じです。
    山下の小説を「震災小説」と言う人もいます。
    95年の阪神淡路大震災と、11年の東日本大震災のふたつの震災を合わせて
    ですね。
    「震災小説」との文脈で読むと、作品世界は、死者の世界ではないかとボクは
    思います。
    今後どうなるのか楽しみですね。


お知らせ
第307号(2016年6月29日号)の「気になる?」でとりあげた漫画家、
加藤望の『さよならハヰドランジア』の下巻が1月12日に発売されました!

http://hi-bana.com/works021.html

 
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  by weekly-yokoo | 2017-01-25 10:40 | 今週の気になる? | Comments(0)

今週の気になる? Vol.335

        第335回 【第156回芥川賞予想!】

編集部:今週の気になる?のコーナーです。

横尾 :今週19日(木)に恒例の年2回の芥川賞、直木賞の発表があります。

編集部:早いですね。ついこの間このコーナーで取り上げたような気がします。

横尾 :早いですね。
    芥川賞は純文学の新人賞ですが、賞の名前がひとり歩きして、
    ずいぶん有名になりました。
    昨年は7月の村田沙耶香『コンビニ人間』、一昨年7月は又吉直樹『火花』が
    話題になりましたね。

編集部:そうでした。この1月はどうでしょうか?

横尾 :以下、ノミネートされている候補は5名です。
    加藤秀行「キャピタル」
    岸 政彦「ビニール傘」
    古川真人「縫わんばならん」
    宮内悠介「カブールの園」
    山下澄人「しんせかい」
    この中から誰が選ばれるか、まったくわかりません。

編集部:みな新人ですか?

横尾 :いえ、宮内、山下は本が何冊も出て、けっこう活躍しています。
    逆に古川は新潮新人賞をとったばかりです。

編集部:ずばり横尾さんの予想は?

横尾 :ボクは該当者なし、という、過去にもよく事例のあった線も考えました。
    でも最近の出版界は話題づくりをしないと、営業的に文学は厳しいので、
    「なし」はないだろう、誰かに受賞させるだろう、と。
    ゆえに山下澄人「しんせかい」を本命に、対抗が加藤、大穴で宮内とみました。

編集部:よく出版社同士の争いなどと耳にしますが?

横尾 :候補になっている文芸雑誌の発行元では、今回は文藝春秋2名、新潮社3名と
    なっています。
    もともと芥川賞は文藝春秋が作った賞ですから、昨年の村田、一昨年の又吉も
    文藝春秋の文芸誌『文學界』に掲載されたものです。

編集部:今後の営業に繋がってくるんですね。

横尾 :そうです。
    だからギョーカイ的に言えば、やはり文春系の宮内、加藤が一歩リードですが、
    内容で選考委員たちの考え、また新潮社にも花を持たせなければならず、
    2人受賞で文春、新潮で分け合うかっこうだと思います。
    書き手には申し訳ないですが、そのような裏事情も働くと言われていますね。
    19日夜の発表をお楽しみに!

 
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  by weekly-yokoo | 2017-01-18 10:53 | 今週の気になる? | Comments(0)

今週の気になる? Vol.334

       第334回 【最近、東京・赤羽が目立つ!】

編集部:新春の「気になる」のコーナーです。

横尾 :こちらは新年ですから明るい話題で(笑い)。

編集部:お願いします。

横尾 :最近、いやに東京・赤羽が目立っています。
    住人のボクだけが敏感に感じるのかな、と思って仕事仲間に聞くと、
    「赤羽はいまメジャーですよ」と言われます。

編集部:いま赤羽はメジャーです。マイナーじゃないですよ。「飲んべえの聖地」です。
    付加価値もついているようですね。


横尾 :東京メトロのCMで石原さとみが、オデン屋で立ち食いしていますね。
    またJRの車内動画で、赤羽の立ち飲みのお店のなかで客同士が譲りあって、
    つめて立ち飲みしている動画が流れて、あっと驚きました。
    ※東京メトロ「Challenge73_赤羽岩淵駅/丸健水産」篇

編集部:いま赤羽はオヤジと庶民の聖地です。

横尾 :アハハ(笑い)、そうなんですね。
    また、東京新聞の元旦の記事(東京版したまち)で、閉店した赤羽の町の酒店が
    日本酒に特化して、よみがえった記事が大きく掲載されていました。
    よい話ですね。
    ※東京新聞記事<東京SAKE物語>

編集部:そうですか!

横尾 :また、文学のなかにも赤羽が舞台として使われ、佐々木譲『沈黙法廷』は
    殺人事件の舞台として、また文芸誌『群像』1月号の対談のなかで島田雅彦と
    戌井昭人の対談で、赤羽が数行話題になっています。

編集部:やはりメジャーだ(笑い)。

横尾 :赤羽は庶民の町、「飲んべえの聖地」、だけれども近くに荒川が流れ、
    緑の河川敷が広がり、伝統のある町で、交通の便がとても良いんです。
    そのあたりがウケる理由ですね。
    ボクの「赤羽B級」のホームページもこれからはA級の赤羽もどんどん紹介
    していきますよ。
    今年はお楽しみに!

    ◆横尾和博の赤羽B級グルメ物語HP→http://kazuhiroyokoo.web.fc2.com/

 
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  by weekly-yokoo | 2017-01-11 11:20 | 今週の気になる? | Comments(0)

今週の気になる? Vol.333

        第333回 【2016年文学、私的アワード】

編集部:今週の「気になる」です。

横尾 :こちらは文学の年間アワードを挙げてみましょう。

編集部:お願いします。

横尾 :今年出た日本の文学を中心に10冊並べてみると、ボクのランキングは順不同で
    こうなります。
    ・村田沙耶香『コンビニ人間』
    ・川上弘美『大きな鳥にさらわれないよう』
    ・津島佑子『ジャッカ・ドフニ海の記憶の物語』
    ・蓮實重彦『伯爵夫人』
    ・桐野夏生『バラカ』
    ・柳広司『象は忘れない』
    ・山下澄人『しんせかい』
    ・中村文則『私の消滅』
    ・崔(チェ)実(シル)『ジニのパズル』
    ・綿矢りさ『手のひらの京(みやこ)』

編集部:このなかで印象的な作品は?

横尾 :やはり芥川賞の村田沙耶香『コンビニ人間』でしょう。
    社会や他者への違和を穏やかに、しかし不気味に描いた作品です。

編集部:あとは?

横尾 :川上弘美の遠未来小説『大きな鳥にさらわれないよう』です。
    あとは桐野夏生、柳広司の震災文学ですね。

編集部:今年はボブ・ディランのノーベル文学賞もありましたね。

横尾 :はい、文学界もいろいろありました。
    来年は2月に村上春樹の長篇小説が4年ぶりに出ます。
    上下巻に渡る長いものは『1Q84』以来7年ぶりです。
    楽しみです。

編集部:来年も楽しみですね。

横尾 :はい、なおボクの文芸時評は「横尾和博の赤羽B級物語」のホームページに、
    時事通信配信(全国の地方紙)の「文芸回顧」の掲載記事が載っています。
    よろしければご覧ください。
    まだ全国の同人雑誌に文芸時評を書いています。
    http://zensakka.world.coocan.jp/bunngeizihyou1.html
    こちらもよろしければ読んでみてください。
    今年1年ご愛読をありがとうございました。
    来年もよろしくお願いします。
    よいお年を!

 
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  by weekly-yokoo | 2016-12-28 10:43 | 今週の気になる? | Comments(0)

今週の気になる? Vol.332

       第332回 【あっという間にXmas、正月だ!】

編集部:今週の「気になる」をお願いします。

横尾 :1年が過ぎるのは早いですね。
    あっ、という間です。
    年齢を重ねるごとに、時間が過ぎるのが早くなります。
    どうすれば時間が遅くなるのでしょうかね(笑い)。

編集部:ホントにそうですね。

横尾 :20年以上前ですが、本川達雄という生物学者が書いた、
    『ゾウの時間ネズミの時間』(中公新書)が流行りました。

編集部:どのような内容ですか?

横尾 :動物の大きさが違うと機敏さが違い、寿命が違い、全体として時間の流れる速さ
    が違ってくる。
    ところが、一生の間に心臓が打つ総数や体重あたりの総エネルギー使用量は、
    動物の大きさに関わらず同じだ、という指摘です。

編集部:おもしろいですね!

横尾 :つまりゾウもネズミも、一生のうちに心臓がドキドキと打つ回数は同じだという
    ことで、ネズミの寿命が短いのは心臓を打つ回数が早いからだ、ということに
    なります。
    ゾウはその逆で、ゆっくり打つので寿命も長いんです。

編集部:人間に例えるとどうなりますか?

横尾 :病気や事故で亡くなる以外は、人間も一生の間に心臓の打つ回数が決まっている
    と、心臓の鼓動が速い人は寿命が短くなる、ということですね(笑い)。

編集部:すると時間が早く過ぎていくのは、心臓が速くなったということですか?(笑い)

横尾 :いやそうではなく、24時間という時間の感覚が高齢になると若いころと違って
    くるのではないでしょうか?
    これを解明した「ジャネーの法則」いうのがあるらしいのですが、紹介している
    と時間がなくなるので…(笑い)。
    そういう意味では日常の時間を大切に生きたいものですね。
    良いお年を!

 
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  by weekly-yokoo | 2016-12-21 10:58 | 今週の気になる? | Comments(0)

今週の気になる? Vol.331

      第331回 【没後100年、夏目漱石の魅力!】

編集部:今週の「気になる」をお願いします。

横尾 :先週の12月9日で、夏目漱石が亡くなってから100年たちました。
    1916(大正5)年に49歳(当時の数え年では50歳)で亡くなりました。

編集部:NHKテレビでは、BSでドラマや特集を組んでいましたね。

横尾 :先週「漱石悶々」という1時間半のドラマをやっていました。
    中高年を視聴ターゲットに企画したのでしょう。
    NHKは9月にも総合テレビで「漱石の妻」をドラマ化して放送していましたね。
    NHKはいつから漱石が好きになったのでしょうか(笑い)。
    視聴率ですかね。

編集部:出版や新聞は大きな企画があったのでしょうか?

横尾 :出版はそんなに派手な動きはなかったですね。
    新聞は、朝日新聞が毎日当時のように「吾輩は猫である」を連載しています。
    朝日新聞は漱石が専属作家として勤めていたところですから。

編集部:漱石の魅力とは?

横尾 :一言でいうと、明治の近代化が進むなかで、人間の自我の問題を考え続けた
    作家の魅力、作品の引力ですね。

編集部:作家としての活動期間は短いそうですね?

横尾 :はい、わずか10年間です。
    その間に名作を次々と生み出しました。
    ドラマチックなストーリー性はなく、作品の主人公、登場人物たちはいつも
    欝々と生きることに悩んでいます。
    「坊ちゃん」は例外的に痛快なところがありますけどね。
    でも本質は孤独な青年の物語です。

編集部:没後100年、生誕150年という企画だけではなく、
    読み続けてほしい作家ですね。


横尾 :はい、そう思います。
    日本の近代文学の根源の作家ですからね。

 
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  by weekly-yokoo | 2016-12-14 17:48 | 今週の気になる? | Comments(0)

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