週刊!横尾和博
週刊!横尾和博

カテゴリ:今週の気になる?( 354 )

 

今週の気になる? Vol.353

    第353回 【自然の定点観測から見えること!】 

編集部:「今週の気になる」をお願いします。

横尾 :季節もだいぶよくなり、自然は初夏を迎えています。
    そこで自然観察が気になりました。
    ボクもたまに近くの荒川河岸に散歩に行きますが、空の色や地面の草花、
    風や樹木、鳥や虫など深い興味を持って見たことがありません。
    ただ何気なく見ているだけです。

編集部:普通はみなそうですよね。

横尾 :はい、でもボクの友人に何十年と同じ場所で自然を定点観測している人間がいます。
   たとえば毎朝コースを決めて散歩しながら、自然の様子を観察している感じです。

編集部:それは博物学者みたいな人ですね、すごい。

横尾 :彼は生まれたときから東京の杉並区に住んでおり、自然の変わりゆく姿を観察
    しているのですね。
    善福寺川が流れているその周辺です。

編集部:観察日記などもつけているのでしょうね?

横尾 :記録をつけていると思います。
    写真も撮っていますね。

編集部:何十年だとそれだけで貴重な記録になりますね。

横尾 :彼にとっては観察する人間が主人公ではなく、虫や草花が主人公で、
    人間が逆に観察される側ではないか、と思います。
    主客が逆転した発想ですね。
    ゆえに自然が変わっていくのではなく、自然の側から見ると人間が変わって
    いくように見えるのではないでしょうか。
    そういう発想に立つと自然観察はおもしろいかもしれません。

編集部:そうですね。

横尾 :ボクも散歩するときは、そういう視点で観察してみたいと思います。
    自然の側から見ると、人間や世界はどう見えるのだろうか、と。
    皆さんもぜひ発想の転換で散歩を楽しんではいかがでしょうか(笑い)。


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  by weekly-yokoo | 2017-05-24 10:41 | 今週の気になる? | Comments(0)

今週の気になる? Vol.352

第352回【『みみずくは黄昏に飛びたつ』がオモシロシイ!】

編集部:では「今週の気になる」をお願いします。

横尾 :2月に新刊長編『騎士団長殺し』が出た村上春樹ですが、今度はロングインタビ
    ュー『みみずくは黄昏に飛びたつ』が4月の終わりに出ました。
    サブタイトルは「川上未映子訊く 村上春樹語る」です。
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編集部:聞き手の川上未映子は作家ですか?

横尾 :はい、ミュージシャンから出発し、芥川賞を受賞した若手の作家です。
   
編集部:このインタビュー集の読みどころは?

横尾 :村上春樹に対して、臆せずに質問をぶつけているところです。
    作家であるという立ち位置と、読者代表で新作の創造の秘密を聞きたい、という
    使い分けを考えています。
    村上春樹がこれまで言わなかった文学論や創作法を話しています。
    これは聞き手が優れているからだと思います。

編集部:インタビューは難しいですよね。

横尾 :はい、ボクも映像メディアなどでもやりますが難しいです。
    事前の下調べから、わざとイヤな質問をぶつけてみたりするインタビューの
    方法、というものがありますが、文学のインタビューは特に難しいと思います。
    やはりある種の感性がなければダメだと思います。

編集部:波長が語り手と合うということですか?

横尾 :もちろんそうですが、語り手の知を刺激し、奥深いところまで引き出すのは
    インタビュアーの才能だと思います。

編集部:するとこの本は、村上の本音を聞き出したという意味で画期的ですね?

横尾 :そう思います。
    特に彼の「文学のいま」についての認識を引き出したことは大きいと思います。
    一読の価値あり、の本ですね。
    この本の主役は川上未映子かもしれません。


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  by weekly-yokoo | 2017-05-17 10:55 | 今週の気になる? | Comments(0)

今週の気になる? Vol.351

      第351回 【一年のうちで好きな月は?】

編集部:「今週の気になる」をお願いします。

横尾 :GWも終わり、本格的な初夏の季節です。
    ネットで見たのですが、一年で一番好きな月は何月ですか?の質問に、
    男性は5月、女性は4月という答えが一番多かったそうです。
   
編集部:ばらつきましたね。

横尾 :新緑の季節、花が美しい、スポーツに適しているなどがその理由ですね。

編集部:4月が好きな理由として女性たちは?

横尾 :新しい年度、服装、桜などが挙げられていました。

編集部:横尾さんは何月が一番好きですか?

横尾 :ボクも5月です。
    理由としては、暑からず、寒からず、体が一番動く季節だからです。
    新緑の季節で陽が長くなるのも好きですね。

編集部:5月は若くて青春、というイメージがありますね。

横尾 :そうですね。
    まだ夏もあるし、未来に希望があるような感じで(笑い)。

編集部:どこかに出かけたくなる季節ですね。

横尾 :ボクは遠くまで出かけられないので、近くでもブラつきます(笑い)。
    藤とか薔薇とか花を見に行くのもよいですね。
    またよいスポットがあったらこのコーナーで紹介しますね(笑い)。

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  by weekly-yokoo | 2017-05-10 12:25 | 今週の気になる? | Comments(0)

今週の気になる? Vol.350

 第350回 【GWの過ごし方!「エリック・カール展」】

編集部:「今週の気になる」をお願いします。

横尾 :いやあ、ゴールデンウィーク(GW)真っただ中ですね。
    毎年、今年こそはどこかへ行こうと思うのですが、いざGWになると結局どこに
    も行かずに、都内の散歩が関の山で…(笑い)。

編集部:身近で今年のおすすめは?

横尾 :季節がよいので散歩もおすすめですが、いま世田谷美術館で「エリック・カール
    展」が開催されています。

編集部:エリック・カールとは?

横尾 :「はらぺこあおむし」という絵本で子どもたちに大人気のアメリカの絵本作家
    です。
    「ミッフィー」(うさこちゃん)シリーズで人気のディック・ブルーナと並ぶ
    人気のある絵本作家です。

編集部:展覧会の開催期間は?

横尾 :4月22日から始まっていて、7月2日までです。

編集部:世田谷美術館はどんなところにあるんですか?

横尾 :世田谷の砧公園の広大な緑の中にある美術館なんです。
    環境がとてもよいですね。
    東急田園都市線の用賀駅から歩くと20分くらいかかりますが、「いらか道」
    というすてきな道路があります。
    GW中かその後でも、散歩と美術鑑賞で足をのばすのもよいかもしれません。


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  by weekly-yokoo | 2017-05-03 10:01 | 今週の気になる? | Comments(0)

今週の気になる? Vol.349

       第349回 【桂文枝の名人芸を聞いた!】

編集部:さて「今週の気になる」です。

横尾 :先日機会があって、桂文枝の落語を聞きました。
    以前は桂三枝でしたが、いまは6代目の文枝を襲名、上方落語の名跡です。

編集部:三枝の時代から、テレビでの活動が目立ちましたね。

横尾 :そうですね、テレビのイメージがありますが、彼の落語をじっくりと聞いて
    感心しました。

編集部:どのような噺だったのですか?

横尾 :息子夫婦が一人暮らしの高齢の父親を引き取り、その同居生活で父が認知症
    ではないかと嫁さんが疑い、医者へかかって老人ホームに入居させようと
    する一幕を描いた落語です。
    題名は「ロンググッドバイ」です。
    88歳の父親のとぼけた味がとてもよいのです。

編集部:噺のミソはどこですか?

横尾 :88歳の親父がボケたフリをして息子のために老人ホームに入居する、
    というストーリーと、親父が医者をおちょくるような、医者という権威を
    落とす、そこが落語の笑いの心髄だと思います。

編集部:やはり名人芸ですね。

横尾 :三枝の時代からテレビタレントのイメージが強かっただけに、新鮮でした。
    これからも落語の世界でがんばってもらいたいと思いますね。


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  by weekly-yokoo | 2017-04-26 10:33 | 今週の気になる? | Comments(0)

今週の気になる? Vol.348

          第348回 【本屋大賞の予想は?】

編集部:今週の気になるです。

横尾 :先週11日(火)夜に本屋大賞の発表がありました。

編集部:以前横尾さんがこのコーナーやBSフジの番組で予想していたものですね。

横尾 :はいそうです。
    全国の書店員の方たちの「一番売りたい本」として投票されたものです。
    10冊ノミネートされた中で、残念ながらボクの予想した森絵都『みかづき』は
    2位で、大賞は恩田陸『蜜蜂と遠雷』でした。
    恩田陸は2005年の『夜のピックニック』に続いて2回目。

編集部:『蜜蜂と遠雷』は確か今年の1月の直木賞も受賞しましたね?

横尾 :2冠ですね。
    過去にも直木賞とダブルはあったのですが、直木賞の選考委員は作家たち、
    本屋大賞は目利きの書店員たち、これが見事に一致したのですね。

編集部:ほかに特徴的なことはありますか?

横尾 :やはり純文学は厳しいですね。
    今回は村田沙耶香『コンビニ人間』がノミネートされていましたが、
    9位でした。
    小川洋子の『博士の愛した数式』が2004年に受賞していますが、
    それ以来純文学は苦戦しています。
    エンタメ系はストーリーが読みやすい、わかりやすいなど小説の作りとして、
    読者が食いつきやすいですからね。
    純文学はどうしても、人間とは何か、悪や人間心理など哲学的な問いを内包
    していますから、必ずしも読みやすくはないんです。
    村上春樹は例外的に、読みやすいストーリーだが難しい解釈、という純文学の
    独自の道を切り開いていますが。


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  by weekly-yokoo | 2017-04-19 10:39 | 今週の気になる? | Comments(0)

今週の気になる? Vol.347

      第347回 【愛川欽也さん3回忌!】

編集部:今週の気になるです。

横尾 :この4月15日に俳優の愛川欽也さんが亡くなって2年、3回忌となります。
    早いものです。

編集部:桜の時期でしたね。

横尾 :はい、ボクも欽也さんとは20年近く一緒に仕事をしてきたので、深い感慨が
    あります。
    特に朝日ニュースター「愛川欽也パックインジャーナル」はCS放送でしたが、
    伝説の番組で、2011年の東日本大震災、3・11以降は視聴者の数も増えて
    地上波テレビでは言えない本音をトークする番組として人気を博していました。

編集部:いまその意思を受け継ぎ、横尾さんはネットTV「デモクラTV」をやって
    おられます。

横尾 :玉石混交の時代ですね。
    ネットで情報はたくさん出ていますが、偽ニュースのようにインチキを意図的に
    流して混乱させる時代になりました。
    庶民目線でニュースや出来事をわかりやすくトークし、しかもいろいろな角度
    から事件を見つめる、そんな解説番組が必要です。
    地上波テレビを中心に、当たり障りのないことしか言わない、政権翼賛一色では
    ない番組が必要ですね。
    そのためボクももう少し頑張りたいと思います。


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  by weekly-yokoo | 2017-04-12 10:49 | 今週の気になる? | Comments(0)

今週の気になる? Vol.345

第345回 【新企画:ゲスト登場!BLブームの謎に迫る!】


横尾 :きょうは新企画で、ゲストに登場していただきます。

    漫画家の加藤望(かとうのぞみ)さんです。

    以前にもこのコーナーでご紹介させていただいたことがあります。

    こんにちは。


加藤 :こんにちは。

    よろしくお願いいたします。


横尾 :加藤さんは昨年6月に小学館より『さよならハヰドランジア』(上巻)

    という漫画を出されて、今年の1月にその下巻を出されました。

    まだ読んでいない方のために、あらすじを紹介してください。


加藤 :舞台は昭和初期、戦争の影が少しずつ忍び寄る頃です。

    ボンクラ大学生で遊び好きの司葉公太という青年が、

    学内で出し物(大衆演劇=レビュー)を計画するのですが、

    その花形役者として大学首席の美青年、日下真一郎に目をつけます。

    公太は日下を舞台に上げるためあの手この手で誘うのですが、

    日下は全くその誘いを受け入れず…というのが大きなあらすじです。

    遊び人の公太と、真面目一徹の日下のでこぼこコンビがどう友情を作って

    いくかというお話です。

    こちらで3話まで無料で読めます。ご興味ありましたら是非。

    https://comic.pixiv.net/works/2411


横尾 :時代背景をレトロにしたのは、なにか理由があるのですか?


加藤 :私がレトロ好きだというのが大きいのですが(笑)。

    ただこの時代(舞台は1931年の東京です)って、戦争が少しずつ忍び寄って

    きている時代で、市民も不況にあえぎ、不安が募っていたようなんです。

    それって今の時代と変わらないなあと思い…

    いつの時代も変わらず未来は不安だけれども、一生懸命生きてる若者がいる

    んだ、というのが描ければと思っていました。


横尾 :いまBL(ボーイズ・ラブ)物が流行していますね。

    なぜBLがブームになるのでしょうか?


加藤 :実は「ハヰドランジア」は明確なBL漫画ではない(主人公二人の恋物語がある

    わけではない)ので、少し難しいところなのですが…

    BLブームに関しては本当にいろんな意見の方がいらして、とても一言では語り

    尽くせないです。

    ただ、全体的に一対一の人間の「絆」や「縁」というのが重要視されている

    のではないかという気がします。

    関係性として、「男女」に限る必要はあるのか?「恋愛」に限る必要がある

    のか?という関係性の模索が行われているのではないでしょうか。


横尾 :今後のお仕事の予定は?


加藤 :今新しいお話を企画しているところです。

    採用になるかわかりませんが(笑い)。

    この話に出会えて良かったな、と思っていただけるような作品を作っていきたいと思います。


横尾 :今日はありがとうございました!



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  by weekly-yokoo | 2017-03-29 11:17 | 今週の気になる? | Comments(0)

今週の気になる? Vol.344

          第344回 【今年の桜は?】

編集部:今週の「気になる?」をお願いします。

横尾 :東京では桜の開花が話題になる季節となりました。
    各地から桜の話題が届きはじめました。
    ようやく春がきた、という実感ですね。

編集部:今年の桜はどうでしょうか?

横尾 :毎年この欄でとりあげていますが、やはり花見は人込みでイヤですね。
    まちなかの静かな桜が一番でしょう(笑い)。

編集部:やはり横尾さんの花見スポットは地元の東京・北区ですか?

横尾 :前にも言ったかもしれませんが、東京・北区はソメイヨシノの発祥の地です。
    染井という地域があるんですね。
    江戸時代、染井は郊外で造園が盛んで、ソメイヨシノはそこで生まれた桜なんです。
   
編集部:そうでしたね。

横尾 :だから北区のシンボルマークは桜なんです。
    区役所のロゴはピンク色の桜です。

編集部:桜の地なんですね。赤羽は呑んべえの聖地のイメージがありますが(笑い)。

横尾 :赤羽は飲み屋以外にもウリはあるんです(笑い)。

編集部:桜が区のシンボルだとすると、桜の樹が街中にけっこうあるのですか?

横尾 :桜並木とかがありますね。
    赤羽では西口地域の西ケ丘の住宅街が有名です。
    荒川土手に基金を集めて桜を植えたプロジェクトもありました。
    まだ20年くらいで若い樹ですが。

編集部:そうなんですね。

横尾 :身近な桜の樹を愛でるのも花見のひとつの形ですね。


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  by weekly-yokoo | 2017-03-22 10:47 | 今週の気になる? | Comments(0)

今週の気になる? Vol.343

第343回 【リニューアル、デモクラTVが始まります!】

編集部:今週の「気になる?」をお願いします。

横尾 :はい、この4月から私の関わっているデモクラTVが新装オープンします。
    「新装開店」です。
    いつも新装開店がウリの、赤羽のパチコンコ店ではないですけれど(笑い)。

編集部:先週もお話ししていましたが、小さなメディアの役割は大ですね。

横尾 :はい、大メディアが健全なら小さなメディアやミニコミ誌は必要性がないかも
    しれません。
    特にNHKをはじめとするテレビが「キチンとしたニュース報道」を流して
    いればもう少しこの世の中は健全になると思います。

編集部:テレビがよくないと?

横尾 :はい、それとネットニュースですね。
    それに引きずられて電車の中の動画ニュースなども情報が片寄ります。

編集部:いま一番必要なのは何でしょうか?

横尾 :視聴者や国民が判断できる情報や識者の分析を公平に流すべきだと思います。
    例えばいまの日本の海外ニュースの視点はアメリカ経由やアメリカの視点です。
    反対側の中国、ロシア、北朝鮮から見ると日本はどう見えているのだろうという
    ことですね。

編集部:つまりニュースを片側だけから見ない、ということですね。

横尾 :そのとおりです。
    いま話題の大阪の森友学園ですが、森友学園側に立って、どのように小学校を
    作り、自分たちの思うような教育をしたいか、と考えればどうするか。

編集部:どうしますか?

横尾 :ボクだったら政治家のコネを使い、少ない資金で小学校ができるようにします。
    政治家や霞が関の権威を最大限に利用すると思います。
    また、自分たちと考え方の近い有名人を使いますね。

編集部:そうですよね。

横尾 :ならば報道の姿勢とすれば、森友学園側を追求するのはもちろんですが、
    利用された被害者のようなフリをしている政治家や官僚をたたきますけどね。
    それが世の中に見識を問う報道の役目でしょう。
    いずれにせよ、4月からの新装デモクラTVをお楽しみに!


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  by weekly-yokoo | 2017-03-15 10:56 | 今週の気になる? | Comments(0)

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