週刊!横尾和博
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カテゴリ:バックナンバー( 350 )

 

第353回 【内に閉ざす国家を見張る!】

    第353回 【内に閉ざす国家を見張る!】

編集部:今週の話題をお願いします。

横尾 :共謀罪の採決が衆議院で強行され、自民、公明、維新の賛成で委員会を通過し、
    参議院へ送られます。
    6月18日の国会会期末に向けて可決成立するようです。

編集部:このことは何度もこのコーナーで指摘されていました。 

横尾 :はい、「テロ等準備罪」と国民の理解を得やすいような名前の法律案ですが、
    実際はテロ目的ではなく、実行しないのに捜査、逮捕できる国民監視の危険な
    法です。
    この法により市民運動や社会活動が委縮する、という心配があり、権力者に
    対して声を挙げるのを自主規制する動きになります。

編集部:事前の監視も法がバックにあるのでやりやすくなる?

横尾 :今でも非公然に監視の目は光っていますが、これからは法の裏付けにより大手を
    振って警察が国民を監視できます。
    警察予算が増えて、東京オリンピックを錦の御旗にして国民監視が強化されます。

編集部:一般人は関係ない、と思いますが?

横尾 :国会答弁は一般人も対象と明言しています。
    なぜなら社会活動をする人と一般人の区別がつかないからです。
    冤罪事件も増えます。
    明治の終わりの大逆事件も冤罪でした。

編集部:イヤな時代ですね。

横尾 :国家や統治機構、為政者は権力維持のために、常に内へ閉ざそうとする必然性が
    あります。
    どんな国家もそうです。
    極端なのはナチスドイツ、旧ソ連、いまでは北朝鮮です。
    また民主主義国家、と言われている国も同様です。
    そのために情報公開や議会や裁判所など、閉ざそうとする国家に対して開こうと
    する制度が民主主義国家では担保されています。
    でもいまの日本はそれが機能していません。

編集部:なぜでしょうか?

横尾 :ずばり自己保身です。
    情報公開では黒塗り文書を平気で公開、森友学園や加計学園問題では、
    問題になった文書はない、と言い張る。
    裁判所は国の顔色ばかり見て、三権分立が成り立たないんです。
    ゆえに日本はこの先時間をかけて北朝鮮のような国家になっていくと思います。
    個人崇拝ではなく集団指導体制による柔らかな独裁国家、になると思います。
    共謀罪成立はその第一歩だと思います。
    ボクらは閉ざす国家を見張ることしかできないですね、残念ですが。


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  by weekly-yokoo | 2017-05-24 10:45 | バックナンバー | Comments(0)

第352回 【共謀罪、採決強行でよいのか?】

   第352回 【共謀罪、採決強行でよいのか?】

編集部:今週の話題をお願いします。

横尾 :共謀罪(テロ等準備罪)が、国会の衆議院法務委員会で18日に強行採決され
    ようとしています。
    このコーナーで何度も指摘しましたが、実行行為を裁く法律ではなく、人間の
    心の中のこと、実際には行われない犯罪を裁く法律で、極めて悪質なものです。

編集部:つまり、相談したり、心に思っていることを口に出したりしても罪になる?

横尾 :はい、対象となる犯罪は277あります。

編集部:でもテロ防止には必要との声もありますね。

横尾 :テロは確信犯ですから取り締まりができません。
    また現行法でも処罰できます。
    つまり事前に潰すには監視や内偵調査が必要で、そのことが監視社会を生んで、
    「組織的犯罪者集団」だけではなく、一般人も対象となります。

編集部:つまり実行行為前のことを処罰するのですから、いつも監視し密告を奨励し、
    すべての人が対象となるわけですね?

横尾 :先ごろのスノーデンの話でも、すでに日本のすべてのメールはアメリカに監視
    されているそうです。
    つまり「テロ」などのキーワードを自動的に識別できる装置で監視している
    わけですね。
    それを日本の当局もこの共謀罪が成立すると合法的にやろうとしているわけです。

編集部:イヤな社会になりますね。

横尾 :政治家や官僚も、いまの体制がずっと続くからと安心しているのでしょう。
    もしも極右や極左の政権が誕生して、いまの自民や公明や維新、つまり共謀罪に
    賛成した政党の議員たちが、その極端な政権を潰そうと相談したりすれば、自分
    たちが共謀罪の対象となり、相談しただけで刑務所に行くようになることを想像
    していないんです。

編集部:いまと逆に極端な政権が誕生したら、共謀罪に賛成した議員も将来は監視対象と
    なり得るという話ですね。

横尾 :日本の戦前の治安維持法を思い起こしたほうがよいと思います。
    思想や考えを罰するのはナチスや北朝鮮と同じように独裁を生むことになります。
    国会での採決強行は愚の骨頂ですね。

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  by weekly-yokoo | 2017-05-17 10:59 | バックナンバー | Comments(0)

第351回 【今も古びない「あたらしい憲法の話」】

  第351回 【今も古びない「あたらしい憲法の話」】

編集部:今週の話題をお願いします。

横尾 :先週に続いて憲法の話題です。
    今年は、昭和22(1947)年にいまの憲法が施行されてから70年経ちます。
    いま憲法を変えたい勢力が国会で3分の2の議席を持ち、改憲発議ができる状況
    になってきました。

編集部:安倍首相が3日にメッセージを出しましたね。

横尾 :期限と中身を明確にして、改憲しようとするものですね。
    世論の反応をみた観測気球だと思います。

編集部:国民の多くが憲法について関心を持たないとダメですね。

横尾 :はい、いずれ憲法をめぐる国民投票が実施されることになります。
    国民もいまの憲法についてもう一度知る必要がありますね。

編集部:そうですね。

横尾 :そこでどんなことでもそうですが、その成り立ちから学ぶことが大事だと思い、
    きょうは昭和22年8月に文部省が作った、『あたらしい憲法の話』という
    中学1年生向けの社会科の教科書の話です。

編集部:お願いします。

横尾 :これは当時の子ども向けですから、わかりやすくなぜ今回の憲法ができたのか、
    どのようなことを目指しているのかが書いてあります。
    長いですが「戦争の放棄」の項目を引用してみます。

    「みなさんの中には、こんどの戰爭に、おとうさんやにいさんを送りだされた人
    も多いでしょう。
    ごぶじにおかえりになったでしょうか。
    それともとうとうおかえりにならなかったでしょうか。
    また、くうしゅうで、家やうちの人を、なくされた人も多いでしょう。
    いまやっと戰爭はおわりました。
    二度とこんなおそろしい、かなしい思いをしたくないと思いませんか。こんな
    戰爭をして、日本の國はどんな利益があったでしょうか。何もありません。
    ただ、おそろしい、かなしいことが、たくさんおこっただけではありませんか。
    戰爭は人間をほろぼすことです。
    (略)そこでこんどの憲法では、日本の國が、けっして二度と戰爭をしないよう
    に、二つのことをきめました。
    その一つは、兵隊も軍艦も飛行機も、およそ戰爭をするためのものは、いっさい
    もたないということです。
    これからさき日本には、陸軍も海軍も空軍もないのです。
    これを戰力の放棄といいます。「放棄」とは「すててしまう」ということです。
    しかしみなさんは、けっして心ぼそく思うことはありません。
    日本は正しいことを、ほかの國よりさきに行ったのです。
    世の中に、正しいことぐらい強いものはありません。
    もう一つは、よその國と爭いごとがおこったとき、けっして戰爭によって、
    相手をまかして、じぶんのいいぶんをとおそうとしないということをきめたので
    す。
    おだやかにそうだんをして、きまりをつけようというのです。
    なぜならば、いくさをしかけることは、けっきょく、じぶんの國をほろぼすよう
    なはめになるからです。
    また、戰爭とまでゆかずとも、國の力で、相手をおどすようなことは、いっさい
    しないことにきめたのです。これを戰爭の放棄というのです。
    そうしてよその國となかよくして、世界中の國が、よい友だちになってくれるよ
    うにすれば、日本の國は、さかえてゆけるのです」

編集部:なかなか立派な教科書ですね。

横尾 :はい、まだ戦争の傷跡が日本中に残っている時代です。
    この教科書、早くも昭和25(1950)年には副読本に「格下げ」されてしま
    うのですが、ボクは思想、信条を越えて日本はこの憲法を大事にするべきだと思
    います。
    ほかにも民主主義や国民主権の項目では、国で一番偉いのは国民だ、と書かれて
    います。
    為政者や政治家や官僚だとは書いてありません。

編集部:そうですか!

横尾 :これをいまの政治家や官僚に読ませたいですね。
    「あたらしい憲法の話」はネットで見ることができます。
    ぜひ検索してみてください。


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  by weekly-yokoo | 2017-05-10 12:35 | バックナンバー | Comments(0)

第350回 【憲法施行70年!】

       第350回 【憲法施行70年!】

編集部:GW中ですが、今週の話題からお願いします。

横尾 :5月3日は憲法記念日、今年は昭和22年(1947年)に施行されてから70
    年です。
    つまり日本が戦争に負け平和の国を目指す基礎として、国の形を決めたのが日本
    国憲法です。
    だから憲法の原点は、平和であり、国民主権(天皇ではない)、基本的人権の
    尊重(国家権力に自由を奪われない)という3つの大原則があります。

編集部:敗戦が基本にあるということが、戦争体験者が少なくなり、忘れられていきますね。

横尾 :はい、戦争を知らない世代が増えて憲法のありがたさがわからなくなってきて
    います。
    戦争でアジアの人たち2000万人、日本人300万人が犠牲になっています。
    ボクたちの世代では、親戚に必ず戦争で亡くなった人がいますね。
    ボクは父方の叔父3人、母方の大叔父2人が戦死しています。

編集部:その憲法をいま変えようとの動きがあります。

横尾 :安倍首相とその周辺の人たちの動きですね。

編集部:横尾さんはどう思われますか?

横尾 :いま北朝鮮危機をテレビで煽って、いまにも戦争が始まりミサイルが日本に着弾
    するような大騒ぎをしています。
    アメリカと北朝鮮の戦争の危機はかつてなく高まっているのは事実です。
    ゆえに日本外交は平和裏に解決、北朝鮮とアメリカ、日本との平和協定締結、
    経済援助などを全面に出して、中国からプレッシャーをかけ続けるべきです。
    北朝鮮危機は作られた危機、という経済アナリストの論もあります。
    いまの金融情勢は大きく動いていない、情報通の国際金融マフィアは米朝戦争が
    ないと読んでいる、という分析です。

編集部:政権は戦争に賛成する雰囲気を作り、それで憲法を変える方向に持っていこうと
    する?

横尾 :そうですね。
    国会では憲法を変える手続きのために衆議院、参議院で三分の二の議員の賛成が
    必要で、それは自民、公明、維新などの勢力で占めています。
    改憲のための憲法審査会も国会で会議が開催されています。

編集部:横尾さんはどう思われますか?

横尾 :平和のありがたさと、憲法ができた背景をもう一度よく考えることだと思い
    ます。


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  by weekly-yokoo | 2017-05-03 10:02 | バックナンバー | Comments(0)

第349回 【共謀罪が成立するとどうなる?】

    第349回 【共謀罪が成立するとどうなる?】

編集部:GW前でよい季節を迎えましたが、今週の話題からお願いします。

横尾 :はい、いま国会では「共謀罪」が審議されています。
    これは以前にも取り上げましたが、日本の法体系を根本から覆す法案です。

編集部:どのようなことなのでしょうか?

横尾 :今の刑法は、実行行為を処罰するものです。
    イヤな人を傷つけたり、脅したりと、それを心のなかで考えただけでは罰せられ
    ません。
    しかし、2人以上で共謀して人を傷つけようと画策しただけで罰せられることに
    なります。

編集部:つまり、実際にやらなくても、2人以上で話し合ったり、相談したりすることで
    罪が問われる?

横尾 :はい、そうです。
    怖いのは、その共謀かどうかの認定は警察など当局が行うことです。
    またその法律があることを理由に取り締まる側が任意捜査を行い、結果罰せられ
    なくても、国民を萎縮させる効果があります。

編集部:つまり盗聴、密告などの管理社会がますます進む、ということですね。

横尾 :そうですね。
    独裁者が支配する、ジョージ・オーウェルのSF小説『1984年』の社会にな
    ります。
    また昔のソ連や北朝鮮のような社会になります。

編集部:オリンピックのためにテロ対策で必要だと言われていますが?

横尾 :いまの法律で十分取り締まれます。
    また国際条約は人身売買やマネーロンダリングのために、締結が必要とされて
    いるもので、共謀罪とは関係ありません。

編集部:なぜいま「共謀罪」なのでしょう?

横尾 :過去3回、国会で潰れています。
    いま戦争などきな臭い時代になってきましたが、それを理由に国家が国民を監視
    する社会が必要になっているのでしょう。
    マイナンバーや秘密保護法、盗聴法など一連の動きと無縁ではなく、国家がより
    権力を強大化させ、内部へ閉じようとする動きです。

編集部:どうすればよいですか?

横尾 :抽象的には権力や国家を開かせるような、そんな運動が起きないとダメですね。
    首相官邸や霞が関の官僚に権力を一極集中させないような、そんなイメージが
    大事です。


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  by weekly-yokoo | 2017-04-26 10:38 | バックナンバー | Comments(0)

第348回 【米の北朝鮮攻撃はあるか?】

    第348回 【米の北朝鮮攻撃はあるか?】

編集部:最近のテレビを見ていると、きな臭い動きがみえますが?

横尾 :ずばりアメリカが北朝鮮の核やミサイル保有をどうするか、ですね。

編集部:北朝鮮攻撃はありますか?

横尾 :ふつうの常識だと、最大限緊張を高めておいて実際の攻撃はない、と見ます。
    なぜなら、攻撃をして北朝鮮の反撃による大被害と、北朝鮮を潰した場合の
    経済的リスクが大きいからです。

編集部:でもトランプ大統領は今までの常識では考えられない人物です。

横尾 :そこが最大のミソです。
    北朝鮮の立場で考えても、常識では考えられない人物というのが最大のリスクです。
    今までは緊張を高めてもアメリカは攻撃してこない、と彼らは考えていました。
    北の最大の目的は国家の存続です。
    アメリカと平和協定を結ぶことが最大の目標です。
    アメリカや韓国、日本などは政権が変わるたびに対北政策も変更しますが、
    彼らの強みは世襲制度で、一貫した政策がとれます。
    だから長年にわたって方針がブレないのです。

編集部:北朝鮮問題は今後どのようになりますか?

横尾 :ボクはこれ以上緊張が高まらないと思います。
    北が核実験や米本土まで届く弾道ミサイル発射実験をやって、今度はボール
    (判断)がアメリカに渡ったときに、アメリカはボールを持ったまま、
    「いつでもやるぞ」という脅しのポーズを取り続けると思います。

編集部:北を脅かし続けるということですね。

横尾 :はい、そこで緊張を高めたまま膠着状態だと思います。
    もし本気で北を叩くなら、金正恩を一発で仕留めるために、核やミサイルが
    完成する前に一撃でやるでしょう。
    完成してからでは遅いですから。
    いずれにせよ緊張は高まったまま膠着状態が続くとみます。
    日本も最大限に注意が必要です。


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  by weekly-yokoo | 2017-04-19 10:42 | バックナンバー | Comments(0)

第347回 【米のシリア攻撃、ニュースや情報を疑え!】

 第347回 【米のシリア攻撃、ニュースや情報を疑え!】

編集部:今週の話題はやはりアメリカのシリア攻撃ですね?

横尾 :はい、そうです。
    日本時間で4月7日(金)午前、アメリカ軍がミサイル「トマホーク」を
    59発、シリア国内の空軍基地に打ち込みました。

編集部:理由はシリアのアサド政権が化学兵器サリンを使用した、との理由です。

横尾 :そうですが、ホントにサリンか? 政府軍が使用か? という疑問があります。
    サリンだとしたら素手で患者に触っている人が無事で済むわけがありません。
    オウム事件の地下鉄サリン事件を思い出せば、救護や手当した人が亡くなった
    のがわかります。
    ゆえに情報の即断即決は危険で、報道の出方や検証をしっかりとしなければ
    わかりません。

編集部:そうなのですか。

横尾 :あれはシリア問題というより、アメリカが中国の習近平国家主席が訪米している
    タイミングで北朝鮮への中国の対応を促すための「脅し」という見方があります。
    ボクは間違いのない見方だと思います。
    シリア問題と北朝鮮、ミサイル攻撃は両側面の問題を突破していこうとする、
    トランプ政権の意思ですね。

編集部:今後はどうなりますか?

横尾 :北朝鮮がどう出るか、でしょうね。
    中国が厳しいお灸を据えるのかどうかです。

編集部:世間で語られているようなアメリカの北朝鮮への直接攻撃はありますか?

横尾 :ないと思います、常識的にはね。
    でも常識が通じないのがトランプ氏。
    もし北への攻撃となれば反撃がきますし、日本の米軍基地が標的になります。
    日本も巻き添えをくいます。
    緊張感を持って報道の行方を見ていたほうがよいです。
    当面米軍基地の周辺の人々は注意が必要です。
    大震災のように即時避難できる準備もしておく必要があると思います。


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  by weekly-yokoo | 2017-04-12 10:53 | バックナンバー | Comments(0)

第346回 【ニュースを深読みの習慣を!】

    第346回 【ニュースを深読みの習慣を!】

編集部:4月新年度に入りました。今週の話題は何でしょうか?

横尾 :お花見でみなさんの関心が薄いと思いますが、あえて政治の話題です。
    問題山積みなのになぜ安倍政権が倒れないか、ということです。

編集部:ずばりなぜでしょうか?

横尾 :それはメディアの力です。
    メディア対策を徹底的にやっているからです。

編集部:国民にニュースの深層が伝わらない?

横尾 :そうですね。
    森友学園問題、南スーダン戦闘日報の隠ぺい、共謀罪、文科省の天下り、
    アベノミクスの失敗、どれをとっても昔なら首相辞任の政権崩壊してしまう
    ような出来事です。
    それをメディアと首相官邸のメディア対策を担当している官僚の操作で、
    話題をコロコロ変えられてしまいます。
    次から次へと新しい話題をテレビ中心に報じさせるんですね。
    その一方、NHKなどは「北朝鮮怖い」のニュースを毎日流しています。

編集部:それで政権への不信感が国民の間に湧いてこないのですね?

横尾 :もちろん国民の無関心も責任あると思います。
    それが一番の原因でしょう。
    あと数年経って、日本が大きな曲がり角を進んでしまったときに、
    「聞いてないよ!」と国民が言っても、もう遅いと思います。
    その「聞いてないよ!」という被害者意識だけでは、手遅れになりますね。

編集部:それは戦争などの安全保障、経済・雇用、年金や医療など私たちの暮らしの
    中で重要なものですか?

横尾 :はい、そうです。
    国民生活に関連深いものがどんどん危なくなります。
    つまりボクたちの暮らしの質がダウンしていくということです。
    典型例が「保育園落ちた!」という待機児童問題ですね。

編集部:でも毎日忙しくてニュースに目が向かないですね。

横尾 :いまはネット時代、通勤や通学の間にスマホで、新聞社のサイトを見た方が
    よいですね。
    いまは新聞を読まない人が多いですが、東京だと東京新聞は安いし読み応え
    あるので、手にする習慣をつけるとよいかもしれません。
    そしてそのニュースを深読みすることが大事です。
    このニュースの背景は何だろうか、と。
    特に新年度で生活習慣が変わるとき、毎日のニュースに注目してみるのも
    よいかもしれません。


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  by weekly-yokoo | 2017-04-05 10:47 | バックナンバー | Comments(0)

第345回 【森友学園問題、このままウヤムヤか?】

  第345回 【森友学園問題、このままウヤムヤか?】

編集部:今週の話題も森友学園問題でしょうか?

横尾 :はい、23日(木)に国会で籠池氏の証人喚問が行われました。
    午前中に参議院、午後は衆議院でした。
    ボクもテレビ中継の大半は見ていました。
    新聞やテレビで大きく報道されているので、皆さん十分ご承知のことと
    思います。

編集部:この証人喚問のポイントは何だったのでしょうか?

横尾 :なんといっても最大のポイントは、約9億円の国有地が約1億円に値引きされた
    背景です。
    約8億円のディスカウントですから、これに政治家の関与がなかったかどうかです。

編集部:籠池氏は「関与があったと思う」と証言していますね。

横尾 :ボクもそう思います。
    ただ政治家の関与、口利きのウラで直接籠池氏側から現金が政治資金として
    政治家に流れていたかは疑わしいですね。
    むしろ愛国的な考え方(イデオロギー)が共通する政治家たちと籠池氏との
    付き合いの中で、役所に口利きをしてもらった、という構図ではないかなと
    思います。

編集部:安倍首相は自分も妻も関与していない、と国会で大見得をきりました。

横尾 :関与、という言葉尻の問題です。
    当初の名称である安倍晋三記念小学校、名誉校長に昭恵夫人の名前を見て、
    役所がその意を汲んで、いわゆる「忖度(そんたく)」して安くし、
    手続きもスムーズにいったのは、大半の人々がそう思うでしょう。

編集部:今後はどうなりますか?

横尾 :野党4党の昭恵夫人の国会招致は、自民・公明が反対し、絶対に拒否して
    やらせないでしょう。
    籠池氏側から100万円寄付問題の新たな証拠や、首相夫人付きの公務員
    の秘書の証人喚問か参考人招致がない限りは、首相官邸と自民、公明は
    逃げ切りをはかるでしょう。

編集部:すると時間と共にウヤムヤに?

横尾 :はい、そうですね。
    いまの国会のやりとりでは昭恵夫人のメールの一部を抜き出して、
    関与していない、とムキになっている首相の姿は一国の総理大臣の姿かと
    嘆かわしい気がします。
    ことの本質は、同じ考え方をもつ者同士の内ゲバ(内紛)だと思います。
    国会は憲法により国権の最高機関と位置づけられています。
    首相はムキにならないで、いさぎよく辞任すべきですね。
    その出処進退で大人物かどうかが問われることになるでしょう。


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  by weekly-yokoo | 2017-03-29 11:22 | バックナンバー | Comments(0)

第343回 【豊洲、石原元都知事の会見の中身!】

   第343回 【豊洲、石原元都知事の会見の中身!】

編集部:今週の話題をお願いします。

横尾 :先々週3月3日の金曜日に石原都知事の記者会見がありました。
    テレビ各局は生中継していました。
    東京都議会の百条委員会が開かれ、これから石原氏も登場します。
    この委員会は強い調査権を持つ委員会で、偽証などには罰則があります。
    こちらも注目です。

編集部:メディアは小池知事との喧嘩を煽っているようにも思えます

横尾 :先日の石原会見は生中継するほどのニュース価値はあるのかな、と疑問が湧き
    ますが、そこは小池知事VS.石原元知事、という対決構図を煽りたいテレビ
    メディア、週刊誌向けの格好の場となりました。

編集部:会見の中身はどうだったのでしょうか?

横尾 :石原元知事の言いたい放題です。
    自分の責任は曖昧にして都庁(役所)と都議会に責任を転嫁、いまの小池知事
    には混乱の責任がある、と演説をぶっただけです。

編集部:すると豊洲移転を決めた経緯は、明らかにならない?

横尾 :はい、メディアも突っ込みが甘いんですよね。
    豊洲移転の最大のポイントは、東京ガスが長年使用して汚染された土地にも
    関わらず、なぜ東京都が購入したのか、土地が高値ではないのか、購入した後に
    有害物質が見つかっても東京ガスに追加費用を請求しない「瑕疵担保責任」の
    問題、そして建設費が6000億円近くかかり、どんどん膨らんでいったこと、
    それとゼネコンの談合疑惑の関連などですよね。

編集部:石原さんはすべて下の責任にしていましたね。

横尾 :自分は知らない、との一点ばりです。
    究極の上から目線で、自分が都知事だったという責任の取り方がわかっていない
    んです。
    どんなことでも上に立つ人が責任をとらなければダメ、大臣もそうですが、
    そのための高い給料や待遇なわけですから。
    石原さんは、侍のような格好をつけたことを言っていますが、侍は責任を負い
    ますよ、それが切腹です。
    石原さんはコケ脅しの「果たし合い」「巌流島」なんて言っていますが、
    そんなかっこばかりの威勢よさや言葉に騙されてはダメです。
 
編集部:石原さんは都知事時代から威勢のよい会見が多かったですね。

横尾 :庶民をバカにした反知性主義とウケを狙う大衆迎合の姿勢ですね。
    それで新銀行も失敗し、400億円もの税金をつぎ込みました。
    先ほども言ったように、東京都議会の百条委員会で「証人喚問」も行われます
    が、罰則のある法的に厳しい委員会ですから、口はより堅くなり真相究明は
    できないでしょう。
    騒ぐだけ騒いで何も出ない、すべては豊洲移転で利益を得た人たちの思うツボですね。

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※お知らせ 東京新聞掲載、村上春樹『騎士団長殺し』書評(筆者 横尾和博)


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  by weekly-yokoo | 2017-03-15 11:07 | バックナンバー | Comments(0)

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