週刊!横尾和博
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第345回 【森友学園問題、このままウヤムヤか?】

  第345回 【森友学園問題、このままウヤムヤか?】

編集部:今週の話題も森友学園問題でしょうか?

横尾 :はい、23日(木)に国会で籠池氏の証人喚問が行われました。
    午前中に参議院、午後は衆議院でした。
    ボクもテレビ中継の大半は見ていました。
    新聞やテレビで大きく報道されているので、皆さん十分ご承知のことと
    思います。

編集部:この証人喚問のポイントは何だったのでしょうか?

横尾 :なんといっても最大のポイントは、約9億円の国有地が約1億円に値引きされた
    背景です。
    約8億円のディスカウントですから、これに政治家の関与がなかったかどうかです。

編集部:籠池氏は「関与があったと思う」と証言していますね。

横尾 :ボクもそう思います。
    ただ政治家の関与、口利きのウラで直接籠池氏側から現金が政治資金として
    政治家に流れていたかは疑わしいですね。
    むしろ愛国的な考え方(イデオロギー)が共通する政治家たちと籠池氏との
    付き合いの中で、役所に口利きをしてもらった、という構図ではないかなと
    思います。

編集部:安倍首相は自分も妻も関与していない、と国会で大見得をきりました。

横尾 :関与、という言葉尻の問題です。
    当初の名称である安倍晋三記念小学校、名誉校長に昭恵夫人の名前を見て、
    役所がその意を汲んで、いわゆる「忖度(そんたく)」して安くし、
    手続きもスムーズにいったのは、大半の人々がそう思うでしょう。

編集部:今後はどうなりますか?

横尾 :野党4党の昭恵夫人の国会招致は、自民・公明が反対し、絶対に拒否して
    やらせないでしょう。
    籠池氏側から100万円寄付問題の新たな証拠や、首相夫人付きの公務員
    の秘書の証人喚問か参考人招致がない限りは、首相官邸と自民、公明は
    逃げ切りをはかるでしょう。

編集部:すると時間と共にウヤムヤに?

横尾 :はい、そうですね。
    いまの国会のやりとりでは昭恵夫人のメールの一部を抜き出して、
    関与していない、とムキになっている首相の姿は一国の総理大臣の姿かと
    嘆かわしい気がします。
    ことの本質は、同じ考え方をもつ者同士の内ゲバ(内紛)だと思います。
    国会は憲法により国権の最高機関と位置づけられています。
    首相はムキにならないで、いさぎよく辞任すべきですね。
    その出処進退で大人物かどうかが問われることになるでしょう。


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  # by weekly-yokoo | 2017-03-29 11:22 | バックナンバー | Comments(0)

今週の気になる? Vol.345

第345回 【新企画:ゲスト登場!BLブームの謎に迫る!】


横尾 :きょうは新企画で、ゲストに登場していただきます。

    漫画家の加藤望(かとうのぞみ)さんです。

    以前にもこのコーナーでご紹介させていただいたことがあります。

    こんにちは。


加藤 :こんにちは。

    よろしくお願いいたします。


横尾 :加藤さんは昨年6月に小学館より『さよならハヰドランジア』(上巻)

    という漫画を出されて、今年の1月にその下巻を出されました。

    まだ読んでいない方のために、あらすじを紹介してください。


加藤 :舞台は昭和初期、戦争の影が少しずつ忍び寄る頃です。

    ボンクラ大学生で遊び好きの司葉公太という青年が、

    学内で出し物(大衆演劇=レビュー)を計画するのですが、

    その花形役者として大学首席の美青年、日下真一郎に目をつけます。

    公太は日下を舞台に上げるためあの手この手で誘うのですが、

    日下は全くその誘いを受け入れず…というのが大きなあらすじです。

    遊び人の公太と、真面目一徹の日下のでこぼこコンビがどう友情を作って

    いくかというお話です。

    こちらで3話まで無料で読めます。ご興味ありましたら是非。

    https://comic.pixiv.net/works/2411


横尾 :時代背景をレトロにしたのは、なにか理由があるのですか?


加藤 :私がレトロ好きだというのが大きいのですが(笑)。

    ただこの時代(舞台は1931年の東京です)って、戦争が少しずつ忍び寄って

    きている時代で、市民も不況にあえぎ、不安が募っていたようなんです。

    それって今の時代と変わらないなあと思い…

    いつの時代も変わらず未来は不安だけれども、一生懸命生きてる若者がいる

    んだ、というのが描ければと思っていました。


横尾 :いまBL(ボーイズ・ラブ)物が流行していますね。

    なぜBLがブームになるのでしょうか?


加藤 :実は「ハヰドランジア」は明確なBL漫画ではない(主人公二人の恋物語がある

    わけではない)ので、少し難しいところなのですが…

    BLブームに関しては本当にいろんな意見の方がいらして、とても一言では語り

    尽くせないです。

    ただ、全体的に一対一の人間の「絆」や「縁」というのが重要視されている

    のではないかという気がします。

    関係性として、「男女」に限る必要はあるのか?「恋愛」に限る必要がある

    のか?という関係性の模索が行われているのではないでしょうか。


横尾 :今後のお仕事の予定は?


加藤 :今新しいお話を企画しているところです。

    採用になるかわかりませんが(笑い)。

    この話に出会えて良かったな、と思っていただけるような作品を作っていきたいと思います。


横尾 :今日はありがとうございました!



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  # by weekly-yokoo | 2017-03-29 11:17 | 今週の気になる? | Comments(0)

編集後記 Vol.345

この1月から放送されている「けものフレンズ」というアニメが話題です。1話が放送された時、ほとんどの人に「もう見ない!」と酷評されたにも関わらず、回を重ねるごとにじわじわと人気が広がった不思議なアニメです。ある日突然生まれたヒトの子が、謎がいっぱいの不思議なパークを、様々な動物が擬人化された(すべて美少女)フレンズと呼ばれている仲間と触れ合いながら冒険をする物語です。世界のことがよくわからないヒトの子と動物ゆえの純粋無知なフレンズたちの繰り広げる会話が、「見るとIQが下がる!」などと言われながらも、なぜか心がほっこりしてしまう癒し効果にハマる人が多いようです。CGアニメですがそのクオリティーも決して高いとはいえず、声優さんの演技力も??な部分が多く、ネット上の自称アニメ評論家からはつっこみ満載な部分も逆に魅力になってしまっているようです。思わぬ大ヒットに制作したプロデューサーも嬉しいというより驚いているといった感想を漏らしていました。人気の理由は様々な要素が絡んでということだと思いますが、会話や登場人物の関係がシンプルなだけに見る人の考える余地が多いということが、逆にアニメ通な大人たちに一番の魅力なのかもしれません。なんでもテロップやナレーションで説明してくれるテレビに、なんでも聞けば答えてくれるスマホ。それらに囲まれている我々の現代社会、自分で考えて楽しむエンターテインメントを新しいと感じてハマってしまうのも自然なことかもしれません。


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  # by weekly-yokoo | 2017-03-29 11:10 | 編集後記 | Comments(0)

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