週刊!横尾和博
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今週の気になる? Vol.348

          第348回 【本屋大賞の予想は?】

編集部:今週の気になるです。

横尾 :先週11日(火)夜に本屋大賞の発表がありました。

編集部:以前横尾さんがこのコーナーやBSフジの番組で予想していたものですね。

横尾 :はいそうです。
    全国の書店員の方たちの「一番売りたい本」として投票されたものです。
    10冊ノミネートされた中で、残念ながらボクの予想した森絵都『みかづき』は
    2位で、大賞は恩田陸『蜜蜂と遠雷』でした。
    恩田陸は2005年の『夜のピックニック』に続いて2回目。

編集部:『蜜蜂と遠雷』は確か今年の1月の直木賞も受賞しましたね?

横尾 :2冠ですね。
    過去にも直木賞とダブルはあったのですが、直木賞の選考委員は作家たち、
    本屋大賞は目利きの書店員たち、これが見事に一致したのですね。

編集部:ほかに特徴的なことはありますか?

横尾 :やはり純文学は厳しいですね。
    今回は村田沙耶香『コンビニ人間』がノミネートされていましたが、
    9位でした。
    小川洋子の『博士の愛した数式』が2004年に受賞していますが、
    それ以来純文学は苦戦しています。
    エンタメ系はストーリーが読みやすい、わかりやすいなど小説の作りとして、
    読者が食いつきやすいですからね。
    純文学はどうしても、人間とは何か、悪や人間心理など哲学的な問いを内包
    していますから、必ずしも読みやすくはないんです。
    村上春樹は例外的に、読みやすいストーリーだが難しい解釈、という純文学の
    独自の道を切り開いていますが。


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  by weekly-yokoo | 2017-04-19 10:39 | 今週の気になる? | Comments(0)

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