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週刊!横尾和博
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第323回 【アメリカ大統領選挙は?】

         第323回 【アメリカ大統領選挙は?】

編集部:今週の話題をお願いします。

横尾 :11月8日に行われるアメリカの大統領選挙の話題です。
    民主党の候補はヒラリー・クリントン氏、共和党はドナルド・トランプ氏で、
    一騎打ちです。

編集部:アメリカでは州ごとに選挙が行われ、どちらかの候補に投票する人(選挙人)
    を選ぶ方式でしたね。どうしてでしょうか?


横尾 :そのとおりです。
    アメリカは建国の歴史から言っても、各州が法律もそうですが、独自の強い権限
    を持っています。
    だから州ごとにまずは国民が選挙人を選びます。
    たとえば、○○州ではヒラリーに入れる人10人、トランプが5人、のように
    ですね。
    全体の州の得票を按分するわけです。
    またどちらかが1票でも多くとれば、その州に割り当てられた選挙人のすべて
    は、多数をとった候補に指名投票しなければならず、勝者総取り方式と言われて
    います。

編集部:なるほど。
    今回ではヒラリー氏が11ポイントの差をつけたと報道されていますね。
    これは?


横尾 :はい、10月第3週に行われたテレビ討論の世論調査の結果ですね。
    トランプ氏は暴言や過去の発言で、女性へのセクハラ発言などが目立ち、
    同じ共和党内からも批判が強く、応援しない有力者たちも出てきました。

編集部:では、危ないですね?

横尾 :でも最後にまた暴言を吐いて、国民受けを狙って大逆転になる可能性もあります。
    アメリカ国民もプアホワイト(貧しい白人階級)を含めて、トランプの暴言に
    期待するような風潮がありますね。
    先週のこのコーナーでとりあげた「暴言市場」です。

編集部:まだ逆転の可能性も?

横尾 :はい、このような見方もあります。
    トランプは実業家です。
    大統領選挙には莫大な費用がかかります。
    でも経営者としては、世界中に名前を売った宣伝料、広告代と考えれば、
    別に大統領にならなくても十分元は取った、という人もいます。
    本気じゃないから暴言連発で人気さえ得られればよい、ということですね。

編集部:3週間後には結果が出るわけですね。

横尾 :そういうことです。
    次期の大統領の政策で世界は変わる可能性があります。
    たとえばシリア、中東政策、北朝鮮政策、そして日本にも深く関係するTPP
    などです。
    結果が出たらまたこのコーナーで、アメリカの今後について考えてみたいと
    思います。


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  by weekly-yokoo | 2016-10-19 11:08 | バックナンバー

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