週刊!横尾和博
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第322回 【弱い者叩きで人気を得る手法は…】

      第322回 【弱い者叩きで人気を得る手法は…】

編集部:今週の話題をお願いします。

横尾 :先日、東京新聞の「こちら特報部」の紙面で掲載されていましたが、
    最近の政治や社会の風潮で、弱い者を叩いて拍手喝さいを浴びて人気者に
    なろうとする人たちが出てきたことが心配されています。

編集部:たとえば?

横尾 :政治の世界では、アメリカの大統領候補でトランプ氏の暴言連発です。
    過激な発言をして大衆受けを狙って人気者になろうとする手口です。
    麻薬患者や密売人をみな殺しするという、フィリピンのドゥテルテ大統領も
    その典型例です。
    日本では、石原慎太郎元東京都知事が典型例です。

編集部:社会的な風潮としてはどんなことが?

横尾 :ネット社会になっての典型ですが、弱い者をさらに叩いて、みなであざ笑う、
    という風潮ですね。
    「本音」「本気」などをウリにして、障がい者、高齢者、生活保護者、貧困者
    などを叩く手法です。
    ヘイトスピーチもそうですね。
    お笑いの世界では80年代から、ビートたけしの「本音漫才」に端を発して
    いますが、匿名のネット社会がそれを加速化しましたね。

編集部:大きな社会問題ですね。

横尾 :東京新聞は「罵詈雑言市場」と書いていました。
    ネットなどでアクセス回数が増えて市場化できるのです。

編集部:その原因は何でしょうか?

横尾 :鬱積する社会への不満のハケ口なんですね。
    格差社会で二極化して下層が増え、自分が落層化したのを認めたくない人たち
    が、今の政治に怒るのではなく、弱者に当たり散らしたり、インテリ層に攻撃的
    になる。
    反知性主義の結果がこうなったのです。
    つまり政治の貧困、エリート官僚や、2世3世のお世継ぎ職業政治家に批判が
    向かずに、弱者やリベラルな知識人に向かうことで、権力者に目をそらされて
    いるのがわからない。
    また昔から支配の常套手段として、一致して国民が権力者に向かわないよう、
    互いにケンカさせて「分断して支配する」典型的な手口であることがわからない。
    国民にバカ教育して、何も知らせず、何にも教えず、ソフトな北朝鮮みたいな国
    ですから、そのツケはいつか権力者に必ず回ると、ボクは思いますけどね。


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  by weekly-yokoo | 2016-10-12 11:52 | バックナンバー | Comments(0)

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