今週の気になる? Vol.308
第308回 【未来といえば、人類は絶滅するのか?】
編集部:「今週の気になる」はどのようなことでしょう?
横尾 :参院選挙は確かに「憲法改定」という、ニッポンの未来がかかっていますが、
もっと長い時の流れを考えてみるようになりました。
何万年先とかの人類の未来です。
編集部:それはまたどうして?
横尾 :川上弘美『大きな鳥にさらわれないよう』という小説を読んだからです。
また核物質のプルトニウム239の半減期が2万4千年、という原発事故の
後始末や捨て場のない核廃棄物がどうにもならないことを考えたからです。
編集部:川上弘美の小説はどんな話なのですか?
横尾 :ひとことで言えば、近未来の話ではなく、遠い未来の話です。
数万年単位の話で、人類は滅亡しかかっている話です。
詳しくはボクの書いた書評のHPをご覧ください。
http://dd.hokkaido-np.co.jp/cont/books/2-0060222.html
編集部:数万年単位での人類や地球の未来の話は想像ができませんね。
横尾 :そうですね。
人類は確実に滅亡へ向かっています。
自分たちが作りだした核、貧困・戦争、温暖化などの環境破壊の要因が
あります。
そして自然現象で宇宙からの隕石落下、大氷河期の到来、火山の爆発などです。
編集部:自然現象では火山もですか?
横尾 :文芸誌で川上弘美と対談していた生物学者の池田清彦は、9万年前の阿蘇4噴火
(カルデラ噴火)の規模だと九州全滅、さらに山口、愛媛両県への影響で、
1000万人は死亡し、その後の火山灰で日本列島には人が住めなくなる、
と言っています。
編集部:つまり自然現象と人類の自業自得のような行動で、人類は滅びる?
横尾 :はい、ボクは絶滅へ向かっていると思います。
それは30年や50年先の近未来ではなく何千、何万という年単位の話
ですけど。
生物学的にみても人類は英知を発揮できないと思います。
情けない話ですが、ただ文学や生物学の視野がそこまで届いていることが
救いですね。
編集部:「今週の気になる」はどのようなことでしょう?
横尾 :参院選挙は確かに「憲法改定」という、ニッポンの未来がかかっていますが、
もっと長い時の流れを考えてみるようになりました。
何万年先とかの人類の未来です。
編集部:それはまたどうして?
横尾 :川上弘美『大きな鳥にさらわれないよう』という小説を読んだからです。
また核物質のプルトニウム239の半減期が2万4千年、という原発事故の
後始末や捨て場のない核廃棄物がどうにもならないことを考えたからです。
編集部:川上弘美の小説はどんな話なのですか?
横尾 :ひとことで言えば、近未来の話ではなく、遠い未来の話です。
数万年単位の話で、人類は滅亡しかかっている話です。
詳しくはボクの書いた書評のHPをご覧ください。
http://dd.hokkaido-np.co.jp/cont/books/2-0060222.html
編集部:数万年単位での人類や地球の未来の話は想像ができませんね。
横尾 :そうですね。
人類は確実に滅亡へ向かっています。
自分たちが作りだした核、貧困・戦争、温暖化などの環境破壊の要因が
あります。
そして自然現象で宇宙からの隕石落下、大氷河期の到来、火山の爆発などです。
編集部:自然現象では火山もですか?
横尾 :文芸誌で川上弘美と対談していた生物学者の池田清彦は、9万年前の阿蘇4噴火
(カルデラ噴火)の規模だと九州全滅、さらに山口、愛媛両県への影響で、
1000万人は死亡し、その後の火山灰で日本列島には人が住めなくなる、
と言っています。
編集部:つまり自然現象と人類の自業自得のような行動で、人類は滅びる?
横尾 :はい、ボクは絶滅へ向かっていると思います。
それは30年や50年先の近未来ではなく何千、何万という年単位の話
ですけど。
生物学的にみても人類は英知を発揮できないと思います。
情けない話ですが、ただ文学や生物学の視野がそこまで届いていることが
救いですね。
by weekly-yokoo | 2016-07-06 10:53 | 今週の気になる?