週刊!横尾和博
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今週の気になる? Vol.305

           第305回 【桜桃忌にちなむ】

編集部:さて「今週の気になる」です。


横尾 :6月19日は、作家の太宰治の死を悼んで毎年墓前祭が行われる「桜桃忌」
    です。
    昭和23(1948)年に武蔵野の玉川上水で愛人と情死しました。
    享年38歳、天才型の作家の死でした。

編集部:その太宰治が最近気になる理由とは?

横尾 :ボクも若いころよく読みましたが、最近芸能界から作家デビューした又吉直樹
    や押切もえがともに愛読書が太宰、というのに驚いたからです。
    いまどきの若い世代にも読まれているのだな、と。

編集部:いまだに若い文学好きには太宰ファンが多い、ということですね。

横尾 :そういうことです。
    そしてもうひとつ気になったのは、太宰の二女で作家の津島佑子さんが
    今年2月に亡くなったことで、「太宰文学史」というか時代が転換する時期を
    感じました。

編集部:太宰が亡くなって68年経つわけですが、その間にはブームのようなものが
    あったのですか?


横尾 :いくつかあったようです。
    そのブームと日本社会の変化を重ね合わせた若い世代の評論も最近出版されて
    います。

編集部:横尾さんお勧めの太宰の小説は?

横尾 :ボクは代表作の「人間失格」、敗戦と人間の虚無を描いた「トカトントン」、
    キリストを売ったユダの心理に迫る「駆け込み訴え」ですね。
    桜桃忌にちなんで桜桃でも食べながら再読してみたいですね。
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  by weekly-yokoo | 2016-06-15 11:01 | 今週の気になる? | Comments(0)

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