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週刊!横尾和博
月刊!横尾和博

今週の気になる? Vol.271

  第271回 【ノーベル文学賞の行方、ハルキ・ムラカミは?】

編集部:さて今週の気になるは?

横尾 :スワローズもセリーグ優勝してひと安心(笑い)。
    いま一番気になるのは、毎年この時期ですがノーベル文学賞ですね。
    やはり村上春樹が受賞するか、どうか?
    今週発表です。

編集部:予想はどうなのですか?

横尾 :村上のオッズは第2位ですね。
    第1位はベラルーシの女性作家、スヴェトラーナ・アレクシエヴィチです。
    戦争、チェルノブイリ原発ロシア(旧ソ連)の内部矛盾を表出したような
    作風の作家で67歳です。

編集部:村上春樹は毎年話題になりますね。

横尾 :先日出版された自伝的文学エッセイ、『職業としての小説家』では
    「騒ぎは迷惑」、とのニュアンスで発言しています。
    春樹の評価は賞ではなく、中身ですね。

編集部:世界中に読者がいるそうですね。

横尾 :世界で約50カ国語に訳されています。

編集部:どうでしょう?

横尾 :ずばり昨年は難しい、と予測して残念ながら「当たり」ました。
    受賞はフランスのパトリック・モディアノでした。
    今年も難しいでしょう。
    バランス感覚がありますから。
    ずばり今度は第三世界出身の男性作家でしょう。
    過去5年の受賞を述べます。
    2014年=パトリック・モディアノ(男性、フランス)
    2013年=アリス・マンロー(女性、カナダ)
    2012年=莫言(男性、中国)
    2011年=トーマス・トランストロンメル(男性、スウェーデン、詩)
    2010年=バルガス・リョサ(男性、ペルー)

編集部:心あたりはありますか?

横尾 :ボクはドケニア出身で、口承伝統を引き継ぐグギ・ワ・ジオンゴだと
    予想しています。
    村上春樹はアジア枠、あと3、4年先になりますね。

  by weekly-yokoo | 2015-10-07 10:27 | 今週の気になる?

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