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週刊!横尾和博
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第250回 【東京・世田谷区長選挙の教訓は?】

      第250回 【東京・世田谷区長選挙の教訓は?】

編集部:今週の話題はなんでしょうか?

横尾 :4月26日統一地方選挙後半戦、東京・世田谷区長選挙で現職の保坂展人さんが
    再選されました。
    それも自民党・公明党候補に10万票も差をつける圧勝です。

編集部:保坂さんは非自民の候補でしたね。

横尾 :無所属でしたが、民主、共産、社民、生活者ネットが応援していました。
    約196,000票対96,000票で、圧勝です。

編集部:横尾さんは注目されていたと思いますが、結果をどのように見ていますか?

横尾 :注目していたのは、第1に東京23区長選の対決型選挙で非自民候補だったこと。
    第2は脱原発派であること、第3に地方自治の原則にのっとり保育・子育て、
    高齢者福祉など、現場を一番よく見て、区民に近い行政を行ってきた実績です。

編集部:その実績が評価された、ということでしょうか?

横尾 :そうですね。
    投票率が下がった、とメディアが4月前半の統一地方選挙結果も報道していて、
    投票率は上がらない、と予想していましたが、世田谷では4年前に比べて、
    逆に1~2%アップしました。
    区民の関心が高かった、ということでしょう。

編集部:それはすごいですね。

横尾 :あらゆる選挙はボクたちの一票が基本ですから、まず参加(投票)しないとね。
    いま大阪都構想の住民投票や、来年夏の参議院選挙に向けて大きな政治の流れが
    できつつあります。

編集部:それはなぜですか?

横尾 :憲法改定にともなう国民投票が準備されているからです。
    早ければ来年の参院選挙後、来年(2016年)か再来年(2017年)初頭に
    国民投票が行われる政治スケジュールです。

編集部:そのなかでの世田谷区長選挙結果は大きいですね。

横尾 :そうですね。
    東京23区では中央区、渋谷区も非自民区長が誕生しました。
    大都市では自民は退潮傾向、これからがどうなるか政治から目が離せません。


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  by weekly-yokoo | 2015-05-13 10:43 | バックナンバー

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