今週の気になる? Vol.173
第173回 【小中陽太郎『翔(と)べよ源内』が野村胡堂賞受賞!】
編集部: さて今週の気になるですが?
横尾 : 以前このコーナーでも紹介した作家の小中陽太郎さんが、
新しくできた野村胡堂賞を受賞しました。
作品は江戸時代の破天荒な学者、平賀源内を描いた『翔べよ源内』です。
編集部: 賞の名前の野村胡堂とは、どういう人なのでしょうか?
横尾 : 時代小説、とくに捕り物を描いた小説で有名です。
テレビでもおなじみ「銭形平次」の原作者です。
編集部: なぜいま、野村胡堂なのでしょうか?
賞の目的は?
横尾 : 戦後、捕物作家クラブというのがあり、その後、
日本作家クラブという組織に改変され、その団体が野村胡堂のような
時代モノの小説や評論に賞を出そうということになったそうです。
時代モノをもっと活性化させようとの目的だと思います。
編集部:『翔(と)べよ源内』をあらためて紹介してください。
横尾 : 江戸時代、日本のレオナルド・ダ・ヴィンチと呼ばれる
発明家の平賀源内をモデルにした軽やかな戯作ワールドです。
脱藩して逆境のなかで自由に生き、挑戦者としての源内の姿が
とてもよく描かれています。
小中さんの語りの口調もとてもおもしろいです。
時代を軽やかに、また、自由に生きる精神は小中さんの本領発揮です。
編集部: さて今週の気になるですが?
横尾 : 以前このコーナーでも紹介した作家の小中陽太郎さんが、
新しくできた野村胡堂賞を受賞しました。
作品は江戸時代の破天荒な学者、平賀源内を描いた『翔べよ源内』です。
編集部: 賞の名前の野村胡堂とは、どういう人なのでしょうか?
横尾 : 時代小説、とくに捕り物を描いた小説で有名です。
テレビでもおなじみ「銭形平次」の原作者です。
編集部: なぜいま、野村胡堂なのでしょうか?
賞の目的は?
横尾 : 戦後、捕物作家クラブというのがあり、その後、
日本作家クラブという組織に改変され、その団体が野村胡堂のような
時代モノの小説や評論に賞を出そうということになったそうです。
時代モノをもっと活性化させようとの目的だと思います。
編集部:『翔(と)べよ源内』をあらためて紹介してください。
横尾 : 江戸時代、日本のレオナルド・ダ・ヴィンチと呼ばれる
発明家の平賀源内をモデルにした軽やかな戯作ワールドです。
脱藩して逆境のなかで自由に生き、挑戦者としての源内の姿が
とてもよく描かれています。
小中さんの語りの口調もとてもおもしろいです。
時代を軽やかに、また、自由に生きる精神は小中さんの本領発揮です。
by weekly-yokoo | 2013-10-30 11:25 | 今週の気になる?