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週刊!横尾和博
月刊!横尾和博

編集後記 Vol.106

先週末、パリの郊外で行われた「ジャパンエキスポ」は、今回で13回目を迎え、その観客動員数は回を追うごとに増加し、今年は21万人以上と過去最高を記録したようです。
日本のネットの動画サイトでは、会場に設置したブースからインターネットで生中継をしていましたが、その壇上に次から次へと現れる日本のアニメやゲームのコスプレをしたフランス人の若者(中には近隣の諸国からの参加者も)の熱気は凄かったですね。
コスチュームも凝っていたし、「実は日本に行ったことがある!」とか「秋に日本に行く予定なんだ!」と嬉しそうに日本の話をしていました。
ここのところはアニメやゲーム人気の日本ブームが主流ですが、今年は「ももいろクローバーZ」や「きゃりーぱみゅぱみゅ」の人気がすごく、そのコスチュームをした人たちも目立ったようです。フランスを中心としたヨーロッパにおける「ジャポニズム」という言葉は、もともと19世紀にパリで行われた「国際博覧会」の日本出展がもとになった言葉です。
明治に入って開国した日本が初めて世界にその文化の全容を公開したわけで、その時「浮世絵」が西洋画に大きな影響を与えたことは有名ですね。
その時代の浮世絵は大衆文化であり、今の漫画やアニメみたいなもんですから、最近の日本ブームが「現代のジャポニズム」と言われるのもうなずけます。
しかし、フランス人の日本好きは群を抜いてる気がしますね。柔道をやっている人は日本の5倍とも10倍とも言われてますし、ルイビトンの定番の模様は日本の市松模様から来ていると言うし、お寿司大好きだし・・・そういえば、ネット中継で聞こえてくるジャパンエキスポ会場の音に能の音楽が流れていたりもしました。
ももクロから能まで。ストライクゾーンが広いというのか、モノ好きなだけなのか・・フランス人。侮れないですね。


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  by weekly-yokoo | 2012-07-11 11:08 | 編集後記

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