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週刊!横尾和博
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第105回 【小沢新党はオリーブの木をめざせ!】

         第105回 【小沢新党はオリーブの木をめざせ!】

編集部: 今週の話題は?

横尾 : 政局がドロ沼化しています。
      小沢氏が先週火曜日(6月21日)、
      消費増税の衆院本会議で反対票を投じてから1週間経ち、
      今週離党届を民主党に提出しました。
      50人です。
 
編集部: 小沢さん、評判はよくないですが、言うことはスジが通っていますね。

横尾 : 小沢さんの善し悪しは別にして、
      今の野田政権にはなんの正当性もありません。
      マニフェストを守れないなら、
      まあ政治家が守れないということ自体がおかしいですが、
      解散総選挙がスジ。
      大型公共工事、整備新幹線、沖縄基地問題、消費税、
      取り調べ可視化、子ども手当、最低保障年金、ムダの削減、
      なにひとつできずに開き直った野田政権、第2自民党に未来はないですね。

編集部: 民主党、バカヤローの世界ですね。

横尾 : 2009年選挙で投じた一票を返してほしい。
      原発再稼働も同じです。
      菅政権で示した「脱原発」もサラリとやめて、
      大企業・電力会社寄りになりました。

編集部: しかし、小沢さんは飛び出して勝機はありますか?

横尾 : ゆるい連携、イタリアでかつてあった政党の連合体
      「オリーブの木」路線だと思います。
      前回ボクもこのコーナーで言ったように、ゆるやかな脱原発、
      反消費税の共同戦線です。
      社民党や維新の会が連携すれば一定の力になるでしょう。
      また、民主党も今後脱党者が増えると思います。
      そして民主、自民、公明の談合・翼賛政治を変えなきゃダメです。

編集部: でも可能ですか?

横尾 : 幸い日本では、原発事故を教訓に
      脱原発をめざす文化人の中沢新一さんたちが
      「グリーン・アクティブ」を作り、
      その政治部門である「緑の日本」は、
      脱原発候補支援の構想を掲げています。
      「オリーブの木」を繋ぐ役割を「緑の日本」には期待したいです。
      ただ、大手メディアはもう小沢新党タタキを始めていますが。

  by weekly-yokoo | 2012-07-04 10:55 | バックナンバー

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