人気ブログランキング | 話題のタグを見る
週刊!横尾和博
月刊!横尾和博

編集後記 Vol.62

ライトノベルというカテゴリーをご存じでしょうか?
簡単に言えば、中高生などティーン向けに書かれた小説なのですが、アニメやゲームの原作になることも多く、中にはテレビドラマや映画になるものもあります。おじさん世代的にいえば、昔のソノラマ文庫やコバルト文庫的なものと考えればいいでしょう。でも、ライトノベルが単なる子供向け小説ではないのが、ヒット作になるとその発行部数が1000万2000万を超えるということです。昨今のアニメブームなどのオタク文化が子供ではなく大人に支えられているところを見てもわかりますが、ライトノベルも読んでいるのは子供だけではないからなんですね。あと、熱狂的なオタクというのは同じ本を3冊ぐらい買ったりしますし。(読書用、保存用、布教用として)
実際のところ、ライトノベルという定義はあいまいで、コバルト文庫の時代から、内容的なもので考えれば、赤川次郎や筒井康隆なんかもライトノベル作家と言えてしまうのですが、あえてライトノベルとわける昔との圧倒的な差は、挿絵です。いわゆる美少女萌え系のイラストが表紙はもちろん、中の挿絵としても多めに使われています。コレ目当てで読む(買う?)人も多いようです。そこから、さらに発展して若い世代への読書習慣復活のために、昔の名作小説、いわゆる夏目漱石やら森鴎外やらのブックカバーに萌えイラストを使う商法も広がっているようです。一言で漫画世代とか、時代とかでは片付けられないムーブメントがあるようです。
ちなみにライトノベルは通称、“ラノベ“なんて言われます。

  by weekly-yokoo | 2011-08-31 11:07 | 編集後記

<< 今週の気になる? Vol.62 第61回  【民主党代表選、脱... >>

SEM SKIN - DESIGN by SEM EXE