第2回 【相撲協会は民営化、株式会社で大改革を!】
第2回 【相撲協会は民営化、株式会社で大改革を!】
編集部:いよいよ7月11日(日)から大相撲名古屋場所が始まりますが、横尾さんは相撲好きですか?
横尾 :相撲大好きですね。ボクらの子どもの頃は、スポーツと言えば野球か相撲位しかなかったんですよ。よく学校の校庭に丸い土俵書いて、やりましたね。サッカーやバスケなんかはなかったですね。子どもの好きな物は、「巨人、大鵬、玉子焼き」と言われた時代でしたから。
編集部:得意技とかありましたか?
横尾:ボクの得意技はすくい投げ、小手投げ。相手にワザと土俵際まで押させて油断した所をうっちゃりとかね(笑い)。
編集部:すくい投げですか。大鵬の得意技でしたね。ところで、相撲ファンとして、今回の一連の不祥事をどのようにみてますか?
横尾 :話にならないですね(笑い)。不祥事連発でしょ。弟子への暴行事件、大麻、朝青龍、暴力団への枡席への優先チケット、そして今回の賭博と。相撲協会に自浄能力がないのが一番の原因。
編集部:なんで自浄能力がないんですかね。
横尾:角界というのは、お相撲さんだけですべてをやっている閉鎖的な社会です。社会の中で他人と交わるための能力や、世間の常識や知識を身につける能力といった、いわゆるソーシャル・スキルが身につかないんですね。ソーシャル・スキルのない組織や、内部に閉じこもる集団は必ず滅びますね。
編集部:今度の問題では、外部の調査委員会が協会に処分などの勧告を出し、協会が受け入れましたね。今月の4日に処分が出ましたが、まだ協会内部にも不満があるようです。
横尾:協会はまだ危機意識がない。どんなことがあっても組織が潰れない、と思っている。霞ヶ関と同じですね。外部委員会も最初から「名古屋場所開催ありき」で論議していたような気がするよね。協会に甘いね。抜本的な改革をしないとまた問題起こすのは目に見えています。
編集部:4日の相撲協会理事会で大嶽親方、琴光喜解雇の処分については…
横尾 :トカゲの尻尾切り、ですよ。この二人に責任を取らせて逃げ切りを図っているんですね。
編集部:横尾さんだったらどのような改革案を出しますか?
横尾 :過激派のボクとしては、まず「財団法人」という公益法人をやめて株式会社にします。そして外部から役員を入れて、今の組織形態を全部変えます。不祥事が起きたら、親方、力士、関係者は懲戒解雇などの処分。そしてコンプライアンスを重視。社員(力士)には社会常識を身につけさせる。いっそ非営利組織のNPOにしてみてもいいのかと?(笑い)
編集部:なるほど。案外、株式会社にするのはいいかもしれないですね。
横尾 :だって、ふつうの会社だったら今までの不祥事だけでも、とっくに会社は潰れているよ。会社組織にして、テレビ中継もNHKはやめて、民放で視聴率が取れると思った局が、放映すればいいんです。もともと相撲は興行なんだから、プロレスなどほかの格闘技と一緒に扱えばいいんですね。もったいつけて「国技」「相撲道」「相撲は神事」なんていっているから、ウソ臭くなるんですよ。
編集部:よく横綱昇進の時に、使者に難しい四文字熟語を言っていますよね。「不惜身命」とか…。
※「不惜身命(ふしゃくしんみょう)」 → 体や命を惜しまないで尽くすこと
横尾 :言葉の意味わかってないんじゃないかと思いますよ、力士は。本当に「相撲道」というのなら、アマの世界に求めるべきだと思いますね。
編集部:プロの相撲界では、最近では外国人もたくさん入門していますしね。
横尾 :そう、だから興行、ショーなんだと思えばいいんですよ。もちろん暴力団などの反社会的勢力とは縁を切るようにしないと。前からいわれている相撲賭博や八百長相撲の実態も、今回は明らかにはならなかったですね。
編集部:株式会社化して、土俵近くの枡席チケットも誰でも買えるようになるといいですね。
横尾 :そうそう。株式会社にして公平に販売すればいいんです。我々庶民も気軽に見にいけるしね。
編集部:文部科学省も手ぬるい、との声もありますが。
横尾 :文科省も甘やかし過ぎ。なんで相撲協会に厳しいこと言えないのかね。「公益法人の認可取り消し」、くらい言えばいいんですが。あんまり厳しくすると、自分たちも巨大組織だから、組織に跳ね返ってくるのを恐れているんですかね。NHKも名古屋場所は中継を中止したほうがよいと思いますよ、中止になればみながこの問題を真剣に考えるきっかけになると思うけどな。
編集部:今回も旬な話題を評論して頂きありがとうございました。私も一度位は生で相撲観戦してみたいものですね。
注意 :NHKは7月6日夕刻、名古屋場所の生中継を取りやめる事を発表。大相撲中継史上初の措置。
編集部:いよいよ7月11日(日)から大相撲名古屋場所が始まりますが、横尾さんは相撲好きですか?
横尾 :相撲大好きですね。ボクらの子どもの頃は、スポーツと言えば野球か相撲位しかなかったんですよ。よく学校の校庭に丸い土俵書いて、やりましたね。サッカーやバスケなんかはなかったですね。子どもの好きな物は、「巨人、大鵬、玉子焼き」と言われた時代でしたから。
編集部:得意技とかありましたか?
横尾:ボクの得意技はすくい投げ、小手投げ。相手にワザと土俵際まで押させて油断した所をうっちゃりとかね(笑い)。
編集部:すくい投げですか。大鵬の得意技でしたね。ところで、相撲ファンとして、今回の一連の不祥事をどのようにみてますか?
横尾 :話にならないですね(笑い)。不祥事連発でしょ。弟子への暴行事件、大麻、朝青龍、暴力団への枡席への優先チケット、そして今回の賭博と。相撲協会に自浄能力がないのが一番の原因。
編集部:なんで自浄能力がないんですかね。
横尾:角界というのは、お相撲さんだけですべてをやっている閉鎖的な社会です。社会の中で他人と交わるための能力や、世間の常識や知識を身につける能力といった、いわゆるソーシャル・スキルが身につかないんですね。ソーシャル・スキルのない組織や、内部に閉じこもる集団は必ず滅びますね。
編集部:今度の問題では、外部の調査委員会が協会に処分などの勧告を出し、協会が受け入れましたね。今月の4日に処分が出ましたが、まだ協会内部にも不満があるようです。
横尾:協会はまだ危機意識がない。どんなことがあっても組織が潰れない、と思っている。霞ヶ関と同じですね。外部委員会も最初から「名古屋場所開催ありき」で論議していたような気がするよね。協会に甘いね。抜本的な改革をしないとまた問題起こすのは目に見えています。
編集部:4日の相撲協会理事会で大嶽親方、琴光喜解雇の処分については…
横尾 :トカゲの尻尾切り、ですよ。この二人に責任を取らせて逃げ切りを図っているんですね。
編集部:横尾さんだったらどのような改革案を出しますか?
横尾 :過激派のボクとしては、まず「財団法人」という公益法人をやめて株式会社にします。そして外部から役員を入れて、今の組織形態を全部変えます。不祥事が起きたら、親方、力士、関係者は懲戒解雇などの処分。そしてコンプライアンスを重視。社員(力士)には社会常識を身につけさせる。いっそ非営利組織のNPOにしてみてもいいのかと?(笑い)
編集部:なるほど。案外、株式会社にするのはいいかもしれないですね。
横尾 :だって、ふつうの会社だったら今までの不祥事だけでも、とっくに会社は潰れているよ。会社組織にして、テレビ中継もNHKはやめて、民放で視聴率が取れると思った局が、放映すればいいんです。もともと相撲は興行なんだから、プロレスなどほかの格闘技と一緒に扱えばいいんですね。もったいつけて「国技」「相撲道」「相撲は神事」なんていっているから、ウソ臭くなるんですよ。
編集部:よく横綱昇進の時に、使者に難しい四文字熟語を言っていますよね。「不惜身命」とか…。
※「不惜身命(ふしゃくしんみょう)」 → 体や命を惜しまないで尽くすこと
横尾 :言葉の意味わかってないんじゃないかと思いますよ、力士は。本当に「相撲道」というのなら、アマの世界に求めるべきだと思いますね。
編集部:プロの相撲界では、最近では外国人もたくさん入門していますしね。
横尾 :そう、だから興行、ショーなんだと思えばいいんですよ。もちろん暴力団などの反社会的勢力とは縁を切るようにしないと。前からいわれている相撲賭博や八百長相撲の実態も、今回は明らかにはならなかったですね。
編集部:株式会社化して、土俵近くの枡席チケットも誰でも買えるようになるといいですね。
横尾 :そうそう。株式会社にして公平に販売すればいいんです。我々庶民も気軽に見にいけるしね。
編集部:文部科学省も手ぬるい、との声もありますが。
横尾 :文科省も甘やかし過ぎ。なんで相撲協会に厳しいこと言えないのかね。「公益法人の認可取り消し」、くらい言えばいいんですが。あんまり厳しくすると、自分たちも巨大組織だから、組織に跳ね返ってくるのを恐れているんですかね。NHKも名古屋場所は中継を中止したほうがよいと思いますよ、中止になればみながこの問題を真剣に考えるきっかけになると思うけどな。
編集部:今回も旬な話題を評論して頂きありがとうございました。私も一度位は生で相撲観戦してみたいものですね。
注意 :NHKは7月6日夕刻、名古屋場所の生中継を取りやめる事を発表。大相撲中継史上初の措置。
by weekly-yokoo | 2010-07-07 11:16 | バックナンバー