月刊 第16回 【まちの景色とおバカな政治!】
月刊 第16回 【新型コロナウイルスが爆発的感染!】
編集部: 新型コロナウイルス問題、いよいよ非常事態宣言、
首都封鎖(ロックダウン)が現実味をおびてきました。
横尾 : 危機的な状態です。
1月以来、新型コロナウイルスの感染拡大は各方面に重大な
社会問題を起こしています。
3月は学校の休校、子どもたちの行き場や学童保育、
在宅ワーク、フリーの人たちの仕事減、
観光や外食産業などの経済的打撃など社会不安が増大しました。
部品や材料などの輸入も止まり、製造業も打撃です。
相変わらずマスク、消毒液などが不足し、医療体制も心配です。
患者が多くなると医療崩壊を招き、日本は危機的な状況です。
編集部: いまは4月1日(水)の午前中ですが、
非常事態宣言や都市封鎖は発表されていません。
政府が出し渋っているのはなぜでしょうか?
横尾 : 政府は3月31日の年度末までは経済界、
金融市場の様子をうかがっていたのでしょう。
株などが暴落すると年度末の企業決算が大赤字になり、
経済が破綻状況になるからです。
またオリンピックをどうするか、IOCの決定待ちだったので、
深刻な事態を隠していたのです。
編集部: すると非常事態宣言や都市封鎖が発表されるのは間違いないですね?
横尾 : 早ければ今日中にもあるかもしれません。
編集部: ヨーロッパやアメリカでも危機的に広がっています。
横尾 : 中国が震源地でしたがイタリアをはじめ、いまは全世界で流行。
パンデミックと呼ばれる事態ですね。
編集部: 日本は非常事態宣言や都市封鎖も含めて、
入国管理、検疫など後手が指摘されています。
横尾 : 1月以降、すべての段階で対策が遅れました。
コロナ発生は止むを得ないとしても、人災です。
編集部: 人災、というのは政府の事態の認識や対策のことですよね?
横尾 : はい、すべてが後手に回りましたね。
いまは完全に「感染対策」は政治問題、
官邸や官僚の自分たちの生き残り作戦になってしまいました。
編集部: どういうことですか?
横尾 : どのような対策を打ち出せば、人気(政権支持率)が上がり、
また失敗しても自分たちの責任が問われないか、ばかりです。
具体的には東京五輪、年度末企業対策、経済対策、学校の再開などです。
肝心の医療問題は成果にならないので、
医療関係者に丸投げで「わしゃ、知らん」というスタンスです。
日本の感染者があまり増えず、感染率が中国やヨーロッパに比べて低いのは、
検査をしないからです。
また「隠れ感染」や「症状が出ない感染」なども数多くいるかと思います。
「感染していると周囲にわかったら村八分にされる」という、
集団的ヒステリ状態、社会不安に陥っています。
編集部: どうすれば社会不安を解消できますか?
横尾 : 政治家や役所の強いメッセージです。
強いとは「がんばろう!」などの強権的な精神論という意味ではなく、
具体的な例を挙げて情報を公開し不安を解消することです。
まずデマを払拭し厳罰に処することです。
またこの機に乗じて儲けようとするマスク転売者に厳しく取り締まり、
社会的な見せしめにすることです。
また検査キッド、治療薬などの開発見通し、
実用化の時期をはっきり提示すること。
これは企業秘密で各社は内緒でしのぎを削っています。
情報公開を迫るべきですね。
子供も大変ですが、死亡率の高い高齢者に対して外出自粛の呼びかけですね。
このような具体策を示すことで社会不安を解消するべきです。
編集部: いずれにせよ東京での爆発的感染が心配されています。
横尾 : 東京をはじめ大都会での感染拡大はこれから止まらないと思います。
この4月から5月が危険です。
大都会は感染ルートを追うのもムリだし、
どんなことしても密集を避けられない都会では「外出自粛」ではなく
「外出禁止」にしなくては防止できません。
いずれにせよ政治家が自分にとって何が有利かという「政治問題」と
するのではなく、純粋に医学的見地から、自分が攻撃されても、
ちゃんとした真実を発信し、責任をとたなくてはどうにもなりません。
買い物や通院など、最低限の外出で自己防衛しかないです。
仕事も学校もすべて当面1か月休みに、
収まらなければ2か月以上休みにしなくてはダメです。
おバカな政府の取り組みは、いよいよ国民の生死に関わってきます。
志村けんさんは、その犠牲者だと思います。
# by weekly-yokoo | 2020-04-01 12:35 | バックナンバー
今週の気になる? 月刊 Vol.16
月刊 Vol.16 【志村けんさん逝く】
編集部:今月の気になることは何でしょう?
横尾 : 新型コロナウイルスの感染で3月29日、
タレントの志村けんさんが亡くなりました。
有名人の死は世間に衝撃を与えました。
編集部: 残念なことです。
横尾 : 東京は今年の桜の開花が早く、東京では満開が3月23日。
その花の季節に逝ってしまいました。
お笑いコントでは、ドリフターズは最前線でしたからね。
編集部: 志村けんさんとは、テレビの世界でお付き合いがあったのですか?
横尾 : お笑い系やバラエティのタレントさんとはあまりお付き合いがなかったです。
編集部: テレビ界のトップで、広い世代から人気を集めていた芸人さんでしたね。
横尾 : ボクは「8時だョ!全員集合」の時代から、
「バカ殿様」「だいじょうぶだぁ」など今に至るまで必ず見ていました。
古い80年代の再放送をBSでも見ています。
編集部: 志村さんへの思いを聞かせてください。
横尾 : ボクは1960年代の後半、
新宿のACBというジャズ喫茶のことを思い出します。
グループサウンズが全盛期の時代で「ザ・タイガース」
「ブルー・コメッツ」などのバンドが毎日ライブをやっていました。
当時は若い女の子に大人気で、沢田研二、萩原健一などスターに対して
女の子がキャア、キャア店の前で大騒ぎしていました。
編集部: そんな時代があったのですね。
横尾 : その時の出演バンドで変わり種が「いかりや長介とザ・ドリフターズ」でした。
音楽もやるけどお笑いコントもやるというコミックバンドです。
ドリフ出演のときは店先の女の子、ほとんどいませんでした(笑)。
付き人、バンドボーイが楽器を運び、準備をしている姿をよく見ましたね。
自分と同じくらいの年齢の人です。
その中に無名の志村けんさんがいたのですね。
編集部: なぜ横尾さんは、そのライブ喫茶を知っていたのですか?
横尾 : ボクの通っていた高校の交差点を挟んだはす向かいにあったからです。
編集部: そうですか。その後志村けんさんは付き人から正式メンバーになったのですね。
横尾 : 志村さんも付き人時代は苦労したそうです。
苦労した分、もっと息の長い活躍をしてほしかったです。
コロナで亡くなるとは思っていなかったでしょう。
ご冥福をお祈りいたします。
# by weekly-yokoo | 2020-04-01 12:18 | 今週の気になる?